夕空には
温もりが
住んでいる
雲の隙間の
青や
遠くの赤
ふと
今日を省みて
失敗だって
笑ってくれる
夜空が
リセット
してくれる
枇杷が
ふっくら
実ったと
里から
荷物が届く
太陽の光を
浴びた
小さな太陽
みたい
甘くて美味しかったです。
ご馳走様でした。
夕暮れ
白く澄んだ
どくだみの花
少し疲れた心を
慰めて
和ませて
ただ
咲いている
だけで良いよ
ただ
咲いている
だけも良いよ
そんな
優しい言葉
今まで
かけてあげられ
なかった
どくだみの
白い花
そっと
諭して
夕涼み
優しい夜が
やってくる
夏の風が
吹く方へ
スカートが
靡いてゆく
もうすぐ
六月
いつからか
風が止んだ
私にも
夏の風が
吹いている
小さなことでいい
変化を
楽しみたい
心地よい方へ
靡いてみたい
都合が
悪くなると
優しさを
忘れて
そんな
自分に
ため息ついて
喫茶店に
入って
ミルクティーを
注文する
ホッと
温まる
ミルクティー
あなたは
どんな人を
温めてきたのだろう…