怒り

怒りのエネルギーを
手のひらに集めて
耳を澄ましてみる

私に嫌われる感情ってかわいそうね
たまには愛しく見つめてみよう

怒りの奥底に悲しみの雫が見えたら
キラキラしている

同じことを私も昔やったことあるじゃない
気づかないうちに傷つけたこともあるじゃない

すっかり忘れてしまっていた

不快になったのは確かだけれど
あの人も何かに苦しんでいるのかもしれない

過去の自分を手放すように
今日の出来事もそっと空へと飛ばしてみよう




この街にきて、感謝していることも多くありますが
頭にくることもあります

病気を持ちつつ生きていくことは本当に大変です
でも自分の気持ちに敏感になることは
人の気持ちも汲み取れることができることだと思いました

今までの人生でいくつも人を傷つけてきたことを
悔やんで生きてもきましたから

今日はなんだかすっきりしました

ご褒美

お店のエアコンがつけても
すぐに切れるから

お店と家を行ったり来たり
真夏の日差しにくらくらした

６回目にしてようやくついたから
記念に自販機で冷たいお茶を買ったら

200円のジュースが出て来た！！

びっくりしたけど
これってご褒美だよね

真っ赤なジュースでビタミン補給

真夜中の蝉

窓の明かりに照らされて
午前０時少し前
ジリジリ蝉が鳴き出した

きっと明日は寝不足ね

やけに静かな夜
一人ジリジリ鳴くものだから
なんだか耳を傾けたくなってきた

ごはん

カメラ片手に出かけた
野や山

あのときの
農家のおばあさん元気かな

毎日の食も
祝いの席も
別れの朝も

温かなごはんがあったな

明日へ繋げる道は無いのかな
おばあさんの手は綺麗なごつごつした手だったよ

町

悲しいときや
絶望したときは

嘆いてみる

ひとしきり
ひとしきり

嘆いてみる

過去に辿ってまで

嘆いてみる

そしてゆっくり
振り返る

そこには小さな道がある
ポツリポツリと人もいる

折れた心のその先に

築けなかった

町がある