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こんにちは! 中学校は今日から2学期でした…はぃ!
今年の夏休みの目標は、ミュージアムめぐり!
この夏休みは、逸翁美術館の《ひゅうどろどろ 怪奇まつり. 歌舞伎に出てくるオバケだぞ~》、大阪市立美術館の《フェルメールと17世紀オランダ絵画展覧》、そしてあべのハルカス美術館の《出版120周年 ピーター・ラビット展》に行くことができました! コロナのことがなければ、京都や神戸、できたら東京にも足を延ばしたかったのですが…はぃ。ぁ、展覧会ではないけれど、うめだ阪急のスヌーピーフェスタにも行けました。
今年は、ビアトリクス・ポターさんの《ピーター・ラビットのおはなし》が刊行されて120周年なんですよ!
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『ピーター・ラビットのおはなし』初版(厚紙装丁版:普及版)
物語のプロトタイプは、ポター家がバカンスでスコットランドの別荘に滞在中、ビアトリクスさんが家庭教師だったアニー・ムーア夫人の当時5歳の息子のノエルくんに宛てた絵手紙だったんだそぅです。4匹のかわぃい小うさぎのきょうだいのうち、やんちゃなピーターくんがぉ母さんの言いつけを聞かず、マクレガーさんの畑に入って、野菜を食べ、追いかけられ、捕まりそうになりながらもぉ家に帰るとぃうハラハラドキドキの物語は、病床のノエルくんを大いに楽しませました。
ビアトリクスさんは、「小さな子ども向けの面白い本がつくれるのではないか」という母のアニーさんの助言で、文章をふくらませ、新たな挿絵も追加して、草稿本《ピーターラビットとマクレガーさんの畑のおはなし》を作り、最低6つの出版社に送りました。
しかしすべて不採用の回答でした。
「出版社が出版してくれないのならば、自費出版すればいい!」と、題名を《ピーターラビットのおはなし》と縮めて250部を私家版で発行します。この私家版を送った人には、《シャーロック・ホームズの冒険》のコナン・ドイルさんもぃました。この私家版は好評で、たちまち増刷されました。この作品に目をつけたのが、一度は出版を断った、ロンドンのフレデリック・ウォーン社です。8000部の初版はたちまち完売、ビアトリクスさんは一夜にしてベストセラー作家となります。
ウォーン社はビアトリクスさんが亡くなった後も絵本の出版を続け、関連書籍や商品の販売、展覧会の開催など、120年におよぶピータラビットの歴史を築きました。
それでは、ピータラビットの村に出発です!
ぁ、ピーターくん、早速マクレガーさんに追いかけられてる! 逃げて!
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展示会場内には、5箇所のフォトスポットがぁります…!
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ピーターくん、ぉ母さんに上着を着せてもらってるところですね…!
ぅちの父は、ぉ母さんが襟元を掴んでいるところが、「なんやわれ、ぃてもうたろか」と言っているようにしか見えないとぃうのですが…。
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いたずらっこのピーターくんは、ぉ母さんの言いつけを守らずに、マクレガーさんの畑にまっしぐらです。
無理やり木戸の下からもぐり込みます。
モーターじかけで、おしりがぷるぷるするんですよ! かわいかった!
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ふふふ。ピーターくん、ニンジンぉいしい?
私が苦手だったニンジンが大好物になったのも、ピーターくんとうさこちゃんのぉかげでした…はぃ。
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マクレガーさんに見つかっちゃった!
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逃げてー!
私の持っている『ピーターラビットのおはなし』は、父のお下がりで、いしいももこさん訳の1971年11月初版のうち1冊です。
元は『ピーターラビットの絵本』(第一集)3冊セットのうち一冊だったようですが、残りの『ベンジャミン バニーのおはなし』と『フロプシーのこどもたち』はどこかに散逸してしまったのです。
祖母は幼い頃の父に買い与えたこの絵本を大切に保管してぃて、新潟の実家に預けてぃました。だって、この絵本、おもしろいんですよ? ピーターくんを追いかけるマクレガーさんが、鉛筆でグリグリと黒く塗りつぶされてぃるんです! 幼い父はピーターくんをマクレガーさんから助けようとしたかったみたいです。このらくがきをおもしろがった祖母は、病気をしたとき、父が結婚することがあれば、パートナーとなる人の手元に渡るように遺言してぃたようです。そしてこの絵本は母の手に渡り、私が生まれると私のものとなりました。
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畑を逃げ回る途中で脱げてしまったピーターくんの青いジャケットは、かかしにされちゃいました…。
最初は靴、次にジャケットが脱げて、ピーターくんが普通のうさぎの姿に戻るところは、ちょっとインパクトがありますよね。
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120周年のバースデーケーキです! ピーターくん、おめでとう!
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この展示会では、ビアトリクスさんが描いたデッサン、下絵、書簡、絵手紙、グリーティングカード、ピーターラビットゲームなどのさまざまなグッズ、ぬいぐるみ、食器セットなどが多数展示されています。ビアトリクスさんが飼っていたペットのうさぎたちのデッサンには、感激してしまぃました。だって、ピーターくんやその家族そのままなんですよ! ぉ気に入りの物語だったとぃう《不思議の国のアリス》のファンアートのイラストも見ることができました。うさぎつながりです…ね?
大阪会場は9月4日(日)までです。大阪近郊のみなさんは、ぜひあべのハルカス美術館に足を運んでください!
次は9月15日(木)から静岡市美術館に巡回予定です。
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あべのハルカス美術館では、天王寺動物園のキリン「ハルカスちゃん」のぬいぐるみにも会えますよ!
ぁれ? ガチャガチャがたくさんぁる…? ミュージアムグッズを売ってるみたぃです。
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ぁ! ピーターくんもぃた!
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何これ…? 「お父さんのパイ」って…!!
こんなのが出て、喜ぶ人がぃるのでしょうか…?
バンダイさん、悪ふざけしすぎです…はぃ!
ぇっ? 自由が丘のピーター・ラビットカフェでは、「お父さんのパイ」が人気メニューなの? むぅ。そういうメニューが楽しめる人とは、ぉ友だちにはなれそぅにぁりません…はぃ。
じゃ、私もガチャに挑戦してみよっと。ぇ? 500円もするの? 他のは200円なのに…!
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ぇ? ぇ? ぇ?
どうして一番ほしくない「お父さんのパイ」が当たっちゃうの!
ぉ小遣いが厳しいところですが、ここで引き下がるわけにはいきません…! 女は度胸だ!
認めたくないけど、私、ギャンブル好きのぉ父さんに似てるとこぁるのかも…。
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やった! 今度は本命のピーターくんだ!
「お父さんのパイ」はどうしよう…梨花ちゃんに相談しようかな。だれかほしい子いるかもしれないし…エミリーちゃん面白がりそう。でもカバンに飾ってるのを見たらぃやだなあ。亡くなったぉばあちゃんの写真立ての後ろにしまっておくことにしよう…。月命日にはぉ線香も焚いてもらえるし…。
取り乱して、ぉ見苦しいところを見せてしまぃました…。美術館の外は空中庭園になってぃます!
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日本一高いハルカスの展望台はまだまだ上です! 天気の日は、関空も淡路島も瀬戸内海も六甲山も一望できて絶景ですよ!
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空中庭園からも、大阪の街を眺めることができます。
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この間フェルメール展で行った大阪市立美術館と天王寺公園が真下に見えました。
帰りは天王寺公園を回って帰ることにしました。
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「てんしば」のミストシャワーです!
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旧黒田藩長屋門です。「天下の台所」といわれた大坂には、全国の諸藩の蔵屋敷が立ち並びましたが、大阪で残っている蔵屋敷の遺構はこの長屋門だけです。この近くに、林芙美子さんの文学碑がぁります。文学碑には新世界やジャンジャン横丁を描き、芙美子さんの絶筆となった《めし》の一文が刻まれてぃます。
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大阪の夕焼けです…! わたあめみたいに、通天閣のまわりにいわし雲がぐるぐると集まってきてぃるように見えました。もうすぐ秋ですね。
>ピーターラビット
元英文科生としては余りにも懐かしい名前です。
“Flopsy,Mopsy,Cotton-tail,and Peter”
平均的高校生(大学受験生)レベルの英語構文と英単語、英熟語を知っていることと、後の俗語は辞書を引くだけで新しい世界に遭遇できるようなわくわく感がありますよね。
ローリポーリ、ローリポーリーーー。
ではでは。
れんちゃんのおみやげの図録、監訳者の新訳が掲載されていますが、原文も載せてくれたらいいのになと思いました。売店には、早川書房の川上未映子新訳版のほかに英語版もあったので、原文で読みたかったらそちらを買ってくれということだったのかもしれませんが。
しかし図録を読んだ限りで、ポターはことば遊びが大好きだったようです。れんちゃんのもう一つのソウル絵本との思わぬ因縁物語もあり、また別にエントリを立てる予定です。