どぜうの駒形さんに到着です…!
おじいちゃん、ぉまたせ…!
暑かったでしょ…ごめんね…
私が水族館行きたがらなければ、待たなくて済んだのに…
ぅん! ペンギンさんたち、かわいかった!
くらげさんも、チンアナゴさんも、サメさんも、ウミガメさんも、アシカさんも、金魚さんも、みんなみんなかわいかった!
もうぉ店は開いてぃました…
でも、おじさんが着くには、まだ時間がぁります…
それで、喫茶店に入ったのですが、お店は花火を観に来た人たちで混んでぃて、メニューもその日限定のビールやハイボールや唐揚げや焼き鳥ばかりで、少し落ち着きませんでした…
おじいちゃんと私はアイスコーヒー、父はビールを頼んで、飲み終えたら、すぐにぉ店を出ました…
夜は雨の予報です…
花火大会、中止になっちゃうのかな…?
少し早いですが、コンビニで傘を買ってから、お店に入ることにしました…
コンビニは、とうきょうスカイツリー駅より、もっと大混雑でした…! 行列の最後尾は入口で、すべての商品棚を通らないと、レジに到着できませんでした…
ぁ、ぉ父さん、どさくさにまぎれて、ぉ酒買ってる…!
これからぉ酒飲むのに、まだ飲み足りないとぃうのであろうか…
ぉ店には、午後5時21分到着でした…
ふだんは、一階のぉ座敷なのだそうですが、今日は地下のテーブル席に通されました…
おじいちゃん…祖父と父はビール、私はサイダーで乾杯です…
おじさんもそろそろ着くようです…!
どぜう鍋です!
私、食べるの、はじめて!
ごぼうのささがき、山盛りです…!
いただきます…!
はふはふ…あむあむ…ぉいしい!
うなぎやあなごは食べたことがあるけれど、どぜうははじめて!
おじいちゃんもぉ父さんも、大阪で、どぜう料理のお店って聞いたことないの…?
富田林(とんだばやし)では、放生会で「ドジョウ流し」をするんだ…はじめて聞いた…
瀧谷不動尊さまは、目の病気に霊験あらたかで、お不動さまに治していただくために、ドジョウさんを自分の身代わりに放流するんだ…
でも、どぜう料理のお店はなかったはず…?
そうだよね…お不動さまのぉ使い?を食べたりしたら、ばちがあたるよね…
富田林とぃえば、ハンバーグのビッグジョーだよね…!
「富田林って、どこだ? 関空に近いのか?」
おじいちゃん、ごめんね…関西の地理わからないよね…
大阪の南のほうで、奈良や和歌山の近く…ぅん、車で行くなら、大阪より関空のほうが近いと思う…でも、20分か30分のちがいだって…電車で行くなら、大阪のほうが便利かも…
楠木正成さんの千早赤阪村に近くのまちだよ…南北朝時代は尊王の町で、戦国時代には宗教自治都市の寺内町だったんだ…でも、今はぉ父さんの労組の分会がぁるんだよ…いまの副組合長さんは、富田林分会長さんなの!
ぉ父さんの労組、考え方も経歴も、ぃろんな人がぃて、おもしろいんだ…!
おじさんが到着しました…
おじさんは、父の弟さんです…柔道黒帯ですが、父や私とは「スヌーピー同盟」の「同志」です…
急いで来たおじさんは、まずは生ビールです…
ビールの瓶を空けた祖父と父は、日本酒の熱燗を頼んでぃました…
おじさんが来たので、また新しいどぜう鍋をお願いします…
ささがきごぼう、山盛りです…!
おじさん、おなかすいたでしょ…たくさん、たべて!
おじいちゃん、おじさん、みて!
「すぬた」だよ」…!
ぬいぐるみクリニックに入って、きれいにしてもらったの…わかる?
この子は、くまのメイ…
5月に五月山で出会ったからメイなの…
初めて出会った日から、3週間、誰も迎えに来なかったから、法律違反かもしれないけれど、うちで引き取ることにしたの…
この子が、摩耶山で出会った、うさこのマーヤ!
摩耶山では、猫ちゃんのマヤーちゃんとも、友だちなんだよ…
最後のこの子は、お伊勢さんで出会った、「おかげ犬」の「すぬきち」…!
病気でお伊勢さんに行けないご主人のかわりに、お伊勢さまにお参りした犬が、「おかげ犬」だよ…
ふふふ…みんな、かわいいっておもってくれる…?
おじさんがたのんだ、「でんがく」です…!
これが、「おでん」のルーツです…
焼いたぉ豆腐とこんにゃくに、「酢味噌」がまぶしてぁります…
父が仕事の資料に全巻揃えている『鬼平犯科帳』で読んで、私も、一度、食べてみたかったんです…
んー…! ぉいしい! 大人の味です…
おじいちゃんは、もうおなかいっぱいのようでしたが、父と叔父は、ぉ漬物の盛り合わせを頼んで、ちびちび、ぉ酒を飲んでぃました…
とってもぃい雰囲気のぉ店です…
大人になったら、梨花ちゃんといっしょに来たいかも…
お鍋に残ったどぜうを、父、叔父、私の三人で取り分けました…
私も三ツ矢サイダー、ぉかわりしちゃいました…!
三ツ矢サイダーに、どぜうはよく合います…
最後は、白ごはんをぉ願いしました…!
残ったどぜうとぉ漬物で、ぉいしく最後までぃただきました…!
ぉ店を出たのは、午後7時51分…また「宵のうち」ですね…
ぁ、花火…!
また、花火…!
花火、きれい…
でも、この瞬間も、ガザでは、イスラエルによる、罪もない人たちに対するジェノサイドが続いてぃます…
ぅん…そうだよね…
花火用と工事用と医療用以外、火薬の使用は禁止しなくちゃ…
世界が平和でありますように…!
梅田のHEP FIVEみたいな色と形の花火だね…
機動隊のみなさんの交通規制で、遠回りになったぉかげで、花火をたくさん見られました…ラッキーでした!
百日紅…!
白い百日紅も…!
葛飾北斎さん・応為さん父子を主人公にした、杉浦日向子さんの漫画のタイトルは、『百日紅』でした…
映画化されたとき、父と一緒に観に行きました…」
どうして、タイトルは『百日紅』だったのでしょうか…
劇中に、何かエピソードがあったのかもしれませんが…
しかし、百日紅の赤と白の取り合わせは、北斎さんと応為さんぽくも感じるのです…
「れんちゃん、なにしてる? 地下鉄に乗るよ!」
お花を見上げていた私に、叔父さんがそう呼びかけてくれました…
「花火の写真、撮っていたのか?」
おじいちゃんが笑いながら言いました…
花火はもう終わったようです…雨で中止にならなくてよかった…最後に北斎さん・応為さん、杉浦日向子さんゆかりの百日紅を見られて、私は幸せでした…
(初出2024-09-20 01:25:55 スウェーデン時間:2024-09-20 18:25:55)