ほんの小さな幸せ~

編み物のことや花、時々ペットや書道のことも。日々の感動などつらつら綴っていこうと思います

紙の月

2014-12-02 23:54:41 | 映画

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平凡な主婦(梅澤梨花・宮沢りえ)が銀行の契約社員の営業マンとして働くようになる。
顧客の孫という大学生の光太(池松壮亮)と知り合いになり過ごすようになる。
ある日通りかかった化粧品売り場で声を掛けられ、商品を買おうとするが
手持ちが少し足りない。そこで、顧客から預かったお金を借りてしまう。
最初は1万円だったが、金銭感覚と日常が少しずつ狂い始め
光太への援助やマンション、身の回りの物など次から次へとお金を使った。
最終的には1億に・・・・。

そう、よく聞く話

126分ではやはり無理なのかもしれない。
夫(田辺誠一)との微妙なズレ、専業主婦が働くに至るまでの心の葛藤
などの場面がもう少し欲しかったな と思う。
光太と2回目に会って名前も思い出せないくらいの人と、ホテルにいくまでの
微妙な心の動きも。
ただ、少ない登場人物(石橋蓮司、近藤芳正、大島優子、小林聡美)だけで、
あの緊迫したストーリーを展開させていることに驚く。
目の動きだけで心を表現する宮沢りえに流石と思った。
最後、椅子でガラスを割って逃げる場面、迫力あったな。
どれだけ走ったんだろう!



紙の月は怖いもの という先入観があった
テレビで見ても恐怖感が強くすぐチャンネルを変えてしまった
原作者角田光代の八日目の蝉は怖くて最後まで見られなかったので
この作品もそのイメージがあった

それなのにこの映画を観ようと思ったのは、
映画の内容が怖いものではなく、
もしかしたら自分も同じ事をしてしまうかもしれない
という潜在意識が怖いのだろうという一言があったから

何にしても、こんなことする人って、
頭いいんだなぁ~って思った




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2 コメント

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サワコさんへ (マリババ)
2014-12-03 23:04:51
平凡な主婦がね!
ストーリー聞いただけで想像してます。
使い込みね。任させてたらただの1万円でも初めは、罪悪感があるんでしょうが、それが、免疫が出ておどおどしながらでも莫大な借金作る?
宮沢りえさんの迫真の演技だったんですね。
マリババのサロンで映画試写会年に何度かあります。
先日、吉永小百合さんの母べい見ました。
何でも迫真の演技、すごいですね。
宮沢りえさんもすごいですね。
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マリババさんへ (サワコ)
2014-12-04 20:44:56
男性との関係を継続するために、お金を使う。
いつかは終わるかも知れないと分かっていながら、更に泥沼にはいりこんでしまうのでしょうね
宮沢りえさんが椅子を振り上げて窓ガラスを割るシーン、
凄かったですよ~

母べい、予告で知っていましたが観ていないです。
良かったみたいですね!
吉永小百合さん、あったかくて素敵な方ですよね。
意外にも、体育会系?で泳ぐのが好きらしいです。
それを聞いたのが、私がスイミングを始めたきっかけなんです。

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