団塊のしっぽが綴る ありのままの田舎暮らし

躊躇いながら近づいてくる未来と、静かに佇む過去のはざまで。

頼りがいのあるオバサン、足を引っ張るオジサン。

2017-07-31 | 日々のこと。


庭に咲いたカサブランカ。切って部屋に飾りました。部屋中が、芳醇な百合の香りに包まれました。





これは、田舎も都会も、老いも若きも、同じだと思いますが、
往々にして、女性は元気で、男性はいまいち覇気がありませんね。

夫は今年、集落の自治会長のような役をしています。
それはもう、予想を上回る忙しさで、こき使われて(?)おります。
集落の自治に関する様々な問題や対策、役場との連絡、住民間の苦情処理、
お盆やお彼岸の行事、神社の例祭、運動会、公民館祭り・・・と、
てんてこ舞いの日々。

もちろん、それらを一人でやる訳ではありません。
役員と呼ばれる人が何人かいて、その方たちと一緒に計画を立てて、
住民の皆さんに参加して頂くのです。

そんな時、長である夫が一番頼りにしているのが、
婦人会のオバサンじゃなくて、おば様たち(お婆さんも含む)です。
話が早い、行動力がある、強力なネットワークを持っている、地域に精通している。
そのうえ、信頼できる。
と、本当に心強い方々なのです。

それに引きかえ、
オジサンたち(お爺さんも含む)は足を引っ張ってばかり。
話を聞かない(聞く気が無い)、文書で回しても読まない、
道理は分かっても文句を言わないと気が済まない、動かない・・・と、
まるで聞き分けの無い子供。
どうして男ってこうなのかしらね?

間もなく近づいてくるお盆のお祭り、来月は敬老会と彼岸祭。
もちろん、妻である私もいろいろ働かなければなりません。
ああ、またひと悶着あるんだろうな。
ちょっと憂鬱^^;

でも、いいの。
もう、婦人会には根回し済みですから((´∀`*))



田舎の、こういうところが嫌い。

2017-07-28 | 日々のこと。


これが、件の楓。ちょっと分かり難いかもしれませんが、真ん中辺りをスッキリさせて、
向こう側からも見えるように剪定しました。





日本の田舎の人が全部そうだとは思いませんが、少なくとも
私が住んでいる地域の人は、言うべきことを、直接相手に伝えるのが苦手なようです。

つい先日、こんな事がありました。
近くの交番のお巡りさんが、わが家を訪ねてきたのです。
用件は、
「道路に面した角地に植えてある楓の木の葉が茂り過ぎて、
角を曲がる車の視界を遮っている。ついては、枝を少し切って欲しい」
という、苦情が寄せられているとのことでした。
(枝が道路にはみ出している訳ではありません)

・・・・・・・?!

そんなこと、本人が直接言いに来ればいいと思いません?
家の前の狭い道路を日常的に使うのは、ほとんどが近所の人達なのです。
つまり、いつも顔を合わせている間柄です。
わざわざ交番に言いつけに行かなくても、自分で言いに来ればいいじゃないの。
と、私は思うのです。
人の噂話は大好きで、聞きたくないこともたくさん聞かせてくれるのに、
肝心なことは陰でコソコソ。
こういうの、ホントに不愉快です。

話は少し変わりますが、引っ越してきたばかりの頃にも、こんなことがありました。

ある日、知らないオジサンがやって来て、
「ここに書いておいてくれれば、後で取りに来るから」と言って、
紙切れを下駄箱の上に置いて行ったのです。
見ると、自民党の県会議員の後援会への申込書でした。
夫に話すと、その議員という人は夫の親戚筋に当たる人で、地元の有力者らしい。
持ってきたオジサンは、後援会のまとめ役のような人。

有力者かなにか知りませんが、私はその議員に会ったこともありません。
会ったことも無い人の後援会に入るなんて考えられないので、
後日、申込書を取りに来た時に、夫婦で丁寧にお断りしました。
それで済んだと思っておりましたら、近くに住む義姉の家に行って、
随分と文句を言ったらしいのです。
はぁ? でしょ。

言いたいことがあるなら、その時に言えばいいのに。
それに第一、知らない他人に支持政党や支持者を強制させられる覚えはない。
それって、はっきり言えば、基本的人権の侵害でしょ。
そういうこと、考えたことないのかな? 多分、ないんだろうな。

地域の方たちとは、概ね良好な関係を築いていると思っていますが、
たま~に、こういうことがあります。
何故そうなのか、社会学的に説明がつきそうだけど、
今の私の頭の中はその手の知識が空っぽなので、上手く言えません。

都会暮らしの長かった人間が、Uタ~ンして田舎で暮らしていくには
時として、理不尽な思いをさせられます。
そしてまた、相手もそう思っているかもしれないのです。
やりにくいヤツが引っ越してきたもんだ、と。





ツイていないときは、ツイていない。

2017-07-25 | 日々のこと。


ウォーキングの途中で見つけた、大きな蜘蛛。




昨日、今日と、「ツキ」に見放されています。

昨日は、Amazonに注文したブラウスが品切れで
出荷できないという、残念な連絡があった。
デザイン、柄、価格と、どれも希望にピッタリで、
見つけたときには、「コレだっ!」と、舞い上がったのに^^;

そして、今朝のこと。
シャワーを浴びようとしたら、お湯が出ません。
夕べはちゃんと出たのに。
夜の間に、何があったの?
5月に故障して、4万5000円も掛けて修理したばかり。
まだ、2カ月しか経っていない。
しかも、業者と連絡が取れなくて、いつ直してもらえるのかさえ不明。
田舎だから、業者と言っても隣の県なのですよ。
大手メーカーの温水機なのに、この不便さ。
今夜は、近くの温泉に行きます。

ツイていないときって、次々に嫌なことが起きますね。
これって不思議。

トキメキと達成感。

2017-07-23 | 日々のこと。


まん丸の大きな夕陽。




先日、日野原重明さんの訃報をニュースで知った時に
「ああ、人間はやっぱり不死身ではないんだな」と、
子供のようなことを思ってしまいました。

100歳を越えても医師として活躍された日野原さん。
最期の時間も、きっと、日野原さんらしく穏やかに過ごされたことでしょう。

「創(はじ)めることを忘れなければ、人は老いることはありません」
日野原さんの言葉です。

巷の「終活」ブームに、すごく違和感を覚える私は、
この言葉にとても励まされました。

何かを創めたいという、トキメキ。
そこから得られる、細やかな達成感。
この2つこそ、これからの人生を豊かにしてくれる
キーワードのような気がします。






漁火を眺めながら思うこと。

2017-07-19 | 日々のこと。


夏の夜の海を彩る漁火。実際は、もっとずっときれいです。



大病をして以来、ウォーキングは大切な日課となりました。
足掛け10年。余程の事情がない限り、毎日歩いています。
とは言え、
今日のように気温が35度もある日は、明るい内は暑くて無理なので、
陽が落ちてから歩きます。

この時季の歩く楽しみは、何といっても夜の海に浮かぶ漁火を眺めること。
それはもう、びっくりするくらいに美しい風景なんですよ。
噂には聞いていましたが、初めて自分の目で見たときには
「うわぁ、きれい!!」と、思わず声を出してしまいました。

群青色の空と海。
その境にキラキラと灯る無数の明かり。
何だか、とても神秘的で、深い感銘を受けます。
同時に、こうして夜の海辺で一人、漁火を眺めている私自身の
運命の不思議を感じます。

東京で育った私が、何の因果か辺境の地(言い過ぎか?)に移り住み、
思いもかけなかった田舎暮らしをしていること・・・
想像だにしなかった人生を歩いていること・・・

本当に、人間て、一寸先は何が起きるか分からないのですね。
そして、それゆえに、生きる意味があるのでしょう。
そう思うと、悲観してクヨクヨすることは何もないし、逆に、
今が上手くいっているからと、人生を甘く見ることもできません。
すべては、運命の思し召しのままに・・・ということでしょうか?






異父姉妹。

2017-07-17 | 日々のこと。


猫の寝姿って、癒されますね。




コヤ(左・2歳)とコテ(右・3歳)。2匹とも雌。
わが家の物置の庇の下に住み着き、ときどき家の中にも入ってきます。

この子たちの母親はノラ子と言って、
4年ほど前に、わが家の庭にちょくちょく遊びにきていました。
夫は大の猫好きなので、来るたびに餌をやっていましたが、
ノラ子は一定の距離を頑なに守り、懐くことはありませんでした。

コテとコヤは異父姉妹。

コテの父親は、オヤジ。
オヤジは地域の野良猫のボスでした。
大らかで、器の大きそうな猫であることは、見ていると分かりました。
けれど、寄る年波には勝てず、ボスの座を奪われることに。
新しいボスはヨリンキー。
これがまた、とんでもない悪猫で、人家の台所に忍び込んで食べ物を漁ったり、
世間知らずの家猫を脅したりするので、皆(人間)から嫌われています。
こんな父親を持ったにも関わらず、コヤは明るくて天真爛漫。
1日をほとんど寝て暮らす省エネタイプのコテと違って、甘え上手で悪戯好き。
夫の猫愛を、ほとんど独占しています。

大学入学で上京するまで、ずっと猫と一緒に育った夫は、
コテとコヤにも家猫として住み着いて欲しいようですが、
2匹は生まれが野良なので、家に落ち着くことができません。
基本的には家の敷地の中をウロウロし、庇の下の小屋で眠り、
たまに遠出をし、気が向くと(主に寒い冬と暑い夏)家の中に入りたがります。
今は外が暑いので、こうして家の中で朝から昼頃まで眠っています。

食べ物は保障され、冬は湯たんぽ付きの小屋で眠り、
ペットのように束縛されることも無く・・・お気楽ですね。





ノーと言えない、駄目な私・・・

2017-07-14 | 日々のこと。


梅雨時に咲く、合歓の花。



今日は、月に一度の診察日でした。
コレステロールのLDLの数値が150と、
基準値よりも高いので、昨年の6月から薬を飲み始めました。
プラバスタチンNa塩錠5mgを1日1錠。

ずっと何年も、薬を拒否して来たのですが
診療所の主治医との毎回の攻防に疲れて、飲むことにしたのです。

コレステロールを下げる薬に関しては、
医師の間でも、ずっと前から賛否両論がありましたが、
ここにきて俄かに「飲むべきではない」という声が大きくなったような気がします。
一昨日のNHKの「あさイチ」でも取り上げていましたね。

そして今日、図書館で何気なく手に取った「薬のチェックは命のチェック」
(特定非営利活動法人医療ビジランスセンター発行)という本を
パラパラとめくったら、「コレステロールは絶対に下げるな」ということが
多角的に、詳しく書かれていました。

が~ん。
やっぱり。
どうすればいい?私。

6月25日に「小林麻央さん安らかに」というタイトルで書いたブログで
私が10年前に大腸癌の手術をしたことを書きました。
手術は大きな病院でしましたが、術後の闘病を支えてくださったのが
診療所の主治医です。
休診日でも、私が辛いときにはすぐに家にまで駆けつけて処置してくださったり、
めげそうになった時には、心強い精神的な支えにもなってくれました。
それからずっと、定期検査も含めて、何かとお世話になっています。
なので、「薬を飲むのを止めたい」とは、言いにくくて。
でも、できれば止めたい。
ああ、どうすればいいの? 悩ましい。

それにしても、何故、
同じ医師の間で、こうも意見が違うのか? 患者は、何を信じればいいのか?
「どちらを選ぶかは、患者の自己責任」、と言うのだけはやめてほしい。
だって、患者は医学に関しては素人なのだから。

とりあえず、ワタクシ、来月の診察日までにじっくり考えて、
結論を出します・・・きっと。







光る海。

2017-07-12 | 日々のこと。



キラキラと光る海。きれいでしょ。



ウォーキングを日課にしていますが、夏は、夕方に歩くことが多いです。
先日、少し曇った日に海辺を歩きました。
そうしたら、海がキラキラと光っていました。
雲間から差し込んだ陽光を波が跳ね返して、その反射が
まるで海面に浮かぶ無数のダイアモンドのよう。

今の時季、この浜辺は、海に沈む大きな真っ赤な夕陽がそれは見事なのですが、
こんなふうに、静かな美しさを湛えた風景もステキだなと思いました。

光る海・・・

見とれていたときに、突然、思い出しました。
そう言えば、昔、「光る海」というテレビドラマがあったなぁ・・って。
確か、私が高校生か大学生の頃。

原作は「青い山脈」で有名な石坂洋二郎で、忘れてしまいましたが、
他にもいくつかの作品がドラマ化されたと思います。
中野良子さん、島田陽子さん、沖雅也さん・・・などが、活躍していました。
覚えていらっしゃいますか?

見ていると気恥ずかしくなるような、青春ドラマの王道でした。
バブルも、援助交際も、ルーズソックスも、スマホも、ネットも、震災も、
そんなものが何もない純情な時代のお話。

今の人が見たら、何て言うかしらね?
「ありえない~っ」かな。
でも意外に、受けるかもしれませんね(?)



夫の、ねじくれた性格。

2017-07-09 | 日々のこと。


今日は雨。猫と一緒にそぼ降る雨を眺めている夫。後ろから蹴とばしたい・・・?!




朝早く、近所の仲良しの農家さんが
「さっき採ったばかりだよ」と、
トウモロコシを5本届けてくださいました。
雨の中を。ありがたいです。

大好物なので、早速、3本を茹でて、
残り2本は、昼食用にコーンポタージュを作りました。

ポタージュは、びっくりするほど美味しく出来あがりました。
甘くて、香りもよくて。

「プルプルするほど、美味しいポタージュよ」と、
夫にも報告しました。

わが家では、10年ほど前から食事作りは基本的に夫の担当です。
もちろん、本人の希望で。
前にも書きましたが、料理は夫の趣味。
食べることも作ることも大好きなのです。

よって、昼食は、ポタージュに合わせた物を用意してくれる
とばかり思っていました。
ところが、よりによって、うどんを作ると言い出したのです。
何故?

「おかずが、思い浮かばないから」ですって。
「チャーハンでいいんじゃない?」と、言いましたが
気に入らない様子。
「あ、そ」

こういう場合、私はあっさり引き下がります。
ポタージュは夕食用に回しました。
でも、お腹の中は煮えくり返っています。

ときどき顔を出す、私には理解できない夫の屈折、
もしくは、ねじくれた性格。
天邪鬼というか、意地が悪いというか。
何なんでしょうね?
何年たっても、慣れることができません。



美味しそうでしょう?









疲れた時は、ちょっと日帰り温泉へ♪

2017-07-07 | 日々のこと。



徒歩で、というわけにはいきませんが、
車を30分程走らせると、有名な温泉地があります。

立派な旅館がたくさん並んでいますが
わが家が銭湯気分でときどき利用するのが
国民宿舎の日帰り入浴です。

なにしろ入浴料金が一人400円とお安い。
しかも、いつ行っても空いている。
先日、お昼ご飯を済ませてすぐに行ったところ、
女湯のお客は私一人だけ。
貸し状態切りです。

鼻歌を歌ったり、ちょっと泳いだり(笑)
広いお風呂場を独り占め。
なんて贅沢なんでしょう。
ラジウムが含まれているせいか
この温泉に浸かった後は、疲れが取れて身体が軽くなります♪



小高い山の上にあるので、眼下に広々とした田園風景が臨めます。