カマル・アドワン病院の看護部長であるイード・サブー氏は、イスラエルによる同病院への攻撃により新生児が負傷し、保育室の避難を余儀なくされたと語った。
「保育器のある小児病棟がイスラエルの戦闘機と無人偵察機に攻撃されました。上階が損傷し、何人かの子供と新生児が負傷しました」と、同氏は電話でアルジャジーラに語った。
「ジャーナリストや看護師、その他の医療スタッフも負傷しました。
看護師たちは子供たちを下層階に連れて行きましたが、その階には保育器や集中治療を必要とする新生児に対応できる設備がありません。 その子供たちと新生児は直接砲撃を受けました。 1人の子供は緊急手術を余儀なくされました。 スタッフは前日にすでに砲撃を受けていたため、この新たな攻撃にショックを受けています。」
以前にもお伝えしたように、ガザ地区北部の包囲された地域にあるカマル・アドワン病院は、部分的に機能している最後の病院です。イスラエル軍が同施設を急襲し、医療スタッフのほぼ全員を含む数十名を拘束した一週間後に、今回の攻撃が発生しました。
同病院は、イスラエルによるガザ地区北部への攻撃が激化する中、負傷者の受け入れを続けており、緊急の国際介入と医療物資の輸送のための人道的な通路の設置を求めています。
ガザ地区北部のカマル・アドワン病院からイスラエル軍が撤退した後、同病院のベッドや床に横たわるパレスチナ人の負傷者たち。2024年10月26日 [ロイター通信]
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