学長のひやかし

本(もと)はみな たれもの晒しの白木綿 
染めつよこれつ 末はいろいろ

非常識があたりまえになるとき・・・

2004年08月29日 | boyaki
 世の中の流れはおそろしい。
今まで非常識だと暗黙知されていたことが、いつの間に非が取れて常識になる現象
が結構ある。

 私が、おそろしく感じたのは

1)公共交通での携帯電話
2)室内での帽子着用

などである。1)に関しては多少光景を目にするとむっとした顔をする人もいるが、注意するわけでもない。一方電話をかけている本人はというと、老若男女問わずまったく罪の意識もなく平然としている。
もうあたりまえの光景として社会的権利となってしまったのであろうか。

 2)は若い世代を中心に、広まっている。特に顕著になって現れるのが大学の講義などである。
一昔は注意をする教授がいたが、今はどうだろうか。そもそも常識よりおしゃれが優先されるその価値観が理解できない。現代人の特徴として各場面でモードチェンジが出来ないことが上げられる。つまり自己中心的で、いつまでも自分家モードなのだ。自室と公共の場との区別、自分を出すところと自分を控えるところの区別など様々な面で、自己中心的、つまり相手に対する思いやりがないのだ。

 何はともわれ、今の時代常識を求めること事態ナンセンスかも知れない。よくテレビで、社会問題を放送するときに聞かれる言葉で「後は人々のモラルに任せます」ということを聞くが、もうお任せにできる時代なのではないかもしれない。せちがない世の中だ・・・。

入力と出力

2004年08月28日 | boyaki
 人間脳は入力と出力で回転している。入力とは字のごとく情報を頭に入れていくということである。出力とはそれを言語化や図示して、外に出すということである。そうすることにより、脳みそは考えるという動作をし発達していく。(養老猛司の逆さめがね PHP新書より)

 学校をでても、英語教育、脳みその話などに興味があり、暇なので図書館から借りてよく読んでいる私である。上の文で思ったのは英語教育との兼ね合い。日本の英語教育は明らかに詰め込み式で入力ばかりが肥大化し、出力が追いつかない(出力する場がない)のが現状だ。日本人が英語教育に不満を感じるのは要するに、この考えるサイクルが廻っていないからだと私は考える。ただし、いささか状況はいい方向に向かっているようでインターネットの発達でreading,writingに関しては出力の機会が増えた。hearing,listening,speakingに関してもテレビ電話がより身近になれば同じように機会が増えるだろう。
学校も少子化で一クラス編成の構成人数も減り、教師も各生徒に目が届きやすくなったのもいい影響を洗えるかもしれない。ただし、文部科学省が計画する今後の英語教育に関しては、まだまだ問題がたくさんあるので安易に喜べないが、昔よりはと、教育熱心な親世代は喜ぶべきかもしれない。機会があれば小学校英語教育論争などを語ってみたい。


東武野田線での出来事

2004年08月14日 | travel
 今日は東武野田線に乗る機会があったのだが、ちょっとしたことがあった。 

①電車の中で100円拾った。
本来なら拾わないのだが、七光台止で廻りのお客さんが少なかったのでありがたく頂戴した。神様からの給料だと思って大事に使おう。

②電車の中でタバコをすっているご老体がいた。
 ご老体が電車の中でタバコをふかしていた。もちろん迷惑行為だが、何だか昔懐かしい光景で一人ほのぼのしてしまった。昔は通勤電車でもタバコがすえたんだよね。

 それにしても東武野田線てのは、ほんとのんびりした電車でいいですな。

大人なカマキリ

2004年08月11日 | travel
 居酒屋での帰りのこと。板倉東洋大でいつぞやの柳生みたいに、
ブンブンと虫が入ってきた。すぐに私の座敷の向かいにもきて中くらいのカマキリだと分かる。最近のカマキリはほんとに威勢がよく、よく飛ぶもんだ。
 最初こそ座席をうろうろ飛び廻っていたものの、5分位して網棚にちょこんと座りまったく動かなくなった。このまま都心へ向かうらしい。
(無論そのまま折り返したかも知れないけど・・・)なんてお行儀がいいんだろう、電車に乗ってどたばた走り回るガキや、勝手に自分の部屋のような振る舞いをする女子高生なんかよりよっぽど利口だ。虫にはできて、人間にはできない、なんともえらい世の中になったもんだと思った。

見事な大岡裁き。

2004年08月09日 | boyaki
 久しぶりにいい2時間ドラマを拝見した。TBSの「教授検事」(21:00~22:54)で、主演は時代劇ファンなら誰でも知っている、大岡越前の加藤剛。ホントは観るつもりではなかったけど、たまたま頭の部分を見ていたらついつい引きつけられてしまった。

 話は教授上がりの新米検事が、小さな告発から15億にもわたる巨額な詐欺事件を導き、大物代議士を追い詰めるという話である。派閥などのくだらない線引きにとらわれず、自分の仕事を全力で全うする。今上に立つべき人間が忘れてしまっている概念ではなかろうか。

 何より良かったのはやはり加藤剛。現代劇でも優しさ、厳しさがにじみ出ていて人間味を感じる。また周りの役者人もそれに負けず劣らず
いい味を出していた。2時間ドラマは小学生のときから見ているが、こんなに引き込まれて見たのは久しぶりだった。

【アジアカップ】サッカーから学ぶこと【反日感情】

2004年08月08日 | boyaki
 サッカーで噴出した、一連の中国国民による反日感情事件で不快に思った日本人も多いだろう。しかしこれがもし逆の立場だったら、日本人はフェァーに試合観戦ができただろうか?暴動は起きないまでも、同じような罵声やブーイングを日本人はしていたのではないだろうか。今のモラルのかけらもない日本人に中国を非難する資格は私はないと思う。

 といっても、別に中国の肩を持つわけでもない。危険発言になるかもしれないが、そもそもアジア系民族はあまり好きではない。街中でしゃべっているのも耳につくし、どうも前世からなのか生理的に受け付けない。

 そんな愚痴はともかく、今回のサッカー日本代表には学ぶべきところがあろう。それは、どのような環境にも左右されない強力なメンタル(精神)持つというところだ。今回観ているこっちが中国の汚い行為に対し腹を立てていたのに対し、選手団は何事もないようにふだんと変わらぬままプレーをしていた。(サントスは危なかったが・・・。)このような強固な精神をもってこそ、豊かな国作りの一歩になりうるのではなかろうか。ちょっとやそっとのことで、すぐ「嫌い」「キモイ」を連発する単細胞な若者、すぐ手が出る動物的な人間もこれを期に自分を見つめなおして欲しいものだと深く思った。

珍客

2004年08月07日 | boyaki
 部屋でくつろいでいると、急に外から大きなカマキリが入ってきた。
ここはマンションの6階、よく上がってきたもんだ。そういえば、カマキリもトンと最近見かけなくなったな。農地が減った影響だろうか。私がちびっ子の頃は、あちらこちらにザリガニやタニシ、バッタやカマキリがいたもんだが開発と共にすっかり姿が見えなくなった。あまりにも懐かしい珍だったので思わず撮ってしまった次第。

移動キャッチセールス?

2004年08月05日 | boyaki
場所は葛西駅近くの幹線道路。バスから降りてひとたび、葛西駅へと歩いていく。すると横に止まっていたワゴンから「すいません」との声。自称平成の通りがかり聞く造を名乗る私としては、また道でも聞かれるのかと思い近づいていった。中にはサラリーマン風の男が2人乗っており助手席に乗っていた太目の男が声を掛けてきた。なにやらちょっと値段の張るような時計を差し出してきたので、金ならないと最初に断ったのだが差し上げるというので話を聞いてみる。以下男の話を簡単にまとめると、

  自分たちは納品業者だが、過剰に発注してしまい商品が余ってしま った。このまま商品を会社に持って帰ると上から怒鳴られ、減俸にな りかねない。このまま道端に捨てたり、質に入れたりしてもいいのだ が、足が着く可能性がある。なので、ここは通りがかりのお兄さんに あげてしまったほうがいいと思った。ただしこのことは内緒にしてい て欲しい。

てな具合だ。これだけ聞けばラッキーな話だが、この話には続きがある。話が最後になるにつれ、相手の本心がようやく出てきた。

   タダであげてもいいのだが、自分たちにリスクがともなうためせ  めて商品の引き換えに飲み代をもらえないか。

 なんだ、やっぱり金欲しいんじゃん。どうも話がうますぎると思ったし、しゃべっている男の口調が妙に流暢で、営業的だったのでおかしいと思った。どうやら単なる新手のキャッチセールスだったようだ。
 そういえば似たような商売形態で普段は5000円以上の価格で売っているのに、ある一定の時間になると店の商品(カバンや貴金属製品。おそらく二束三文もの)が、あら不思議、全品1000円になるといういわゆるインチキ商売をやっている店を巣鴨や浅草で見たことがある。男は、ららぽーと船橋がどうこう言っていたからそこにもあるかもしれない。おそらくそういったの同じ業者なのだろう。
 仮にだまされて商品と引き換えに、飲み代を工面したとしよう。2人分の飲み代を最低で見積もっても3000×2としても、向こう側には最低4000円以上の利益が出る。これはあくまでも私が推測した最低金額であり、3000円計算では納得しないかもしれない。いずれにせよ店舗を構えてやるより、利益が上がるのは確かだろう。
結局どうしたかというと、家に帰らないと小銭すらないと嘘偽って(でも正直昼飯500円すら捻出が難しい状態)、返せと言われる前に商品を返してその場を立ち去った。車の方も逃げるように立ち去った所を見るとやっぱり怪しい商売をしているのに違いない。
 物の売れないこの不景気に商売するのは大変だと思うが、何よりそんな人から騙しとった金で家族を養ったり、遊んだりしていることが平気でいられる神経が計り知れない。少なくてもあこぎな商売でずっとやって行きたいと思うなら、せめてお金を持っている人、持っていない人の見分けくらいつけられる目を持ってもらしたいものである。読んでいただいた皆さんもこういうおバカには注意してください。


バカップル

2004年08月04日 | boyaki
 分類は若者だがそれとは限らない。

 最近は街中でバカップルを目にする機会が増えたと思う。男と女が好きあい、仲良くするのは大いに結構であるが、その好きあい方にも時と場所(いわゆるTPO)を守っていただきたいと思う。

 特に公共の場でのじゃれあい、キスなどはほんとに困ったものである。本人たちは楽しいからいいだろうが、それを見せられる周りの人の迷惑は計り知れない。そもそもこうした行為は個人の部屋や、少なくても人目に着きにくい公園のベンチなどでするのが通例である。しかし最近は、脳みそが退化している輩が多く、動物のごとく人目を気にせず触りたい、じゃれあいたいと本能的に感じたままに行動する。普通の人間ならば仮に本能的にそう感じたとしても、周りの目や自分のおかれている状況を瞬時に総合判断してから行動に至るはずである。
ともあれ、これから街中で、こうした光景に出くすことももっと多くなるだろうから、「ああ、猿がなんかしてら~。」と軽く色目で見てやると、不快に感じないだろう。

ここからは余談だが、こうしたはしたない光景をする奴らは、必ずどちらかないし両方がブス、ブサイクである可能性は100パーセントである。

ピカチュー子出没

2004年08月01日 | boyaki
 8月早々仰天させられた。

 東武線太田駅で、隣のホームに目をやると、女子高生くらいの年齢だろうか、フードの部分がちょうど頭になりちゃんと耳もある全身ピカチューの着ぐるみの服を着てたたずんでいるではありませんか。(よく子供用ではアンパンマンなどキャラクターものはよくあるが。)全身が黄色なのでかなり目立っているが、そのオナゴは周りの目など何も気にすることもなく電車に乗っていた。(しかも知る人ぞ知る11480)

 その服自体が結構かわいかったので、何となくそのオナゴを許せてしまう自分が嫌だ。そのオナゴは太田市では有名人なんだろうか?いまさらながら写真でも撮っておけばと後悔するが、アップしても問題になるだけだからいいか。こういうある意味堂々としたオナゴこそ、同じ格好で上京し渋谷を我が者顔で歩いてもらいたいもんだ。