先日、歌野さんの「絶望ノート」を読んで、やられた!感が凄かったので、他の歌野晶午さんの本も読んでみようと思い、「葉桜の季節に君を想うということ」と「世界の終わり、あるいは始まり」の2種類読んでみました。
まず「葉桜の季節に君を想うということ」
最後の方で、「えーっ!!そうだったの??」という驚きがありました・・。ただ、あまり気持ち良い裏切られ方じゃなかったかもしれない。途中で時々、あれ・・?ん??って思う部分はあったんだけれども。気がつかなかったなあ・・。
ただ、ちょっと長かったかも・・・。このエピソードって必要なのかな・・・って部分もあったりして・・。あとあの女性(借金からしぶしぶ詐欺をしている)が、嫌だなあ・・・。
とはいえ、一回最後まで読んだ後、また最初からもう一度読みたくなる本でした!
内容(「BOOK」データベースより)「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして―。
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「世界の終わり、あるいは始まり」
途中までは、すっごい面白いー!!って読んでいたのですが・・・
一回目は、えっ?これ、妄想だったの・・? で、1回ならまだしも、何度も妄想ネタで・・・、こっちは翻弄させられて、はぐらさかれてる感じで、イヤになってきちゃった・・・。 とはいえ、最後のオチを見届けなくては・・・と一気読みしたんですが、え~~オチこれだけ???それはあまりに酷いんじゃーー?!と、少々怒りを覚えてしまいました。
凄く引き込ませられる文章力もあるし、わっ!!とびっくりする展開は凄いんだけれど、それが妄想っていうのが、虚しすぎます・・・ もうこういう本は読みたくないです。真剣に読んでいたのに・・・。騙された・・って感じがしちゃいました。
出版社/著者からの内容紹介
東京近郊で連続する誘拐殺人事件。事件が起きた町内に住む富樫修は、ある疑惑に取り憑かれる。小学校6年生の息子・雄介が事件に関わりを持っているのではないかと。そのとき、父のとった行動は…。衝撃の問題作。
絶望ノートが今の処一番面白かった・・・。
私も軽くイラッとしちゃいました。
葉桜~はやられたー!ってなりました。
ただ、このトリックは先入観を上手に使って巧いとは思ったのですが、それ以外の部分が意外にあまり残らないですよね。普通すぎたって感じでしょうか。
やっぱりhitoさんも、軽くイラッと来ちゃいましたか
妄想だらけでも、最後のオチや〆に、何か一発欲しかったです・・・。
★ネタバレあります★
葉桜は、やられたー!って衝撃が強くて、ずっと後にまで、この事は覚えている気はします。
それ以外の部分、、特に、主人公とあの女性が良い感じになる・・のは、ちょっとどうかねぇ~と思ったりしました。だって、一時とはいえ、あの女性は殺そうとしたんですよねぇ・・・そんな怖い女性を許せるんだろうか?