モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

【237冊目】原発事故 残留汚染の危険性


kurogenkokuです。
237冊目は・・・。



原発事故 残留汚染の危険性
武田邦彦 著 朝日新聞出版

ここのところのニュースや政府の対応を見ていると、どこまでが本当の情報か、何を信じたら良いのか判断に迷います。
特に原発問題。kurogenkokuは某総理大臣と違って原発問題には素人です。ですが「知ろうとする努力」はしなければならないのではないかと思い、いろいろな本を購入しました。そのうちの一冊が本書です・・・。

著者はテレビによく登場するので有名です。
著者は原発推進派でありました。ただし断り書きが書いてあります。「安全な原子力推進派」つまり「不安全な原子力反対派」だと。

内容は専門用語を極力避けて、無知な我々に対しわかり易く解説しています。
そんな本書が訴えているのは「やはり起こるべくして起こった事故だなぁ」ということです。

巻末に著者が残したメッセージ。印象的でした。皆さんはどう感じるでしょうか。。。

***********************
私たち(原子力関係者)は失敗したのです。
私たちの考えは間違っていたのです。
私たちが今まで正しいと思っていたことは間違っていたのです。
   (中略)
私たちは、今後どんなことがあっても「科学的に間違っていること」を許さない強い信念が求められるでしょう。
***********************


【目次】
第1章 いったい何が起こったのか?
第2章 そもそも何が問題なのか?
第3章 どうすれば身を守れるのか?

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コメント一覧

kurogenkoku
戦友T.Sさま
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/
著者の「地球温暖化」に関する本は以前読みました。この分野では信念を曲げることはないでしょうね。
そういった点で「先入観」を持って本書を読んでいただければ、著者の意外な一面が見られると思います。
kurogenkoku
猫大王さん。そうなんです。スライサーであるはずの著者が本書に書いている内容って・・・。面白いですよ。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/
スライサーなのに「朝日新聞出版」から出されていますし(笑)
戦友T.S
武田教授が素直に「非」を認めるとは驚きです。地球温暖化に対する彼の考えの反論には、全く聞く耳を持たないのに‥。
以前、彼の文章と掲載されている図に矛盾がある点を指摘したら、「そんなものです!」と逃げを打たれてしまいました。
今回の件は相当ショックを受けたのでしょうか?
猫大王
http://nekodaio.doorblog.jp/
武田教授は、日本一の"スライサー"番組である『そこまで言って委員会』でも人気のある方です。原子力関係のテーマでは大活躍で、世間では賛否両論あるようですが、勉強にもなります。
ご紹介の本も読んでみようと思います。
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