名古屋支社4年目の水野です。
少し前になりますが、SNSで中学生の教科書がすごいという投稿がありました。
内容としては、中学1年生の技術の教科書で”情報通信ネットワークのしくみを知ろう”というタイトルでLAN、TCP/IP、IPアドレス、DNSサーバなどの説明がされていたり、情報セキュリティ技術として暗号鍵されている内容などが紹介されていました。
さらに、1年前にも同様に中学生の技術の教科書で、クライアント・サーバのプログラムの要件定義から設計、コーティングまでしっかり説明していてすごい、という内容の投稿がありました。
様々な反応がありましたが、私もそれを見て、「中学生からやり直してみたいな」と今の中学生を羨ましく思いました。
早ければあと5年もすれば、義務教育でそれらの内容を学んできた方々が新人として入ってくる時代がやってきます。
さらに、高校や大学ではもっと高度な学習をしているかもしれないです。
そうなるとdockerぐらいなら使いこなせる、もしくはもっとモダンな技術を使いこなせる新人が入ってくるようになるかもしれません。
そんな技術的に優秀な若手が次々と現れる時に、経歴と年齢だけはベテランになってしまう私は新人に対して、先輩または上司として何を教えることができるのだろうか。
私は会社やお客様にどんな価値を提供できるだろうか、と考えさせられます。
その一つは教育する能力であると考えていたのですが、それを経験できる機会に、なかなか巡り会うことができませんでした。
しかし前期に4年目にして後輩が初めてチームに配属されました。
つまり、先輩としては1年目の新人です。
ところが「分からないところを質問してください」と課題を与えてみても、
彼女は頭が良く、悉くを自分で調べて解決することができてしまうため、
いつもいつも些細な粗を指摘するようなことばかりになってしまい
「これは嫌な先輩だなぁ...」と良い先輩になることの難しさを痛感しています。
私も先輩としては新人です。
私の言うことや、私のやり方が必ずしも正しいとは限りません。
私が、何かしらの指摘をしたりするのと同じように
後輩の方も、この先入ってくる方も、もっと気軽に
「先輩、上司として水野はこういうところが良くない」とか、
「こういう言い方は良くない」のような指摘して頂いて
一緒に成長できればと思います。