
あの空とあの海が
育てたこの島で、
何を唄おうか?
二人展発表作品、
ほぼ、仕上がりました。
色々と詰め込み過ぎて、
後半は、
贅肉を剥ぎ落とし、
真随を見つける作業でした。
伝えたかったことは?
ただ、それだけを
カタチにすることにしました。
あとは、
当日のセッティングとなります。
[鉄の雨の詩]と
石坂浩輔氏の
[哀しみ苦しみから生まれる喜び]が、
どこでどう交わるのか?
見者がどう感じるのか?
ただただ、
その摩擦熱に
唄が生まれることを
祈っております。
人に優しくされた時、
自分の小ささを
知りました。
この[あなたに]の冒頭のフレーズは、
僕の中で、
最高の愛情だと
いつも作品製作で問いかけてます。
今展発表作品にも云えることですが、
生きるというこは、
とても苦しいってことです。
しかし、絶望ではないのです。
そこが、
とても奥が深いのです。
僕はまだまだ
その実体に出逢うことはないです。
靄の中で、
僅かな光りに辿り着くことが
精一杯の人間です。
この[鉄の雨の詩]は、
その[生きる]ということを
伝えたい作品であります。
2017年2月22日(WED)-26日(SUN)
ながしま遊館1階ギャラリー
[一寸花咲雨ザラメ、手長大夫ノ空の果て。]
画家 石坂浩輔×鉄造形家 今岡秀則 展
哀しさ、苦しさの中から生まれる喜びをテーマにしたいという画家 石坂浩輔の想いと、鉄造形家 今岡秀則の個展テーマであった[鉄の雨の詩]とのシンパシーによって、この二人展は始まった。順風満帆な甘い誘いはとても艶やかで、手を伸ばせば届く媚薬を手にしても、指先に感触はなく。遥か彼方で神々しく光る天の果てに、吸い込まれゆく虚しさは、何故か?くすぐったいのだ。一体、この感覚は何なんだろう?一寸花咲雨ザラメ、手長太夫ノ空の果て。
在廊日 24 25 26日 鉄造形家 今岡秀則
22~26日 画家 石坂浩輔
この展は、
(仮称)Shared Art Laborator設立、建設実現に
向けた取組みとしての機運を高める目的として
パートナーシップ賛同し、開催します。