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「丘の上の賢人 旅屋おかえり 」原田マハ ネタバレ

2024-06-29 | 小説・漫画他
先日モエレ沼に行って来たところ、お友達ブロガーさんから、山の上で座っている人がいる場所はここだったのか というお話を聞き、しかも原田マハさんということで興味が湧いて読んでみました。

私が読んだのは文庫本で、他にもマハさんの旅についてのエッセイと、漫画(おかえりの礼文島での高校時代)が入っていました。
マハさんの北海道愛と六花亭LOVEな処が微笑ましかったです。

小説はというと・・・知ってる処が一杯出て来たので楽しかったけど内容は普通かな・・・。
うーん、今回は自分の土地勘があり過ぎて(札幌の東区、北区)、色々細かい事が気になっちゃいました。モエレ沼と羊ヶ丘は札幌駅を中央にして、それぞれ逆方向に結構行った処なんですよね、だからその2つを行き来するというのは遠い。
モエレ沼の近くの丘珠に住む高校生と彼(北大生だから学校の近くに住んでいただろう)デートでしょっちゅう羊ヶ丘には行かんよなあーと。

★以下ネタバレ★



ラストの方、バスに飛び乗ったっていうけど・・・双方を1本で繋ぐバス存在しないはず。
それと、彼の故郷の小樽と札幌は近くはないけど、列車で通勤通学で毎日行き来してる人もいる範囲内なのよね・・・。
そもそも彼が毎日同じ場所に座って待ってるって、それ、絵として良いんだけど、実際にそれをやったら相当だなあ・・・と(ごめんなさい)
それでも、最後は2人が再会できてハグ・・ハッピーエンドで良かったです。
んー、でもなんだろう・・恋愛パートが全体的に古い少女マンガ風だなあ・・・と、そこまで心動かされるストーリー展開ではなかったわ。
以上

彼女のお姉さん、妹のために自分は全てを犠牲にしてる!ってアピールするのは、妹が辛いよ・・・
お姉さんの苦労も解るんだけど・・・。

でも、主人公の元アイドル「おかえり」の名前が覚えやすくて面白い。
かつて礼文島出身の友達がいたので、行ったことはないのだけれど、ちょっと懐かしくなりました。
確か柴崎コウさんも礼文出身だったかと。

この自分の代わりに旅行に行ってもらうって企画面白いですね。
このお話の前にも「旅屋おかえり」のシリーズ作があると知って、興味が湧きました。

巻末で読んだところ、本作は2010年に初出されたものだったそう。
10年以上前の作品だったのですね。

この本で冒頭、ビートルズのThe Fool On The Hill が登場するので検索してみたら、ポールが登場するMVが出て来てみました。どこかけわしい山の上のシーンが出て来るのだけれど、不思議とモエレ沼公園の山と何かが共通する感じがして、なるほどって思いました。
知ってる歌だけどタイトルは知らなかったのですが、なるほど曲も合ってましたよ。

丘の上の賢人 旅屋おかえり 原田マハ 2021年
幻の札幌・小樽編を収録! ベストセラー『旅屋おかえり』シリーズ特別編
勝田文さん描き下ろし漫画も収録 いきなり文庫!
売れないタレント・おかえりこと丘えりかは、依頼人に代わり旅をする「旅の代理人」。秋田での初仕事を終え、次なる旅先は北海道──ある動画に映っている人物が、かつての恋人か確かめてほしいという依頼だった。依頼人には、初恋を巡るほろ苦い過去があって……。

原田マハ
「楽園のカンヴァス」「風神雷神」「ハグとナガラ」
「リボルバー」「たゆたえども沈まず」感想
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8 コメント

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わぐまさん☆ (latifa)
2024-07-03 07:36:20
わぐまさん、おはようございます!
コメントありがとう。

わぐまさんちでも記事検索していたよ。
そっか、前作は随分前に読んでいたのね。
イマイチだったのかー。
本作はうーん、、って感じだったけど、前作はどうだったんだろう?という興味があったけど、それじゃあ読まなくても良いかなあ・・・

そうなのよー、土地勘あるのも善し悪しだなーって思った。
まあ、それも楽しんで読んじゃえば良いんだけどね。

柴崎さんが礼文出身っていうの、私も最近何かで知ったんだよ。なんでもお母さん側がロシアとのクォーター?だからしい。
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Unknown (わぐま)
2024-07-02 10:38:20
こんにちは^^
「旅屋おかえり」は、10年以上前に読んだけど、あんまり好きじゃなかった。
ので、本書も読む気になれず・・・
土地勘があると、「これって変じゃない?」と気付いてしまうこともあるんですよね^^;
柴崎コウさんって礼文島の出身なんですね。知らなかった。デビュー当時は、本名も出身も隠していた気がする。
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苗坊さん☆ (latifa)
2024-06-30 07:35:18
苗坊さん、こんにちは!
コメントありがとうございます。

そうそう!そうだ、わざとらしい方言!
それが本作では無かったわ。
私もドラマや小説を見ていて、北海道弁の激しいのが一杯出てくると、げんなりしちゃうんです。

私も帯広は通過したことはあっても、観光をしたことがないので一度行ってみたいです。
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こにさん☆ (latifa)
2024-06-30 07:23:08
こにさん、こんにちは
こにさんから教えて頂かなかったら知らないままでしたよ。ありがとうございました

そうなのね、こにさんはだいぶ前に読まれてはいたけれど、感想がまだだったのね。
いやー、そんな一杯アップするのが詰まっているとは

やっぱり、土地勘あると距離感とか細かい処が気になっちゃうんですよね。

それにしてもドラマ版は知らなかったなあ、見たかったなー。再放送やってくれないかな。
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セレンディピティさん☆ (latifa)
2024-06-30 07:20:07
セレンディピティさん、こんにちは!
あ!セレンディピティさんが原田マハさんお好きっていうの、解るわー。
芸術的なストーリーがお得意な作家さんですものね。
私も幾つか彼女の本を読みましたが、やっぱり美術関連の小説が好きです。
さすが詳しいなあ!とお勉強になるし。

これはそれとは関係のないお話で、なにか・・大変失礼ながら、普通でした。

マハさんは六花亭のお菓子全部食べてみたいと思われてるそうで、帯広まで本店他行かれていました。

>テレビのぶらぶら散歩的な番組で
この距離をぶらぶら歩く、はないな

それ、ありますねー!
TVでは写ってなかったけれど、途中車で移動してショートカットしたな?って想像がつくこともあります
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Unknown (苗坊)
2024-06-29 19:20:17
こんばんは。
知っている場所が多く出てくるとやはり嬉しいですね。たまにわざとらしい方言が使われたりしてイラっとする時もありますけどこちらではなかったので良かったです。
マハさんのエッセイも面白かったです。帯広は1度しか行ったことがないのでまた行ってみたいと思いました。
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なるほど (こに)
2024-06-29 15:13:33
地理に詳しいと色々気づいてしまうところ、ありますよね~。
私も、誰だったかの作品で愛知県各所が出てくるのだけど、この移動は無理じゃない?と思ったものがありました。

安藤サクラさんのドラマ、観たいです。
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Unknown (セレンディピティ)
2024-06-29 09:58:09
latifaさん おはようございます。
私も原田マハさんが好きで、一時期読んでいました。
「楽園のカンヴァス」「たゆえども沈まず」は私も読んでいるので
latifaさんの記事、拝見しましたよ。(だいぶ忘れていますが...)
モエレ沼を舞台にした作品も書かれていたのですね。
マハさんは北海道がお好きなのですね。
六花亭LOVEは、あ!わかる、と思いました。(いかにもマハさん好みっぽい)
土地勘があると、細かいところが気になっちゃうってありますね。
これまで小説ではあまり感じたことはないのですが
たま~に、テレビのぶらぶら散歩的な番組で
この距離をぶらぶら歩く、はないな、と思うことがあります。^^

マハさんの小説はきれいなのですが、人間のどろどろした部分に一歩踏み込むところがないので
それが時に物足りない、と感じてしまうこともあるかな。
でもアートの造詣が深い方なので、興味深いエピソードが描かれていますね。
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