モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

【323冊目】使える学力 使えない学力


kurogenkokuです。
323冊目は



使える学力 使えない学力
音羽塾主宰 田中保成 著  Discover携書

一言で言えば素晴らしい良書です。

「言葉を持つ」⇒「思考・判断する」⇒「論理的に話す・書く」という3段階で基礎的な国語力を身につけていきます。
基礎的なと書きましたが、学生だけでなくビジネスマンとって目から鱗の「気づき」が随所に散りばめられています。本書の構成については目次を参照していただければわかるでしょう。
とにかくおススメの一冊です。


ところで途中こんな問題がありました。

【問題】次のものを2つに分類しましょう
りんご、ミルク、オレンジジュース、バナナ、お茶、コーラ、イチゴ、コーヒー、キウイ、スイカ

この問題を出したときに以下のように答えた子がいたそうです。
○コーヒー、キウイ、スイカ
○りんご、ミルク、オレンジジュース、バナナ、お茶、コーラ、イチゴ

ほとんどの人は「飲み物」「食べ物」の2つに分類するのではないでしょうか。

この子に問いかけたところこういう理由だそうです。
「嫌いなものと好きなものに分けた」


教育で必要なのはその答えに至ったプロセスを正しく理解してあげること。妙に納得してしまいました。

p.s
巻末にはチャートもついているので復習にも使えます。





【目次】
はじめに
第1章 言葉を持つ
 1 「語感」を身につける
 2 「語彙力」を身につける
 3 「表現力」を豊かにする
第2章 思考・判断する
 論理的に考えるための7つのスキル
  1 違いを見つける ―比較する力―
  2 共通項を見つける ー分類する力―
  3 特徴を見つける ―分析する力―
  4 批判的に考える ―評価する力―
  5 判断して絞り込む ―選択する力―
  6 見通しをつける ―推論する力―
  7 考えに筋道をつけてまとめる ―構想する力―
第3章 論理的に話す・書く
 1 論理的表現の大前提ーー相手をイメージする
 2 【技術1】 型を持つ
 3 【技術2】5W1Hをモレなく入れる
 4 【技術3】論理を正しくつなぐ
 5 読書を習慣づける

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