光のスクラップ

主に京都のお寺を撮っています。花を撮るのも大好きです。

Micro Nikkor 55mm & 105mm

2006年05月29日 | ニコン

105mm_1 最近、撮る被写体は植物が多く、マクロレンズをよく使う。
ニコンは「マイクロ」レンズと呼んでいる。マニュアルのAiレンズで105mmF2.8と55mmF2.8を所有している。
使用頻度は圧倒的に105mmが多い。最近のAFレンズは等倍まで撮影可能だが、このレンズはアダプターを付けなければ等倍撮影ができない。なしだと1/2までだ。それでもこのレンズを購入したのは、外観が気に入ったからである。銅鏡は金属製で目盛りは微細に刻印してあり、光学機器というニュアンスが強く、手にするとずしりと重い。写りは非常にシャープである。このシャープさは良くも悪くも背景に特徴がある。余談だが撮影時に等倍まで使うことはなくアダプターも使ったことがない。

55mm  55mmF2.8の方は、手持撮影が可能なマイクロレンズだ。しかし接写するときは基本的には三脚を使うので、三脚の足がじゃまになってかえって被写体に近寄れないことがある。三脚無しの場面では狭いところでも使えて重宝する。普段の標準レンズとして常時、装着しても良いと思うが傷つくのが怖くて大切に保管してある。

012 Nikkor105mm(左画像)                                           
他にミノルタのマクロ100mmF2.8も所有している。こちらはAFで等倍まで撮影可能である。画像はシャープでバックのぼけもすばらしく、背景の画像の輪郭がきれいににじんで主要被写体のバックを作ってくれる。ポートレートでも重宝する。外観もAFらしくて好きなレンズだ。 (下画像)
 それぞれのレンズには特徴があり、どれを選択するかに正解はない。そのときの気分で撮影を楽しめば良いと思う。

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北アルプス(槍、穂高)

2006年05月28日 | インポート

S571010_yari_mini_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

24年前のコダクロームをスキャンした。
カメラはニコンFE、レンズは50mmF1.4と35mmF2である。
蝶が岳から穂高岳、槍ヶ岳を撮影したものだ。
色あせもなく綺麗に再現されている。

 

S571010_hotaka_mini_1  














日の出前からカメラをセットして、夢中でシャッターを切った記憶がよみがえってくる。
S57.10.10の朝である。
下山後は、家族にしか見せたことはなかったが、こうやってネットで公開できる世の中になった。
今、同じ場所にデジカメを持参すればどのような写真が撮れるのだろうか?
フイルムに記録された私の作品は1000枚以上押し入れの奥で眠っている。

 

(エプソンGTX-750)            

何だかオートバイの名前のようだ。
このスキャナーのおかげで過去の写真がよみがえりつつある。
以前所有していたNikon COOLSCANⅢというフイルム専用スキャナーは、
1枚のフイルムをスキャンするのに時間を要し、
スキャンした画像も満足のゆくものではなかったが、
このGTX-750はスキャンスピードも速く、
画像の再現性も非常に良い。価格も2.5万円と安かった。 

Gtx750_02  

 

 

 

 

 

 

 

  

Gtx750_01_2

 

 

 

 

 

 

 

 

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鈴鹿の思いで

2006年05月21日 | バイク

Taira 

 

 

 

 

 

アネーロの文章を書いていたら、鈴鹿サーキットの事を思い出した。
バイクに乗り始めるとレースの世界に興味を持つ人もいる。
私もその一人で、その当時、注目の日本人ライダーは平忠彦。
ライバルに木下恵司がいた。
平は当時のチャンピオンだったが、実際の走りを見ると、そんなに速くは感じられなかった。
ただすごくスムーズにトップで目の前を流れるように通り過ぎて行ったのを覚えている。
若手の注目は宮城光。彼は勢いがあり素人目にはすごく速いように感じた。
今は何をされているのだろうか?

世界に目を向ければ、フレディー・スペンサーがいてケニーロバーツがいた。
二人がレースをしている映画があってすさまじいバトルを展開していたのを覚えている。
当時ケニーロバーツは私たちの神様みたいな存在で彼のハングオンは素晴らしく美しく、
長い間彼のポスターが私の部屋を飾っていた。

 

Keny03_3

もう一人、日本人では片山敬済がいた。
一度だけ彼が鈴鹿で走ったのを見たが、途中リタイヤして平に負けてしまい残念に思った記憶がある。
彼はライディングに関して「五輪の書」みたいなのを出していて、
私はそれを読んでは裏六甲で走っていたものだ。
 
ある年、平忠彦とケニーロバーツが組んで、スズカ8時間耐久を走る事になった。
スポンサーは資生堂。テック21と言う男性化粧品の宣伝である。
(私見だがテック21のブランドの復活はないのだろうか)


神様のライディングを目の前、具体的には鈴鹿のカシオトライアングルで見たとき鳥肌が立ったのを覚えている。
さて、近頃のレースシーンはどうなっているのやら... 

最近は鈴鹿ではなく、近隣の神社仏閣に出かけている。
しかし、サーキットは被写体としては悪くない。
キャンペーンの女の子はいるし、レーシングマシンとライダーは美しい。
カメラはマニュアルでなくAFが断然いいと思う。
その頃の私は、ニッコール135mmF2.8しか持っておらず、置きピンをしたり、流し撮りをしたりして工夫したが、いい写真は撮れなかった。
今、マニュアルではニッコール200mmF4を持っているが、このレンズではダメだろうな(^^;
こんな風に書いていたら、久しぶりに鈴鹿に行ってみたくなった...Keny04

 

 

 

 


(転載写真はいずれも雑誌のスキャンです)

 

 

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モデル撮影会

2006年05月18日 | ポートレート

011mini_2 4月にニコンnewFM2の試し撮りをかねて富士フイルムの撮影会に行った。
比較のため、コニカミノルタのα-SweetDIGITALも持参した。ミノルタレンズは28-70mmF2.8GのGレンズである。フイルムは新発売のプロビア400Xが提供された。モデル撮影なんて6年ぶりくらいだろうか...
以前はキャノンやミノルタ主催の撮影会によく出かけたものだ。

今回の講師は吉村玲一先生http://homepage.mac.com/reiichi1/Menu3.html

モデルは藤井友美さん。このコースはスナップ撮影のはずだったが、モデル撮影となってしまったようだ。それにしても色々なカメラを持った人が大勢いた。女性の方も結構目に付いた。
 午前と午後、モデルさんを先生のアドバイスを受けながら撮影する。私でさえ100枚近く撮ったのだからこの撮影会に参加すれば人物撮影やカメラ操作が上達すると思う。

Fujii_t01

ニコンのレンズはほとんど単焦点の80mmF2↑、時々50mmF1.2を使った。
できあがりはエプソンのGTX-750でスキャンした。結果は久々のマニュアルカメラと言うことで、露出の補正がうまくいかなかった。デジカメの方は結果がすぐみれるので取り直しがきき美しく撮れていたと思う。
 ニコンのレンズ描写は背景が少しざわついた感じがする。対するミノルタのGレンズは背景のボケが素晴らしい。さすがGレンズ(15万円)と言いたい。
 しかし、撮る楽しさはFM2の方が上である。ファインダーに写る画像は大きくて綺麗だし、手動のピント合わせも楽しい。いかにも写真を撮っているって感じだ。露出は慣れれば解決すると思う。撮影を楽しむならマニュアルである。結果を重視するなら、最新のAF機の方がいいだろう。
 結論を言えばそれぞれの面白さがあり優劣はつけられない。しばらくはマニュアル、デジカメと両方持参の撮影が続くだろうと思う。

最近ホームページを作りました。 

 
 


KWASAKI アネーロ

2006年05月15日 | バイク

  Ane01
カワサキのアネーロ。撮影に行くとき、雨の日以外はこいつに乗っている。
オートバイ歴は27年。今まで11台乗り継いできたが、アネーロは13年間乗っている。

このバイクは、これと言った特徴はない。
2気筒なので単気筒より振動が少ない。それなりに高速回転まで回る。
4気筒より燃費はいい。2サイクルより安定している。そして中途半端にオフロードである。

Ane02_2
一応オフロードも走れること、そして歩道から降りるときロードバイクのようにエンジンの底をこする心配はなく、フワリと降りられる。250なので車検がない。
そしてKWASAKI。
こんな訳で13年間も乗っている...
今では街で見かけることもほとんど無いが、今でも乗っている人がいたら共に語りましょう!

12mini_2

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ウイスキー『山崎18年』

2006年05月11日 | 日記・コラム・つぶやき

P1020551
先日天王山付近に撮影に出かけた。
天王山トンネルはよく通るが、電車で出かけるのは初めてである。
始めに大山崎山荘美術館に行った。山の中腹にあり新緑が素晴らしく綺麗であった。
5月の連休中で館内は混雑していて、モネの『睡蓮』なども展示してあったが落ち着いて鑑賞できなかった。
また日を変えて出かけよと思う。

 

 

 

P1020561
次にサントリー山崎蒸溜所に行く。ここはサントリーウイスキー『山崎』を製造している。

 

http://www.suntory.co.jp/factory/yamazaki/guide/

 

 

 

見学の受付をして、待ち時間までパンフレットを見ていると「低カロリー、香りでリラックス」などと『山崎』の特徴が書かれている。
ちょうど試飲コーナーがあるので、『山崎18年』を注文する。
そのイメージは森林の香りだ。一口含むと、きめ細かな香りと風味がフワーと口の中に広がる。
ストレートであるがきつい感じがしない。アルコールの作用も手伝ってリラックスした気分になった。
『ブラック山崎』とも言うのだが非常にうまいウイスキーであった。

 

 

 

 

 

P1020568
30分ほどして見学である。案内をしてくれる女性もいい感じであった。見学の最後に、『山崎12年』を飲ませてくれたが、こちらは普通の味であった。

 

普段贈答用に結構いいウイスキーを飲んでいるが、いつも水割りである。これではウイスキーの本当の味は分からない。本当に味わうにはストレートで飲むべきであると感じた。

 

『山崎18年』はうまかった。一度自腹(2.1万円)で買ってみようと思う。
いつになるかは分からないが...

 

 

 

 


ニコンnewFM2

2006年05月10日 | ニコン

Fm2

 ニコンがフイルムカメラ部門を縮小する事になりFM3Aの生産中止が決まる。
中古で購入しようと思ったが、程度の良いのは定価付近の値段であり、とても買えそうにない。機械式シャッターと電子シャッターの両立で、電池が切れたら機械式になるという。露出計が指針なのも見やすい。かってFEを使っていたのでその便利さはわかる。でも私には買えなかった。

 それ以前発売のnewFM2はヤフーオークションでも手頃な値段で出品されており、比較的手に入れやすくい。運良くAF50mmF1.4付きが3万円台で購入できた。
ほとんど傷のない「良品」であったが、巻き戻しクランクのバネの効きが悪くブラブラしていたのでニコンサービスステーションにもってゆくと無料で直してくれ、点検も無料でしてくれた。ここら辺のアフターサービスは親切である。

 使い勝手はほとんどマニュアル操作であるが、わかりやすい。フイルム巻き上げも手動であるが、これがまたいい。
デジカメはいろいろボタンが付いているが、このカメラは、シャッターと露出ダイアルだけ、あとは使用者の意図で決める。
 電気を使わないシャッターで4000分1秒の早さが可能なシャッター音は短めで余韻もあまりない。物足りない感じもするが、高性能な機械音に聞こえる。

 長所はコンパクトで丈夫なこと。以前使っていたFMは何度も登山に持って行き荒っぽく使っていたが、壊れたことなどなかった。

 


F3入手経過

2006年05月09日 | ニコン

F3back_2    

  検討しだしたのは2ヶ月くらい前。
販売店のホームページやらヤフーオークションを見ていて、だいたいの相場を知る。
町の中古屋だと無傷で7万円以上する。ヤフーだと初めの頃は安かったが、徐々に一般相場近づいきて、新品同様だと10万円を超えてしまう。
私の予算だと、レンズが1本プラスで買える。
最近は過剰気味になっているのか、少し下降傾向だと思うが、もう少し我慢すれば、もっと安くなるかも...

 そんな折、Tカメラのホームページに「良品」で無傷なのが出品されていて、5万円台後半。
思わず買ってしまったわけだ。ヤフーに出品すれば今までの経過から7万円はするだろう。

FM2も平凡だけどいいデザインのカメラだと思うが、このF3の黒光りするボディーと操作感覚はすばらしい。

これでマニュアルはFM2とで2台。レンズも単焦点のAiばかり6本。Aiレンズは金属製で質感がありF値が明るいのがいい。

  


ニコンF3

2006年05月08日 | ニコン

Nikonff3_bro_1

 

 10年ぶりにニコンF3を購入した。
FM2のブラックがほしくなり検討したが、同じブラックなら上位機種のF3がよく思えたからだ。
スイッチの入れ方さえ忘れていたが、重くてがっちりした作りと金属の手応えはFM2にはない重厚感がある。
以前使っていたのと違って傷一つ無い良品である。
これから、このブログでカメラやレンズの使用感などをレポートしてゆきたい。