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藤倉ゴム工場用地で市が補償費 1億2470万円 

 小高南部にある工場用地から埋め立てた伐採木が出てきて、市が補償金として1億2470万円支出することが8月23日の臨時議会で決まりました。

 藤倉ゴムが16年前に購入した旧小高町造成の工業団地に、工場建設を開始したら埋め立てた材木が出てきて、同社と市が協議した結果、除去のための費用を市が補償金として、工事が遅延したことによる経費増と他の部分の調査費も含めて、全額支払うことになったものです。

 売買契約上も民法上も時効が過ぎており、市に賠償責任はありませんが、市に「品質確保の道義的責任」があるとして「補償費」での支出となっています。 

 「雇用対策のための助成として支出すべき」  との弁護士さんの見解が、配付された資料にありました。
 A弁護士との相談記録によると「市の負担責任はないので、一企業への負担とならないよう、道義的費用負担でなく、産業振興策・雇用対策の一環として助成」するようにアドバイスを受けています。 雇用確保のための「補助金」とすべきでした。

 もう一人のB弁護士からも①「市に法的責任がないことを明確にして相手方と交渉し、②最も経済的な方法を選択し、③「市の対応スキーム(市が負担可能な範囲)を速やかに提示すべき」とアドバイスを受けています。
 市は2人の弁護士と相談していますが、結果が十分活かされていないと思われます。
速やかな覚え書きの交換を
 私は質問で、①道義的責任による公金支出への疑問、②市として必要最小限の支出となることを明記した覚え書きの交換を求めました。
 討論は共産党の渡部議員のほかにはなく、皆さんも問題を感じながらの満場一致でした。

 「責任がないのに補償する」ことの法解釈についての答弁はないままに終わりましたが、今後のために、市としての見解を整理しておく必要があると思います。

 財源は全額財政調整基金から、支出後の同基金残額は13億4千万円に。

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ブログ人、はじめました。

はじめまして。
OCNブログ人でブログをはじめました。
このブログでは,私の想いと南相馬市政の報告について、書いていきたいと思います。

長年?ホームページを開設したいと試みてきましたが、忙しくて?中途で終わっていました。

ブログなら簡単と聞きましたので「試しに」と思って始めました。

この頃つくづく想うことは、悪い政治はどんな犯罪よりも罪が重いということです。

秋葉原の無差別殺傷事件だって、まじめの働こうとしている人間が、この先の見通しを失わさせられたことによると思います。

人の命を奪う残虐行為に弁解の余地はないと想いますが、まじめに働けば、誰でも結婚して子供を育てられる社会であったら、絶対にとはいえませんが、あり得ない犯罪と想います。

大会社の都合でいつでも首を切れる派遣労働で、どれだけの若者の人生の希望が失われつつあるかに心が痛みます。

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