東京での脱原発デモで、不当逮捕が相次いでいる。
さらに、関西地区生コン支部に対して、新たな権力弾圧が加えられた。
http://www.labornetjp.org/news/2011/1305115090764staff01
逮捕されたのは、5月11日、高副委員長を含む13人の役員と組合員。被疑事実は、昨年5月14日に関西宇部株式会社に対しての抗議行動を指して「威力業務妨害」だとしたもの。支部事務所にもテレビカメラ付で家宅捜索が行われたという。
今年4月に大阪広域協組理事長に就任した木村貴洋(関西宇部代表取締役)は、就任にあたって、「長期ストで失われたゼネコンからの信頼回復に全力でとりくむ」と挨拶していた。この「長期スト」とは、昨年7月~11月の4カ月間、中小企業と労働者が、生コン販売価格の適正化を実現したたたかいのことだ。
いったいこのおっさんは、どちらを向いて、誰のために仕事をしているのか、ということだ。ゼネコンのさらにその先には、住宅を購入したり、オフィスや公共施設を利用する一般市民がいる。
連帯労組関生支部は、悪質業者の違法なシャブコン(水でうすめたシャブシャブ生コン)を摘発して、建設業界の安全に取り組んできた。このシャブコンが横行した背景には、大手の言い値でしか生コンを納入できない建設・生コン業界の体質があった。
ブラック企業を放置すると、ホワイト企業も経営が成り立たなくなるのは、どの業界でも同じことだ。関生運動がめざすのは、こうしたブラック企業を許さず、中小・零細業者が労働者と連帯して、大手と対等に交渉するための業界再編である。労働者と労働組合の正当な権利である団体交渉を、「威力業務妨害」にデッチあげて弾圧させるのは、まったく許せないことである。
連帯労組関生支部のような、われわれから見たら立派な「大手」労組でも、こんなひどい弾圧を受けてしまう。
弱小労組やひとり労組は、威力業務妨害・暴力行為等、法律を拡大解釈ないし曲解した不当弾圧を許さないよう、さまざまな自己防衛は必要である。参考までに。
【危険!】労働組合の危険な落とし穴は?
http://ameblo.jp/kaikotrouble110/theme-10035649163.html
もちろん、だからって、この弾圧を許していいというものではない。組合つぶしは、本来的にはやくざの仕事であった。やくざの仕事をうばってどうする(暴対法反対!)。弾圧を受けたら、倍にしてお返しするのが、正しいあり方である。
労働運動が民衆のために働かず、政府や財界のいいなりになっていていいのか。関生型の協同組合運動が、いまこそ必要だと思う。東日本大震災での復興を、ゼネコンや財界の利権のためでなく、被災者の人たちのために進めていくためにも、震災を口実にした不当解雇、休業命令などを許さないためにも。
やられたら、やりかえせ!
以下、声明文。
【緊急報告】
関西地区生コン支部に新たな権力弾圧
支部役員ら13人が不当逮捕
前略 本日朝、当組合の関西地区生コン支部に対し、新たな権力弾圧が加えられました。
高副委員長を含む13人の役員と組合員が逮捕され、支部事務所にもテレビカメラ付で家宅捜索が行われました。(昼のテレビニュースでは、早朝、自宅で早朝に逮捕、連行される組合員の姿まで報じられました。)
被疑事実は、昨年5月14日に関西宇部株式会社に対してとりくんだ抗議行動を指して「威力業務妨害」だとしたもの。同社はセメントメーカー宇部興産の直系子会社で、3年前から春闘で交わした労働協約の履行をめぐり労働争議が続いており、協定履行を求めた08年7月の抗議行動が威力業務妨害だとして09年2月に刑事弾圧事件がしくまれたことがあります。今回はこれに次ぐ2度目の弾圧となります。
関西宇部の代表取締役、木村貴洋は今年4月に大阪広域協組理事長に就任したばかりですが、就任にあたって、「長期ストで失われたゼネコンからの信頼回復に全力でとりくむ」と挨拶しました。
長期ストとは、昨年7月~11月の4カ月間、中小企業と労働者がからだを張って、生コン販売価格の適正化を実現したたたかいを指しています。いったいどちらを向いて所信表明をしているのかあきれた話ですが、いずれにせよ、今回の弾圧は、木村理事長がいうところのゼネコンに対する信頼回復の第1弾ということなのでしょう。
われわれ連帯労組は、仲間の早期奪還に努力するととともに、怒りに燃えて反撃を開始します。引き続き続報をお送りしますので、関心をお寄せください。とりいそぎ。
以上
全日本建設運輸連帯労働組合
小 谷 野 毅(こやの たけし)
東京都台東区浅草橋4-4-1 THE FWビル3F
TEL03(5820)0868 FAX03(5820)0870
Eメール koyano@tu-rentai.org
さらに、関西地区生コン支部に対して、新たな権力弾圧が加えられた。
http://www.labornetjp.org/news/2011/1305115090764staff01
逮捕されたのは、5月11日、高副委員長を含む13人の役員と組合員。被疑事実は、昨年5月14日に関西宇部株式会社に対しての抗議行動を指して「威力業務妨害」だとしたもの。支部事務所にもテレビカメラ付で家宅捜索が行われたという。
今年4月に大阪広域協組理事長に就任した木村貴洋(関西宇部代表取締役)は、就任にあたって、「長期ストで失われたゼネコンからの信頼回復に全力でとりくむ」と挨拶していた。この「長期スト」とは、昨年7月~11月の4カ月間、中小企業と労働者が、生コン販売価格の適正化を実現したたたかいのことだ。
いったいこのおっさんは、どちらを向いて、誰のために仕事をしているのか、ということだ。ゼネコンのさらにその先には、住宅を購入したり、オフィスや公共施設を利用する一般市民がいる。
連帯労組関生支部は、悪質業者の違法なシャブコン(水でうすめたシャブシャブ生コン)を摘発して、建設業界の安全に取り組んできた。このシャブコンが横行した背景には、大手の言い値でしか生コンを納入できない建設・生コン業界の体質があった。
ブラック企業を放置すると、ホワイト企業も経営が成り立たなくなるのは、どの業界でも同じことだ。関生運動がめざすのは、こうしたブラック企業を許さず、中小・零細業者が労働者と連帯して、大手と対等に交渉するための業界再編である。労働者と労働組合の正当な権利である団体交渉を、「威力業務妨害」にデッチあげて弾圧させるのは、まったく許せないことである。
連帯労組関生支部のような、われわれから見たら立派な「大手」労組でも、こんなひどい弾圧を受けてしまう。
弱小労組やひとり労組は、威力業務妨害・暴力行為等、法律を拡大解釈ないし曲解した不当弾圧を許さないよう、さまざまな自己防衛は必要である。参考までに。
【危険!】労働組合の危険な落とし穴は?
http://ameblo.jp/kaikotrouble110/theme-10035649163.html
もちろん、だからって、この弾圧を許していいというものではない。組合つぶしは、本来的にはやくざの仕事であった。やくざの仕事をうばってどうする(暴対法反対!)。弾圧を受けたら、倍にしてお返しするのが、正しいあり方である。
労働運動が民衆のために働かず、政府や財界のいいなりになっていていいのか。関生型の協同組合運動が、いまこそ必要だと思う。東日本大震災での復興を、ゼネコンや財界の利権のためでなく、被災者の人たちのために進めていくためにも、震災を口実にした不当解雇、休業命令などを許さないためにも。
やられたら、やりかえせ!
以下、声明文。
【緊急報告】
関西地区生コン支部に新たな権力弾圧
支部役員ら13人が不当逮捕
前略 本日朝、当組合の関西地区生コン支部に対し、新たな権力弾圧が加えられました。
高副委員長を含む13人の役員と組合員が逮捕され、支部事務所にもテレビカメラ付で家宅捜索が行われました。(昼のテレビニュースでは、早朝、自宅で早朝に逮捕、連行される組合員の姿まで報じられました。)
被疑事実は、昨年5月14日に関西宇部株式会社に対してとりくんだ抗議行動を指して「威力業務妨害」だとしたもの。同社はセメントメーカー宇部興産の直系子会社で、3年前から春闘で交わした労働協約の履行をめぐり労働争議が続いており、協定履行を求めた08年7月の抗議行動が威力業務妨害だとして09年2月に刑事弾圧事件がしくまれたことがあります。今回はこれに次ぐ2度目の弾圧となります。
関西宇部の代表取締役、木村貴洋は今年4月に大阪広域協組理事長に就任したばかりですが、就任にあたって、「長期ストで失われたゼネコンからの信頼回復に全力でとりくむ」と挨拶しました。
長期ストとは、昨年7月~11月の4カ月間、中小企業と労働者がからだを張って、生コン販売価格の適正化を実現したたたかいを指しています。いったいどちらを向いて所信表明をしているのかあきれた話ですが、いずれにせよ、今回の弾圧は、木村理事長がいうところのゼネコンに対する信頼回復の第1弾ということなのでしょう。
われわれ連帯労組は、仲間の早期奪還に努力するととともに、怒りに燃えて反撃を開始します。引き続き続報をお送りしますので、関心をお寄せください。とりいそぎ。
以上
全日本建設運輸連帯労働組合
小 谷 野 毅(こやの たけし)
東京都台東区浅草橋4-4-1 THE FWビル3F
TEL03(5820)0868 FAX03(5820)0870
Eメール koyano@tu-rentai.org