今年

今年がもうすぐ終わる
さっきまで降っていた雪も
いつの間にか止んで
光が差し込んでくる

本当に色んなことがあるから
たまにふてくされたり
道草くったりするけれど
なんとかここまで歩いていた


朝方積もった雪も
いつの間にか溶けていて
光が差し込んでくる

本当に色んなことがあるから
嬉しくて泣いたり
些細な出来事が勇気をくれたりする


何も変わらないようで
変わって行く毎日

今年がもうすぐ終わる
さっきまで言い忘れた言葉を
ちゃんと伝えよう



今年一年ありがとうございました
よいお正月をお迎え下さい

かけら

あの頃のかけらが
風とともにやってくる

穏やかな昼下がり
穏やかな笑い声

おもわず窓の外を眺めてみる

まっすぐな瞳の私が
私を見つめている

あの頃慕ってくれた
友の優しい声が聴こえる

どんな暗闇が私を覆っても
いつかは私が私を探しにくる

当たり前

毎日が当たり前すぎて
あなたを愛することを忘れていた

それが夫婦というのなら
初めて意識した日を忘れずにいたい

毎日が当たり前すぎて
あなたを愛することを忘れていた

それが夫婦というのなら
ときめきのひとかけらを握りしめていたい


毎日が当たり前すぎて
日々を愛することを忘れていた

それが私の日常なら
この胸に溢れてくる

愛を惜しまず注ぎたい

プランター

何も植えていないプランターに

小さな緑たちが顔を出していた

そういえば一昨年

なすを植えたきりのプランター

畑こそないけれど

田んぼこそないけれど

小さなプランターは

春を思わせる

一服のお茶のようだった

ちょっといいこと

スーパーの駄菓子屋コーナーで

何気なく選んだガムが

あたりだった

そんなことだけど

今日はついてる気がした


昔レジを打っていたころ

777円がでると

つい微笑んでしまっていた

偶然だけど

なんかついてる気がした


ガムを膨らませながら

そんなこと思い出してたら

大きな風船ができた