新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

汚く、醜く、悪く、いやらしい奴たち

2012年01月29日 | 革命のディスクール・断章
 『国家に抗する社会』で読んだ話だが、インディオの酋長を探すのは簡単だという。村でいちばん貧乏で貧相な男を見つけたらいい。ケチだと務まらず、身ぐるみはがされてしまうんだね。これはいつか書いた「雨の王」にもつながる。

 それでも、昔の日本にも、井戸塀政治家はいた。しかし今や右も左もばかな世襲議員はかりだ。

 リーダーなんか町内会のゴミ当番のようなものでいい。いやいやながら誰かがやるしかないから、交代で引き受けるしかない。それが本来、そして将来あるべき政治の姿だなと考える。

 
 『ラカンドン密林のドン・ドゥリート カブト虫が語るサパティスタの寓話』より。

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 この日の最初の指令は、政治研究と文化活動のための細胞組織に名前をつけることだった。エットーレ・スコラに敬意を表して、われわれは「汚く、醜く、悪い奴たち」と自分たちの組織に名称をつけた。しかし異議申し立てがあった。カミーロが言うには、汚く、醜い奴は存在するだろうが、悪い奴というのはあまりにも単純きわまりないマニ教的二元論の考え方である。カミーロは「悪い奴」を「いやらしい奴」に替えることを提案した。しかし、結局は「汚く、醜く、悪く、いやらしい奴たち」となった。





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