あいにくの雨でしたが、第2期沖縄意見広告運動11・19関西集会に参加してきました。
エルおおさかを訪ねるのは、数年ぶりかな。前はよく通るんだけどね。
定刻10分前ほどに南館5階のホールに入ったら、ほぼ満席で240人の大結集。関西生コン支部をはじめとした、労組の人たちの姿が目立った(おれもそうか!)。有名なあんな人も、こんな人も、ちらほら。司会の人もよかったけれど、やはり集会の最後のまとめの関生の執行委員の方は、力強く爽やかだった。
集会の冒頭は、沖縄・反基地闘争の映像をプロジェクターで投影。いま、電子書籍やムービーを作っているところなので、どうしてもチェックが仕事の目になる。テキストや図をそのまま流すのは、高齢者ならずとも、見づらいね。音声がニュース映像のクリップにしか入らないのも悲しい。しかしスライドショーやOHP、16mmフィルムを回していた頃を考えると、隔世の感がしますね。
沖縄意見広告事務局よりニューヨークタイムズ(Web版)広告の掲載の報告。あ、演台はあってもなくても投影には問題ないので、団塊世代は若者をあまり酷使しないでください。
このWeb広告では、9月21日、ニューヨークタイムズのフロントページを1日買い取り、2つのバナー広告を掲載。22~23日はローテーションで掲載されたという。
掲載された広告はこちら
http://www.okinawaiken.org/nytimes
さて、その結果は、全世界109ヵ国からアクセスがあり、約120万ページビュー(1,119,257PV)、うちセッション数6127件。
レジュメによると、ニューヨークタイムズ本社の評価として「驚いている。通常広告の5倍の反響」というコメントがあったそうだ(東京報告集会では、「3倍」と説明があったらしい →四トロ同窓会二次会にリンク)。
「ページビュー」は、テレビでいえば「視聴率」に近い。多くの人がそのページを見た(View)ってこと。1日は86400秒だから、この3日間に単純平均で1秒間に約4.6人が訪問した計算(実際には24時間掲載した初日にアクセスが集中したと思われる)。これは実際にすごい数字。
6127セッションというのは、Visitしたユーザーののべ訪問回数が6127回、ということ? これは高いのか、低いのか? UU(ユニークユーザー)がどれくらいいたのかわからないと、比較できないなあ。
Web広告の効果を測定する指標は、サイト閲覧者が具体的なアクションを起こしたかどうかのコンバージョン率(CVR)。商用サイトなら商品の購入者数、申し込み数などだけれど、この意見広告の場合、呼びかけ人や賛同人をどれだけ獲得できたかどうか。
沖縄意見広告のサイトには、呼びかけ人(Member)か賛同人(Supporter)になってね、というページがある。
http://www.okinawaiken.org/supporter-recuruit
ほかにも、具体的なアクションを起こしてもらうために、沖縄応援メニューが選べるようになっていたらおもしろいね。オバマ大統領や日本国首相や関係省庁にメールを送る(安次富さんのお話では、ロビイ対象は議会ということになるわけだけれど)、クレカ決裁でカンパを送る、Facebookのいいねボタンを押すなど。プラカード用のメッセージを送ってもらうのもいいかもしれない。沖縄や日本であなたのプラカード、デモに使いますと。これは余談。
一般的なECサイトのコンバージョン率は1%といわれる。商業サイトと政治的なサイトを単純に比較はできない。しかし、この数字から推測する限りは、注目は集めたけれど、世論を動かしていくにはまだ改善の余地ありかな。
続いて、福島から飛んできた社民党の服部良一さんの講演。翌日の11月20日が福島県議会選挙で、応援に行っていたという。福島第一原発のある双葉郡、特に住民全員が全国各地に避難している双葉町は役場の避難した埼玉県草加市と、福島県郡山市に投票所を設けている。大勢の人々が県内外に避難して、本当に大変だ。福島未来ちゃんではないけれど、この選挙が福島の未来につながればいいと思う。
安次富浩さんのお話は、たいへんよかった。
いろいろ重要な提起があったわけだけれど、保守系や共産党系も巻き込んで、民衆の統一戦線を築いていく沖縄モデル。これは、いま大阪市長選でも採用されているという指摘は重要だと思う。たしかに共産党にも、3・11以降、変化が起きている。
日米の政府の論理が変わらない限り、沖縄の基地問題に解決はないのだろうか? そんなことはない。政府が問題を解決しなくても、社会でそれを解決してしまえばいい。日米の政府が受け入れるかどうかなんて関係ない。この社会は99%のわれわれのものだ。普天間も辺野古も認めない、このようなたたかいを、沖縄から全国へ、全世界へ広げていくこと。
いまはアメリカでは、イラク・アフガン戦争で膨れあがった財政赤字の削減をめぐって、グアム移転・辺野古移設も、極めて流動的な状態にある。オバマが辺野古移転を迫ってきたとしても、米国連邦議会の上院軍事委員長は「辺野古移設は困難である」という見解を示している。アメリカは三権分立が成立していて、予算は連邦議会が握っているんだね。ここにくさびを打ち込んでいくことの重要性。
沖縄のなかまたちは、アメリカ世論を動かしていくために、沖縄の住民団体と国会議員らの訪米団「アメリカ米軍基地に苦しむ沖縄の声をとどける会」を発足させた。ロビイ活動を展開するという。現在は、この「沖縄の声を届ける会」に沖縄の反戦・反基地・自然保護運動の7市民団体が参加している。
訪米は1月下旬に予定されている。しかしこの訪米費用には600万円かかり、現在はまだ100万円しか集まっていないという。集会の最後にもあったけれど、ぜひカンパにご協力ください。ここでは連絡先とカンパの振り込み先のみ記載します(カンパ要請文は別エントリ→読む)。
那覇市久茂地3-29-41-402 「すペーす・結」気付
アメリカヘ米軍基地に苦しむ沖縄の声を届ける会
TEL/FAX 098(864)1539
カンパはゆうちょ銀行または郵便局へ!
【口座番号】
01790-1-141587
【加入者名】
アメリカヘ沖縄の声を届ける会
【会費】
個人:1口1,000円
団体:10,000円
※都市銀行・地方銀行、信用金庫・信用組合、ろうきんやJAなどのATMからも送金できます。
■銀行名 ゆうちょ銀行
■金融機関コード 9900
■店番 179
■預金種目 当座
■店名 一七九 店(イチナナキユウ店)
■口座番号 0141587
もちろん、ジャパンネット銀行からもOK。
http://www.japannetbank.co.jp/service/payment/yucho_web/detail_jnb.html
ご協力よろしくお願いいたします。
関連団体のご参考サイト(他にもあります)
☆やんばる東ムラ 高江の現状
http://takae.ti-da.net/e3765621.html
☆沖縄・生物多様性市民ネット
http://okinawabd.ti-da.net/e3663165.html
エルおおさかを訪ねるのは、数年ぶりかな。前はよく通るんだけどね。
定刻10分前ほどに南館5階のホールに入ったら、ほぼ満席で240人の大結集。関西生コン支部をはじめとした、労組の人たちの姿が目立った(おれもそうか!)。有名なあんな人も、こんな人も、ちらほら。司会の人もよかったけれど、やはり集会の最後のまとめの関生の執行委員の方は、力強く爽やかだった。
集会の冒頭は、沖縄・反基地闘争の映像をプロジェクターで投影。いま、電子書籍やムービーを作っているところなので、どうしてもチェックが仕事の目になる。テキストや図をそのまま流すのは、高齢者ならずとも、見づらいね。音声がニュース映像のクリップにしか入らないのも悲しい。しかしスライドショーやOHP、16mmフィルムを回していた頃を考えると、隔世の感がしますね。
沖縄意見広告事務局よりニューヨークタイムズ(Web版)広告の掲載の報告。あ、演台はあってもなくても投影には問題ないので、団塊世代は若者をあまり酷使しないでください。
このWeb広告では、9月21日、ニューヨークタイムズのフロントページを1日買い取り、2つのバナー広告を掲載。22~23日はローテーションで掲載されたという。
掲載された広告はこちら
http://www.okinawaiken.org/nytimes
さて、その結果は、全世界109ヵ国からアクセスがあり、約120万ページビュー(1,119,257PV)、うちセッション数6127件。
レジュメによると、ニューヨークタイムズ本社の評価として「驚いている。通常広告の5倍の反響」というコメントがあったそうだ(東京報告集会では、「3倍」と説明があったらしい →四トロ同窓会二次会にリンク)。
「ページビュー」は、テレビでいえば「視聴率」に近い。多くの人がそのページを見た(View)ってこと。1日は86400秒だから、この3日間に単純平均で1秒間に約4.6人が訪問した計算(実際には24時間掲載した初日にアクセスが集中したと思われる)。これは実際にすごい数字。
6127セッションというのは、Visitしたユーザーののべ訪問回数が6127回、ということ? これは高いのか、低いのか? UU(ユニークユーザー)がどれくらいいたのかわからないと、比較できないなあ。
Web広告の効果を測定する指標は、サイト閲覧者が具体的なアクションを起こしたかどうかのコンバージョン率(CVR)。商用サイトなら商品の購入者数、申し込み数などだけれど、この意見広告の場合、呼びかけ人や賛同人をどれだけ獲得できたかどうか。
沖縄意見広告のサイトには、呼びかけ人(Member)か賛同人(Supporter)になってね、というページがある。
http://www.okinawaiken.org/supporter-recuruit
ほかにも、具体的なアクションを起こしてもらうために、沖縄応援メニューが選べるようになっていたらおもしろいね。オバマ大統領や日本国首相や関係省庁にメールを送る(安次富さんのお話では、ロビイ対象は議会ということになるわけだけれど)、クレカ決裁でカンパを送る、Facebookのいいねボタンを押すなど。プラカード用のメッセージを送ってもらうのもいいかもしれない。沖縄や日本であなたのプラカード、デモに使いますと。これは余談。
一般的なECサイトのコンバージョン率は1%といわれる。商業サイトと政治的なサイトを単純に比較はできない。しかし、この数字から推測する限りは、注目は集めたけれど、世論を動かしていくにはまだ改善の余地ありかな。
続いて、福島から飛んできた社民党の服部良一さんの講演。翌日の11月20日が福島県議会選挙で、応援に行っていたという。福島第一原発のある双葉郡、特に住民全員が全国各地に避難している双葉町は役場の避難した埼玉県草加市と、福島県郡山市に投票所を設けている。大勢の人々が県内外に避難して、本当に大変だ。福島未来ちゃんではないけれど、この選挙が福島の未来につながればいいと思う。
安次富浩さんのお話は、たいへんよかった。
いろいろ重要な提起があったわけだけれど、保守系や共産党系も巻き込んで、民衆の統一戦線を築いていく沖縄モデル。これは、いま大阪市長選でも採用されているという指摘は重要だと思う。たしかに共産党にも、3・11以降、変化が起きている。
日米の政府の論理が変わらない限り、沖縄の基地問題に解決はないのだろうか? そんなことはない。政府が問題を解決しなくても、社会でそれを解決してしまえばいい。日米の政府が受け入れるかどうかなんて関係ない。この社会は99%のわれわれのものだ。普天間も辺野古も認めない、このようなたたかいを、沖縄から全国へ、全世界へ広げていくこと。
いまはアメリカでは、イラク・アフガン戦争で膨れあがった財政赤字の削減をめぐって、グアム移転・辺野古移設も、極めて流動的な状態にある。オバマが辺野古移転を迫ってきたとしても、米国連邦議会の上院軍事委員長は「辺野古移設は困難である」という見解を示している。アメリカは三権分立が成立していて、予算は連邦議会が握っているんだね。ここにくさびを打ち込んでいくことの重要性。
沖縄のなかまたちは、アメリカ世論を動かしていくために、沖縄の住民団体と国会議員らの訪米団「アメリカ米軍基地に苦しむ沖縄の声をとどける会」を発足させた。ロビイ活動を展開するという。現在は、この「沖縄の声を届ける会」に沖縄の反戦・反基地・自然保護運動の7市民団体が参加している。
訪米は1月下旬に予定されている。しかしこの訪米費用には600万円かかり、現在はまだ100万円しか集まっていないという。集会の最後にもあったけれど、ぜひカンパにご協力ください。ここでは連絡先とカンパの振り込み先のみ記載します(カンパ要請文は別エントリ→読む)。
那覇市久茂地3-29-41-402 「すペーす・結」気付
アメリカヘ米軍基地に苦しむ沖縄の声を届ける会
TEL/FAX 098(864)1539
カンパはゆうちょ銀行または郵便局へ!
【口座番号】
01790-1-141587
【加入者名】
アメリカヘ沖縄の声を届ける会
【会費】
個人:1口1,000円
団体:10,000円
※都市銀行・地方銀行、信用金庫・信用組合、ろうきんやJAなどのATMからも送金できます。
■銀行名 ゆうちょ銀行
■金融機関コード 9900
■店番 179
■預金種目 当座
■店名 一七九 店(イチナナキユウ店)
■口座番号 0141587
もちろん、ジャパンネット銀行からもOK。
http://www.japannetbank.co.jp/service/payment/yucho_web/detail_jnb.html
ご協力よろしくお願いいたします。
関連団体のご参考サイト(他にもあります)
☆やんばる東ムラ 高江の現状
http://takae.ti-da.net/e3765621.html
☆沖縄・生物多様性市民ネット
http://okinawabd.ti-da.net/e3663165.html