手話通訳者のブログ

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親友との再会

2017-03-10 06:58:46 | 手話
Kが転勤となり、隣県で働くことになった。
Kはろう者で、彼との出会いが手話との出会いだった。
もう35年のつきあいになる。
地理的に遠く離れていたため、もう20年ぐらい会っていない。久しぶりに、酒でも飲んで話そう、ということになった。
Kからメールがきた。

「たいし、店を予約しておこうか?」
うん、頼む。

この会話、もし、地元の主流派が聞いたら、
「ろう者に予約させるなんて! 聴者であるたいしさんが予約すべきでしょう! しかも、あなたは手話通訳者じゃないの!」
と怒るだろう。
しかし・・・
主流派たちは、ろう者と対等な関係を築いていないだろうと思う。

何がいけないのだろうか?
Kは大企業の幹部社員で、店の予約など日常的にやっている。

もしKが、「たいし、店の予約頼む」と言ってきたら、俺が予約する。
頼まれてもいないのに、でしゃばる気はさらさらない。