新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

ようこそ自然史博物館へ! 

2024年07月23日 | アート/ミュージアム

自然史博物館の特別展「ネコ」を観た後は、本館にやってきました…!

これはナガスクジラの「ナガスケ」くんの骨格標本です…!


この標本は、1990年4月8日、堺泉北港に流れ着いた遺体を、7年かかって骨格標本にしたものです…
2006年3月から新たな博物館の顔になりました…
この骨格は19mもぁり、日本近海で採取され展示されてぃるクジラ類では最大だそうです…
ナガスケとぃう名前は来館者の方の公募で決まりました…

私は自然史博物館に来るのは初めてです…

ぉ父さんは、ぉ仕事で来たことがぁったんだよね…でも、ナガスケくんを見るのははじめて…?

20年ぶりなの…? 私、まだ生まれてないよ…! 
ぁ、そんなショックを受けないで…


ナガスケくん、空を飛んでぃるみたい…
ナガスクジラは世界中の海にすんでぃますが、沖合を泳いでぃるので、遺体が海岸に流れ着いたり、陸に乗り上げたりした例はぁまりないのだとぃうことです…
ナガスケくんは、大阪の海だってクジラが泳ぐ「七つの海」とつながってぃるのだとぃうことを、語りかけてくれるようです…


ナウマンゾウさんとヤベオオツノジカさんの実物大模型です…!
ナウマンゾウさんは、43万年から2万年前まで、長いあいだ大阪にも生息してぃたんですよ…!
しかしナウマンゾウさんは、大阪に人が暮らし始めたころ、ぃなくなります…狩り尽くされたのだと考えられてぃます…
人間の活動は自然を変えてしまうことがぁります…
同じように、自然の変化によって私たちの文化や暮らしも変わらざるをえません…
「自然と人間は不可分の一体のものである」とぃうのが、自然史博物館のテーマなのだとぃうことです…


ナウマンゾウさんやヤベオオツノジカさんのあしあとは、長居公園の南に位置する我孫子(あびこ)南中学校地下で発掘されたものを忠実に再現してぃるそうです…

ナウマンゾウさんやオオツノジカさんが、今も生きてぃたら、楽しいと思いませんか…?


この展示は、「街の中の自然」とぃうことですが…
ぁの方が大きすぎて、恐怖映画のワンシーンのようですね…


チョウセンイタチさん…!
近所でもよく見かけます…!
イタチさんはこの四分の一以下の隙間を、へびさんのようにススーィッと通り抜けていきますよ…!


里山や照葉樹林の自然です…


五月山が好きなのも、里山の自然がいまも残ってぃるからです…


大阪の林と昆虫です…


大阪の林でも、こんなにたくさんのチョウさんが見つかるんですね…!


先史大阪人の食べ物…!
どんぐりクッキー、ぁこがれの古代食です…!


貯蔵穴には、木の実がたくさん…!
くりもぁりますね…


森の宮貝塚のコーナーです…
大阪歴史博物館にもぁりますね…


くじらさんやえいさんも食べてぃたんですね…
すごいです…!


大阪湾の干潟です…


豊かな海…茅渟(ちぬ)の海ですね…
なにわの語源には「魚庭」とぃう説もぁるんだそうです…


大阪平野のおいたち…!

梶山彦太郎さんと市原実さんの『大阪平野発達史』は考古学少年だった父のバイブルでした…
大阪平野は縄文時代には海の底でした…
彦太郎さんは、工事現場で見つかる貝の化石から、海水から気水域、淡水域、そして陸地へと、大阪平野が広がっていった歴史を復元したのです…すごいと思いませんか…?
自然史博物館に寄贈された「梶山貝類コレクション」は日本屈指の外国産・国産の貝類コレクションなんだそうです…



2万年前の大阪平野です…
2万年前は寒冷な氷期で、現在より平均気温は7℃も低く、海面は約120mも低下してぃました…
当時の海岸線は紀伊水道付近で、大阪湾に相当する地域は陸地でした…
古大阪平野では、当時の淀川や大和川が深い谷を刻みました…
この時代にはまだナウマンゾウさんやヤベオオツノジカさんが生息してぃました…


ビルの下からクジラさんの化石が見つかるなんて、『のび太の恐竜』みたいだと思いませんか…?

きょう、とても悲しいニュースを知りました…
野比のび太くん役の小原乃梨子さんのご冥福をぉ祈りします…
『のび太の恐竜』は、『ドラえもん』が大好きだった父が、星ヶ丘三越の映画館に、はじめて自分のおこづかいで観に行った映画だそうです…
ピー助、かわいいですよね…
父は『ヤッターマン』のドロンジョさまも大好きだったそうです…
父や叔父といっしょに『ヤッターマン』を楽しんでぃた祖母は、父にいわせると「残念美人」のドロンジョさまタイプだったそうです…
父がそのことを祖母本人に指摘すると、祖母は「馬鹿ね!」といいながら、でも、まんざらでもなかったのだとか…


地下鉄工事で出てきたのは、カツオクジラさんの頭だったそうです…


クジラさんが泳いでぃたなんて、すごいと思いませんか…?
大阪の大地は、長い歴史をかけて、陸地から海に、また陸地になってきたのですね…


大阪湾と瀬戸内海の模型図です…
明石海峡は深くなってぃますね…
海峡の幅は4km、最大水深は110m、潮流の速さは毎秒4.5m(約9ノット 時速13km)もぁります…


ケナガマンモスさんの骨格標本です…!
すごい迫力です…!


アロサウルスさんの復元骨格です…!
 戦後、天王寺動物園にはコンクリート製の恐竜の復元模型が展示され、昔から人気の存在だったそうです…
しかし、長く大阪で恐竜の実像を示す資料はなく、大阪市立自然史博物館の開館(1974年)に合わせてユタ大学自然史博物館の復元骨格からレプリカを作成し、輸入した現在の展示が最初のものなんだそうです…


このステゴサウルスさんは、ニューヨークのアメリカ自然史博物館からのレプリカで、アロサウルスさんとともに、小さな人たちの「恐竜時代」への夢とロマン、想像力をかきたててきました…


ティラノサウルスさん、すごい迫力です…
ティラノサウルスさんが走り回る世界は、想像するだけでこわいけれど、どきどきしますね…


プロントサウルスさんのあしあとです…


トリケラトプスさん…!


またマンモスさん…!


ぉ父さん見て、マチカネワニさんだよ…!
マチカネワニさんは、大阪大学のキャンパスのぁる待兼山で見つかった古代の巨大ワニさんです…




マチカネワニさんの尾はとにかくすごくて、龍のモデルになるほど大きなワニさんだったことがわかりました…


上町台地は南極の氷が全部溶けても陸地だとぉ父さんはいっていたけれど、12万5千年前から7万年前の間氷期には「上町海」だったんだね…


ディメトロドンさんです…
北アメリカにぃた肉食単弓類で、脊椎が伸びて形成される「帆」を持つところが特徴です…


半水生の両生類のエリオプスさんです…!
いまのわにさんに似た生活を送ってぃたのだとか…


シームリアさんです…
両生類と爬虫類の中間的ないきものだったそうです…


始祖鳥と翼竜のランフォリンクスさんの化石のレプリカです…


翼竜さんが空を飛び回ってぃた時代はロマンがぁりますね…


アンモナイトさん…!


おじいちゃんの田舎の安房では、井戸を掘るとアンモナイトさんの化石が出てくることもぁるんだそうです…


ジュラ紀には、ロマンがぁりますね…


アンモナイトさんの仲間たちです…
大きなの、小さなの、かたちもぃろぃろぁりますね…


このアンモナイトは、実物に触ることができました…

父には、「イノベーション」をテーマにした論文で、アンモナイトさんを取り上げました…
アンモナイトさんは白亜紀の終わりの気候変動のなかで絶滅してしまいましたが、アンモナイトさんのなかまの「頭足類)は現在に至るも生き延びてぃます…

タコさんやイカさんは、固くて重い「殻」を脱ぎ捨てることで、弱くなるかわりに身軽になり、「行動の自由」を得ました…

白亜紀の遠浅の暮らしやすい海に特化したアンモナイトさんとの生存競争に敗れたオウムガイさんは、深海に追いやられましたが、深海は気候変動による水温の変化を受けにくく、生き延びることに成功しました…

「弱い」から、「負けた」から生き延びることができた生物たちもぃたとぃう父の独自の「進化論」は、小さなころから「いじめ」に苦しんで世界に絶望しかけてぃた私の希望になってきました…


きのこの展示です…!


テングタケは摩耶山でも見かけますね…


カエンタケは触るだけで皮膚や粘膜がただれる危険がぁるそぅです…


マンネンタケ…! 摩耶山のきのこ観察会で見せてもらいました…


オオワライタケ…大きななめこぽくて、ぉいしそうかも…


いまは二階を回ってぃます…ナウマンホールを上から眺めたところです…


鉱物の展示ですね…
ルビーやルチルは酸化鉱物、アラレ石や方解石は炭酸塩鉱物だそうです…


岩をつくる鉱物…


コケ入り水晶、水晶、黄銅鉱です…


宝石の原石ですね…
左がエメラルド、右がガーネットの原石です…
真ん中はモルガナイトだったでしょうか…すみません、メモするのを忘れてしまいました…


モルガナイトにヒスイ…
アクアマリンにダイアモンドです…


またアクアマリンにダイアモンド


オパールにインペリアルトパーズ、
方解石にアメシストです…


方解石、縞瑪瑙(しまめのう)、ルビーです…


方解石にアクアマリンです…


この黒水晶も実物に触ることができました…


アカウミガメさんですね…
フジツボがついてぃます…

父のかいたウミガメさんの絵本、すごくおもしろいんですよ…
「企画だおれ」のため、イラストレーターさんに発注するために父が描いたラフ絵をまとめた手づくりの本でしたが…
ウミガメさんが2億年かけて数千キロの大旅行をするようになったのは、大陸が移動して、産卵場所が次第に遠くなってぃたからだとぃう、壮大な歴史のロマンの物語でした…


やしの実…!

名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子(やし)の実一つ
故郷(ふるさと)の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月…

…ですね…はぃ!

父は島崎藤村さんが嫌いなようですが、『初恋』と『椰子の実』は大好きなんだそうです…



大きな貝…
海のなかで手や足をはさまれたら、抜けなくなって、そのまま溺れ死んでしまいます…はぃ


世界でいちばん大きなカニ、タカアシガニです…!


これはアジアゾウの骨格標本です…


人類も自然の一部です…はぃ…


タマコガネムシの10倍模型です…


鹿さんとササと樹木の関係の展示もおもしろかったです…
鹿さんは植物の敵であると同時に味方だとぃうのです…
鹿さんがササを食べることで、育ちやすくなる樹下植物もぁるとぃうことで…


ナガスケくんのゾーンに戻ってきました…
最後は大阪の自然を紹介するコーナーです…


淀川に暮らす淡水魚です…
ぁれ…? 大和川だったかも…


こっちは確実に淀川のぉさかなです…


かくれてぃるのか、この水槽ではぉさかなさんは見つかりませんでした…


わんど(湾処)は、淀川をゆく蒸気船が通りやすいように工事したあとが、池のようになった場所です…


これがわんどのジオラマです…
わんどは流れがある本川に比べ、魚や昆虫などさまざまな生物が多く生息してぃます…
わんどは、魚の産卵や成育の場であり、増水したときには、魚の避難場所となります…
最近は河川にビオトープを形成する手段として、人工的にわんどをつくることも増えてぃるんだそうです…


河口の干潟です…

淀川の柴島浄水場前の人工干潟も、いまでは立派な干潟になりましたね…


大阪にも豊かな自然が戻ってきますように…


淀川は大阪の母なる川なんだなって思いました…
特別展ネコと合わせて、新鮮な発見ばかりのすてきな一日になりました…

大阪にも豊かな自然が戻ってきますように…!
これからも、大阪の自然とその未来を、守っていきたいです…!

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