embrace:everything

他愛ない日常に
流れゆくものすべてを
あるがままに。

A:ABILITY -THE HYDE-

2012-02-02 17:24:56 | hyde:HYDE
※ご注意

・主観的内容です。
・本の感想というよりはそれを読んで自分がどう思ったかって感じです。
・抜粋している部分があります。

おkならどうぞ↓


















初っ端のこの章で泣いたわけなんですが(笑)、
どこかというと最後の方。


「やり方は全然違うけど、アートってなんでも一緒だって思ってるんだ。
 絵を描くにしても曲を書くにしても、例えばお椀を作るにしても。」


今わたしは、会社で働かせていただいてる。
でも、入社するまで5年以上フリーターをやってて。
人生のところどころで、
こういうことをやりたいなあとかぼんやり思うことはあっても、
それに向かって、
努力をしたかと言われると、ほとんどした記憶がない。

そもそも、幼稚園のころは、「ピアニストになりたい」と思ってた、らしい。
今思えば、まだ当時は、そんなにピアノ好きやった記憶ないんやけど(笑)
ただ、その夢は、父が他界したときに、捨ててしまった。
「そんな、不安定な職業じゃなくて、もっと安定した職業に」
と、母がわたしを思って「弁護士になりなさい」と言って(飛躍してるなー)、
意思がとっても弱かったダメなわたしは、「そっか」と思った。

自分のすきなことには極端に興味が偏って、
それ以外にはほんまに興味がない。
そういう性格やから、
自分からすすんで弁護士になりたいと思ったわけちゃうから、
法学部に「入りたい」んじゃなくて、
「入らなあかん」のやと思ってて、
つまりそれは、自分の将来を、人に言われたから、そうしようとしたわけで。
「人のせい」にしてたわけで。

そんなんで入れるほど法学部は甘くないし、
わたしも賢くないので(笑)、アッサリ落ちて、
そこから人生の堕落が始まった。

フリーターしながら、人生に言い訳をしとった。


でも、ひょんなことから今の会社に拾ってもらって、
苦手と思ってた仕事が、
やってみたら楽しくて。
あれ、もしかして、天職やったんかな。
と思うようになった。
こんなご時世に会社の方から拾ってもらえるなんてこと、
めったにないんやろうからと思って、
スキルを磨く努力をしたり。
そうしていくうちに、
この仕事を通じて、人間として成長していこう、
という、人生の目標を、初めて自分でちゃんと作った。

それは、昔なりたかったピアニストじゃないし、
中学時代に「なれたらいいな」と新たに思った漫画家でもなかった。
フリーター時代に「カッコいい」と思ってパタンナー通信教育を申し込んで、
挫折してしまったファッションデザイナーでもなかった。

それでも、
この仕事でわたしは何かをクリエイトしたいと思った。
クリエイトとか言うと大げさかもしれへんけど、
いつも、
「半年前と同じ仕事はしたくない」と思ってる。
自分のしている仕事に、なにか工夫することで、
もっといい仕事になるんちゃうか、
という気持ちを持ち続けようとしてる。


ここ数年、
昔は描いとった絵をまた描くようになって。
たくさんの人に見てもらえる機会をネットで得て、
「いいね」「好き」って言うてくれる人がいて。
そうやって数を描くようになってようやく、
あー、自分が一番すきなことって、描くことなんや。
って思った。
どんなに描いてても飽きひんし、
ごはん食べんでも平気。
でも、そのことに気付くのが遅くて。
努力して、挫折したって、突き進んで行ったら、
これを仕事にできたかもしれへんのやけど、
わたしにはそれができひんかった。

でも、
これっていうものに、気付けてよかった。
ネットのおかげで、
見てくれるひとのおかげで、
気付くことができた。


そういう、
「すきなことを続けられなかった自分」
「それでも、予想もしなかった仕事について、それを生きがいのひとつにできた自分」
「生業にはできひんかったけど、すきなことに気づけた自分」
の気持ちが、
彼のあの一文を読んだことで、決壊してしまって、涙がでた。


なんか…うまく言えへんのやけど、報われた、きがした。



それともう一つ、泣いた理由は、彼が眼のことについて話してたとこ。

わたしは、彼のインタビューなどをしっかり読むようになったのが、
2009年以降。
それまではFCも入ってなかったし、
音源をただひたすら聴くだけやった。
インタビューらしいものをあまり読んだ記憶がない。
だから、ネットで読んで知ってはいたけど、
今まで彼がそのことに触れたかどうかは知らんくて。
多分どっかで話してるんやろけど、
それを彼の言葉でわたしが読むのが初めてやったので。

それを、淡々と語ってるところに。
わたしには分からへん色んな気持ちがあったんやろうけど、
淡々と、わたしたちに話してくれることに。


才能って確かにあると思う。
努力を継続できる才能。

その才能がないわたしは、そこも努力でカバー(笑)
努力、努力、努力
し続けているうちに、
継続することの難しさと、素晴らしさを知る。
やめなければ、みえてくる、何かがある。

まずはざっくりと-THE HYDE-

2012-02-02 02:33:22 | hyde:HYDE
※ご注意※

・あくまで主観的内容です
・記事についての抜粋は今回はナシ

おkならどうぞ↓














27日にフラゲした人おるらしいで的ツイートを見かけたので、
慌てて28日の朝に本屋に行った。
ルクア三省堂。

まず、表紙を見て震えた(笑)
装丁を知らんかったので。
「こんなんやったらいいなぁー」と夢想しとって、
文字通り夢に出てきたデザイン、ほぼまんまで。

聖書みたい

て最初思って、
彼があの本を記すにあたって言うてた
「夢のない世界だからね。」
という言葉とは裏腹に、

昔のヨーロッパの、お伽話の本みたい

などとも思った。


表紙を開けて最初に飛び込んできた、
いばらのモチーフに、
「ふわぁ…」
と声にならへん感嘆の声を出して、
1ページ1ページのデザインの美しさに見とれて。


会社で7割がた、帰宅してから残りの3割を読んだ。
まず、初っ端から泣きながら読んだわけでしたが…(笑)


通して読み終えて思ったのは、

この本が読めてよかった、生きててよかった

てこと。


わたしはちょうどHYDEさんがソロを始めた頃に、
人生で一番つらい時期やって。
乗り越えられへん、
もうここにいたくない、
消えてしまいたいと、思ってました。

evergreenの歌詞がつらすぎて聴けなくなって、
HYDEソロから離れてしまったぐらいに。


あの本には、
紛れもない、HYDEさん本人の言葉があった。
あれを出すにあたってたくさん考えたろうし、
思うことは、彼にしかわからんのやと思うけど、
あれだけの内容を、
伝えようとしてくれたという事実に涙が出た。

それから、メンバーに対する愛情。

歌う…表現するということに対する、ストイックな真摯さ。

そういうものを感じて、
これを読むまでしななくてよかったと思った。
ありがとう、ありがとう言いながら泣いてた。


わたしが人生を全うして、この旅を終えるときに、
この本を柩に入れてくれと、親族に伝えた。

それくらい、これは宝物になりました。


そして、
年月はかかるやろうけど、
全ての章について、
自分が感じたままに、
明日から書き残していきます。

まずは、ご挨拶。

2012-02-02 01:58:25 | 日記

ご訪問ありがとうございます。
笹岸かいらです。

この度新たにこのブログを立ち上げることにしました。


わたしはいつもツイッターをウロウロしてるんですが、
あちらでは文字の制限があったり、
フォロー下さっている方の数≒発言力の大きさ
みたいになるので、
主観的な(たとえポジティブな内容でも)ことは
できるだけ書かないでおこうと決めています。
ので、
自分の思うことを素直にありのままに、
残しておける場所が欲しいと思ったのです。


基本ポジティブ人間なので、
ポジティブな書き方しかしないとは思います(笑)
あと、今は丁寧語ですが、
大方関西弁になると思います。
それでも読んでいただければ、
とても嬉しいです。


今後、よろしくお付き合い下さいませ。