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レ・ミゼラブル

2013-01-12 | レビュー
レ・ミゼラブル



トム・フーバー監督

配役
ジャン・バルジャン  ヒュー・ジャックマン
ジャベール警部    ラッセル・クロウ
ファンティーヌ    アン・ハサウェイ
コゼット       アマンダ・セイフライド
マリウス       エディ・レッドメイン

 フランスの文豪ビクトル・ユゴーの大河小説。
「正義と善」という重いテーマを引きながらも、ハリウッド的で十分楽しめる娯楽作品に仕上がっていました。 
時はフランス革命後の動乱期。一度は「解放」を手に入れたものの列強諸国との戦争や、王政への揺れ戻し・度重なる暴動の中で、民衆は疲弊しきっていた。若い共和国が、未だ「正義」の扱いに不慣れで、人心を手なづけられずにいる時代の話。現代でも「正義」はときに冷酷に物事を一刀両断してしまう。だからこそセイフティネットが必要なんだな。
キャスティングは、文句のつけようもなく、中でも、アン・ハサウェイの体当たり演技はかなり堂に入っていて、ミゼラブルな状況での哀しみをよく表現できていたと思う。コゼット役のアマンダ・セイフライドの透明感あふれる美しさがこの映画の「宝石」だ。いたいけなコゼットや勇ましい少年革命家のガブローシュも素晴らしい。

http://www.lesmiserables-movie.jp/