手話通訳者のブログ

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親友との再会/厳しさとは

2017-03-13 07:12:23 | 手話
前回の続き。
Kは優秀な男で、栄転に次ぐ栄転でどんどん遠くに行ってしまい、なんと20年も会っていなかった。
積もる話がたくさんあった。

今月からKは隣県に転勤してきた。優秀な男はどこでも必要とされる。
早くも、隣県のろう協の新年度役員に内定しているらしい。


手話通訳者派遣制度に関して、問題だと感じていることは?
「人が育たない」
やはりね。どこも同じだ。育たない理由は?
「指導的立場にいる人たちが、人を育てることができていない」
例えば?
「ろう協の中心にいる者が、手話通訳者のミスを指摘するのはいいが、みんなの前で、攻撃的な言い方をする。あれでは、新人通訳者はやる気をなくしてしまう」
そうか。わしらの地域でも同じ光景を見る。
「厳しい、ということと、乱暴なことは全く違う。本当の厳しさを理解しない者は人を育てることができない」
さすが、大企業で部下を持って苦労しているKだな。本質的なところに気が付いている。


Kが3月から暮らすのが隣県なのが残念だ。
Kのような人材が、わしらの地域にも欲しい。