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暑い夏が来ると…
いつも、鉄の雨。という言葉と
闘う自分がいる。
世界中で、
鉄が人の命を奪う武器として
使われてきたことに
心締めつけられる。
鉄が悪いんじゃなくて、
人が悪いのはわかってるけど…
鉄と向き合ってる以上は、
一度は、
受け入れなくちゃいけないこと。
ヒッタイト人が鉄を発明し、
暮らしが豊かになるどころか
戦の改革に発展していく…
鉄って?
ギラギラ燃ゆる
灼熱の太陽の隙間から
鉄の雨が降って来たんだろうか?
裸足で泥だらけになりながら
泣き叫ぶ乳飲み子抱き抱えて、
母は死に物狂いで、
風靡くウージの中を
走り抜けたのだろうか?
ガマで息を潜めて
鉄の塊の砲火におびえ、
肩を抱き寄せていたのだろうか?
赤子の泣き声を塞ぐ親心に
緊張が走る。
束の間の
静けさを取り戻した月夜に、
蛍の灯に道標をみつけることが
出来たのだろうか?
鉄…
僕はこの鉄で、
何を伝えるべきなんだろうか?
暑い夏に今年も問う…
鉄の雨。
数年前に
書き綴った。
そして、
2017年に、
鉄の雨の詩を発表。
2018年
再び発表す。