生き癖、考え方の癖を変えるための“気づき”のblog

自分らしさを見つけ、自分を認める。受け入れる。捉え方が変わると過去を変えることが出来る。

自己愛性人格(パーソナリティ)障害って何?

2020年11月13日 | 心理を学ぶ
自己愛性パーソナリティ障害の人は

外から見ると自信満々で自分のことが大好きすぎるように見えますが

その心の中には自分だけでは抱えきれないほどの自信のなさや不安感であふれているのです。



機能不全家族で育った幼少期では、何をしても受け入れてもらえず否定され安心できる場所がなかったなど


虐待やネグレクトを受けてきた不安定な幼少期の家庭環境からくる成育歴


自分を守るために必死で身につけた生き癖
それが自己愛性パーソナリティとなり自身の人格となっていくのです



子どもの心が健全に育つには


「自分には価値があるんだ」


「自分を守ってくれる人がいるんだ、だから自分は安全だ」 



という感覚が必要なのです。



反対に

親からの注目を十分に得られないと、嘘をついてでも注目を得ようとします。



自分を守ってくれる人がいないと感じると、相手を攻撃してでも自分を守ろうとします。


攻撃されないように嘘をついてでも自分を大きく見せようとするのです。



等身大の自分を認めることが出来ず

ありのままの自分を愛することが出来ない事で

一番身近な家族、配偶者を見下し、自分の思い道理に動かそうとしたりします。


共感性が持てず、周りの人が傷ついていることにも気付けないので、罪悪感を持つこともないのです。


それは
自分の責任を自分のものとして受け入れる心の器が小さいため、責められるとあの手この手で誰かのせいにします。



たとえば職場であればミスをしたときに

「そんな指示はされていない」
「説明の仕方が悪い」

「~さんに言われたとおりにやっただけ」

と自分の責任を全否定して他のひとに押し付ける傾向があります。



「ちょっとくらいだめなところがあっても自分には価値がある」


「完璧じゃない自分でも愛してくれる人はいる」と受け入れることが出来ないことが原因となり

そのような言動をとるようになるのです。




なので、

自信が持てない ので完璧な自分を演出するために自慢話をしたり、攻撃されないように先に自分から攻撃したりするのは

無意識に「自己防衛」からくる心の癖がさせているのです。


傷つきやすい自分を必死で守るために、ときとして他人を攻撃したり、自慢をしたり、嘘をついたり、という行動として出てくるのです。



多くの人は程度の差がありますが、ある程度「自分は自分でいい」という感覚を持つことができています。


ちょっとくらいの仕事の失敗を受け流せたり、指摘されたとき「あぁ自分も悪かったな」と思って謝罪ができたりするのも

「だめな部分があってもいい」と、どこかで思えているからです。





上記のようにマイナスな心の状態になってしまったら


心の奥底に沈んでしまったものの整理をすることをお勧めします。


「自分はどうしたいの?」

「どうありたいの?」と自分に問いかけてください。


「どうしたら実現できる?」とさらに問いかけていくことで穏やかな気持ちを取り戻すことが出来るようになります。


自分の心と向き合うことで、何かを感じることが出来るかもしれません。


ぜひ

ご自身と向き合う時間を作ってみてくださいね




機能不全家族とは
子供は、怖かったり、悲しかったり、嬉しかったり…というような見て感じたことを自由に表現することが出来ることで健全な成長がある。
したがって、表現の自由を許される環境が、健康な家庭の機能と言える。しかし、そうではなく、子供が自由を奪われ安心して主張できない家庭を機能不全家族という。 by、西尾和美



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