すっかり色づいた稲穂、稲刈りも始まっています。
朝から夫が、電話口で大きい声を出していました。
「ちゃんとこちらの話を聞きなさい!」
「その口のきき方は何だ。タメ口で話すとは失礼じゃないか!」
電話の向こうの相手は、役場の女性職員。
傍で聞いている私は、ハラハラドキドキ。
集落の自治会長のような役割をしている夫は、本来なら
役場がするべき仕事を押し付けられることが多い。
なのに、役場の職員は、そのことを良く理解できていないらしい。
問い合わせをしても、対応が鈍くて、迅速に働かない。
加えて、態度がデカい。
「それに関しては、私もよく分からないんですよ」
などと、担当者が平気で言う。
しかも、返事をするときに「はい」ではなく、「うん」と言ったりする。
ただでさえ礼儀にうるさく、気が短くて怒りっぽい夫が、
そういう態度にブチ切れるのは無理もないと、私も思う。
田舎に住んで驚いたのは、公務員がすご~くエリート扱いされていること。
働く場が無い地方では、安定した収入が得られる公務員は憧れの職業なのです。
退職後も、何かの団体の役職について、その肩書に「学識経験者」なんて書いてあるから
「えっ、あの○○ちゃんが?」なんて、びっくりしちゃう。
教師の場合は、辞めた後も周りからずっと先生と呼ばれて過ごしている。
こういう環境だから、公務員の方々は、自分が偉いのだと勘違いしてしまうのでしょう。
もちろん、全員がそうではありませんが。
ちなみにワタクシ、役場に行くときにはメガネとマスクを着用するように
心掛けています。
「ホラ、あの人、口煩い××さんの奥さんよ」なんて、指さされないようにね。