ニコンがフイルムカメラ部門を縮小する事になりFM3Aの生産中止が決まる。
中古で購入しようと思ったが、程度の良いのは定価付近の値段であり、とても買えそうにない。機械式シャッターと電子シャッターの両立で、電池が切れたら機械式になるという。露出計が指針なのも見やすい。かってFEを使っていたのでその便利さはわかる。でも私には買えなかった。
それ以前発売のnewFM2はヤフーオークションでも手頃な値段で出品されており、比較的手に入れやすくい。運良くAF50mmF1.4付きが3万円台で購入できた。
ほとんど傷のない「良品」であったが、巻き戻しクランクのバネの効きが悪くブラブラしていたのでニコンサービスステーションにもってゆくと無料で直してくれ、点検も無料でしてくれた。ここら辺のアフターサービスは親切である。
使い勝手はほとんどマニュアル操作であるが、わかりやすい。フイルム巻き上げも手動であるが、これがまたいい。
デジカメはいろいろボタンが付いているが、このカメラは、シャッターと露出ダイアルだけ、あとは使用者の意図で決める。
電気を使わないシャッターで4000分1秒の早さが可能なシャッター音は短めで余韻もあまりない。物足りない感じもするが、高性能な機械音に聞こえる。
長所はコンパクトで丈夫なこと。以前使っていたFMは何度も登山に持って行き荒っぽく使っていたが、壊れたことなどなかった。