花が語るとき
おひさまは
優しいの
花が笑うとき
おひさまは
嬉しいの
花は
受けた悲しみにさえ
微笑んでしまうから
小鳥が運んだ種かしら
春に菫の花が咲く
風が運んだ種かしら
秋に野菊の花が咲く
きっと日々には
さり気ない
配達員がいて
気持ちだって
ふんわりと運んでゆくから
ふしぎね
ママ見て
お花がとってもきれいだよ
花壇の前で
男の子が立ちどまる
母さん一緒にしゃがんでた
木の葉のステンドグラス
歩道の影絵
母さん
私の感受性
いっぱい褒めてくれたっけ
ひとりで咲いているだけで
風はともだち
空は家族
おひさま
サンサンあったかい
ひとりでコーヒー飲むだけで
本はともだち
詩は家族
言葉は
サンサンあったかい
ひとりいて
楽しい人になりたいな
ふたりいて
笑いあうことできるような
みんないて
ひとりも涙がないような
私にとって
なんでもないモノも
君にとっては
楽しいモノだね
私にとって
なんでもないコトも
君にとっては
楽しいコトなんだろうね
君を心に
見渡せば
楽しいがいっぱいね!