窓を開けて
と
猫
窓を開けると
鳥の声
耳を澄まして
春を感じて
いる
ふたつの
こころ
どこからか
やってきた
花びらが
ポストの下の
スミレが
物語へ
誘う
今日が
始まる
この前、黒崎駅の
ストリートピアノで
中島みゆきさんの
ホームにて
を弾いた
この曲は去年の
ピアノの発表会で
演奏して
ミスが
目立ってしまった
けれど
せっかく
弾けるようになったから
駅で弾いてみようと
思い立った
まあ、小さなミスをしながらも
最後まで弾き終えると
ひとりの女性から笑顔と
拍手をもらった
この曲
知ってる人だったのかな…
弾いてよかったな…
心から
嬉しかった
陽のあたるホームにて
わたし
がんばるよ
そう
思えた
鏡のまえ
楽しいを探していると
本当に楽しくなってくる
今回の踊りは
面白く楽しい振り付け
どうやったら
楽しく見えるか
日々
研究中
毎日少しでも
時間をつくって踊ると
気分転換になる
趣味…
きっと
私にとって
生きていくことも
趣味なんだろうな
ごきげんに
なろうとして
空回り
あなたにも
ごきげんを求めたり
人にも
ごきげんを求めたり
そうなると
ふきげんの要素ばかり
気になって…
本当のごきげん
とは
何でしょうね
たぶん
意識の
その向こう
鼻歌が漏れてるとき
求めずとも
ごきげんは
共有できると
思います
ひとつのふしあわせに
立ち止まるとき
春を見に行こう
歩いて行っても
車で行っても
電車に乗ってもいいですね
きっと
目に映る春が
ふしあわせを
小さくするでしょう
どうして
あたりまえとか
ささやかなところの
しあわせは
小さくて
ふしあわせばかり
大きくなるのでしょうね
私ってば
見渡す春を
毎日を
猫のあくびを
拾って大きく
膨らまそ
風船みたいに
夢みたいに