登場人物に嫌な人が出て来なくて、全体的に、まったりした雰囲気で肩凝らずに楽しめるお話でした。
まずは、のんびりと凄く適当に働ける？この会社の部署が良いなぁ～と思っちゃった。
メンバーも、後輩のみっこちゃんというキャピキャピ系若い女の子も意外と良い子だし、矢田君という下ネタ大好きでちゃらんぽらんな男も、合コンの時嫌なヤツにバシッと行動してくれたり、変な脅迫状が届いた後、幸代を心配して途中まで一緒に帰宅してくれたりする配慮の出来る実はなかなか出来る男なんですよね～
。←こういう男子を書くの、しをんさん上手よね～
そして、幸代の彼氏の洋平。ぶらっと旅に出ちゃうものの、ちゃんと戻って来る、生活力に期待は出来ないけれど、お互いの趣味を尊重しながら程良い距離感を持ってつきあえる良い彼氏じゃないですか！！私はこのカップルの関係、とっても良いな～って思ったんだけどなー。
最初は、学生時代から３人の友達同士が２０年に渡ってBL本を共同製作していて、中華料理屋で打ち上げしてる様子とか、とっても楽しそうで羨ましいな～って思っていたんだけれど・・・。でも結婚するにあたって、仲間から抜けると言い出した子がいて・・・。
でも密かに幸代の方が作った本が売れていたんですね・・・。そういうのがあったのか・・・。同人誌についてほとんど知らなかったので、コミケについての申し込みや当日の様子とか色々解って面白かったです。この腐女子、BL小説などは、しをんさんならではの詳しさ？ですね。
そして、この小説のキモである、1950年代の企業成長の謎は、東南アジアにおける日本の戦後補償に便乗して成長してった・・・ってのと、人身御供された女性と、いわくつきの原稿用紙（本に入っています＾＾）等の会社の秘密を暴く！という処なんですが・・。いまひとつ私にはこの部分がピンと来ないというか・・あり得ない感じがして、入りこめなくて、ワクワクしなかったのです・・・。
でも、腐女子ネタや、仲良し３人の微妙な関係、会社内のメンバーのキャラと会話（ホントは仕事の出来る幸代・みっこちゃん・矢田。後者の２人の部分とか）などは楽しく読めました。
３つ★星間商事株式会社社史編纂室 三浦 しをん 2009-07-11
内容（「BOOK」データベースより）
川田幸代。29歳。会社員。腐女子。社の秘められた過去に挑む―。本間課長は言った。「社史編纂室でも、同人誌を作ろう!」その真意はいかに?風雲急を告げる社史編纂室。恋の行方と友情の行方は・・・
神去なあなあ日常
「光」
「悶絶スパイラル」「人生劇場」「仏果を得ず」感想
「きみはポラリス」感想 三浦しをん
「むかしのはなし」三浦しをん と「最後の恋」感想
「桃色トワイライト」「まほろ駅前多田便利軒」感想 三浦しをん
「秘密の花園」、「風が強く吹いてる」
何て言うか、片手間に書いている、っていうか。
趣味ですか、これは、っていう・・・
１００％コミックでいいものをいくらファンでも私はいいとは思えなかったです。
何て言うか、あーあー、これで引き出しとりあえず空っぽなのね？ また一から取材しな？ って思いました。
まあ、でも、この彼氏との関係性の細やかなこだわりはしをんさんならではだと思いました。
そういや、お仕事小説として、「官僚たちの夏」の隣に置いてくれ、ってしをんさんがおっしゃっていたけど・・・１００万年早いわ！ ってつっこんじゃいました。
そうそう、「ｆ植物園の巣穴」は面白かったです。
コミックのことを以前だらだら書いたけど、すべてコミックレンタルを利用しています。
普段は１０冊７００円っていう感じで。
たまに１０冊５００円とかやってて、大人借りっていうのかな、それをやるんですけど、（一週間で２０冊にチャレンジとか）借りると地獄です。
私は漫画喫茶はダメですね、何か良く分からないけど・・・雰囲気が。
まあ、いつか、映像化とかされたらそちらの図書館にも入るといいなぁ、くらいにとらえてください。
今の一押しはやっぱ、しつこいけど浅野いにおさんの「おやすみプンプン」です。
こーれーはーね、生きている人が描いているとは思えない奇跡のような作品ですよ。
太宰治とはりあってます。
「ソラニン」の映画化でこれも脚光を浴びるとうれしいです。
っていうか、↑のサービス、ツタヤですよ？
そっちにも、きっと同じようなサービスが始まると思うなぁ・・・田舎で実験やってみて採算とれてないからそっちでは始まらないのかなぁ。
おおお～しをんさんファンの牧場主さんだからこそか、厳しいですね～
確かに、片手間に書いている感っていうのはあったかも・・・。
私は先に「神去なあなあ」を読んで、次の日にこれだったので、まあ、この作品は、エッセイに若干近い、気軽な感じで書いたのかな～って思ったんです。
その前といえば、あの「光」で・・。根性入れて書いたなぁ～！大変だったね・・って思ってて、その次に読んだのが「神去」だったので、こちらも、あ～しをんさん一杯調査して書き上げたな～って
＞お仕事小説として、「官僚たちの夏」の隣に置いてくれ、ってしをんさんがおっしゃっていたけど・・・
ほんとですか？それは初めて知りました～。仕事への気持ちが、対極にある作品って事でのジョークかも。そういえば、不毛地帯、視聴率低迷してるみたいですね・・・。あとまだ随分先まで放映あるのに、一桁でどうするんだろう・・・。
そうそう、「JIN」は凄く面白いです～。コミックとはちょっと違った内容も盛り込まれているとか噂で聞きました。コミック面白かったですか？
＞たまに１０冊５００円とかやってて 私は漫画喫茶はダメですね、何か良く分からないけど・・・雰囲気が。
うわ～～いいなー！！家の近所にはそういうコミックレンタルしてるお店は全然無いんです。学生街じゃないからかも。隣町とかならあるんだけど、いちいち車４０分以上走らせて行くのもね・・・。
私も漫画喫茶って、な～んかあの雰囲気が落ち着かないんですよ。なんでだろう・・？
浅野いにおさんの本、未だにちゃんと読めてないんですが、試し読み出来る処があって、少しだけ見たら、松本大洋さんっぽい感じが漂っていて、絵も良かったし、全体的な雰囲気も好みそうだったので、是非私も読んでみたいんだけれどな～。
ホント楽しみにしてるから、ドラマ。
「不毛地帯」いよいよ、小雪のフェロモンが・・・っていう展開で、まあ、「・・・」っていう感じ。
でも、頑張って見続けます。
latifaさんは「ＪＩＮ」見てて、こう、来年の大河の坂本龍馬、どうしよう、って思わないですか?
私の周りの福山ファンはあの髪型に泣いてましたよ。
ＴＢさせていただきました。
なんだかもっと面白く読めたのかなあと思ってしまいました。
ところで、字が小さいっていうのは、このブログの文字のことかな？ コメント欄の事かな・・・？ もしそうなら、これ、設定変えられないんですよ・・・。私のこのブログは無料会員なんで、自分でカスタマイズ出来るのには、ほんの少しの部分だけで・・。有料会員だと、色々出来るみたいなんですけどね・・。
不毛地帯、見続けていらっしゃるんだー！ そうっか～、小雪と良い感じになりかけてるのかな？
で、龍馬ですが、牧場主さんのおっしゃる通りー！！だって・・・JINでの龍馬があんなに良い出来だから・・・。福山君やり難いかもなあ・・。ところで、雲の上のなんとか・・始まりますね。JINと時間がかぶるかと思いきや、それの後にJIN放映で、２つ続けて見れそうで嬉しいです。
いやいや、、、、う～～ん、あまりこの小説、それほど評判良くないみたいですね・・・
私はこの小説読みながら、かつて読んだ本で、やっぱりこういうちゃんとした企業なんだけど、少数メンバー部署で、気の良いおじいちゃん上司しかいなくて、すごいのんびりしてて・・・ってのがあって、それが何て言う本だったのか、思い出せなくて悶々としていたんです。もしかしたら「かもめ食堂」の最初の方の部分だっただろうか？と思ったりもするんですが、相変わらず思い出せない・・・。
いずれにしても、こういうやる気の無くてもお金がもらえて、定時で帰れる職場、すんごい羨ましいです！！
自分はこういうの、嫌いではありません。
確かに「ロマンス小説」ほどのインパクトはなかったですが、好き放題に進む作中作は笑えました。
いや、私ね、おばあちゃんみたいだけど、いろんな人のとこを見たけど、結局他の方のとこはお邪魔しないんです。
それは文字が小さいからですね、ハイ・・・
でも、ここはくつろげるからこれからも来ますね。よろしく。
またいつかいきなりでかくなるかも知れないし。
そう、「ＪＩＮ」ね、私、あの内野さんイイと思うんですよ。
福山さんが負けてるわけじゃなくてね、福山さんの髪型でちょっとひいちゃったので、（おしゃれさんのパーマとは違う何か）それを相殺するようなものを要求しそうで。
「坂の上の雲」ね、私も見ます。
でも、二つ続けては無理かなぁ・・・
しをんさんの「２つ続けてがんばりました」っていう意見、そうですねぇ、そうですそうです、私は何で非寛容なことを。
うん、あのね、ＢＬ同人誌をね、書く側っていうのが、マイノリティであってほしいんですよ、レジスタンスとして、発揮出来るものっていうか。
難しいけど、市民権を得たら輝きが失われるっていうか、堂々というより、こそこそ言った方が効果的だと思うんですね。
今のしをんさんの認知度からいうと、しをんさんだから読むっていう人いると思うんです。
そういう人全てに理解されなくていい、っていう市場でコレを書けばいのに、って思ったんです。
ネットとかで読めるようにするとか。
よしながさんが、まあ、一応普通の出版社から「西洋骨董洋菓子店」を書いて、それの同人誌を自分で書いても書店に並ばせないようなところで住み分けるっていう姿勢がね、いいと思うんですよ。
自分はこれでいいけど、ＴＰＯっていうものも礼儀としてこだわります、っていうのがかっこいいって思っていたものだから。
まあ、しをんさんも、食べていかなくてはならないとか色々ありますよね。
結婚資金を貯めるとか！！
そうそう、関係ない話なんですが、夫の職場で、もう、二回も新型インフルエンザにかかった人がいて、その人は一回目耐性とかつかなかったのかしら、って気になっています。
だって、持病があるひとじゃないんですって。
いや、昨日、「感染列島」見たもので・・・
いにおさんね、そう、何でしつこく書くかっていうと、松本大洋さんのことが好きなら、読まないのはもったいないって思ったんですよ。
私の周りの松本ファンもいにおファンで、絶対重なるものがあると。
タッチも文法もまるで違うんだけど。
最近は体調を崩しながら仕事頑張ってマス。
仕事が行ける程度だけど、慎重に自己管理してマス。
latifaさんも体に気をつけて。
しんちゃんは、なかなか面白く読めたんですね～。
それにしても、しをんさんのサインが頭から離れないです。あの「を」が特に印象的で
インフル、早々にかかっちゃって大変だったものの、もう安心ですね
これはどうですか？ 文字大きくなりましたか？
文字が小さいというのは、このコメント欄の事ですよね？記事の方は、大きい文字設定にして（ちょっと面倒なんだけど・・・）昔からやってます。なぜなら私も牧場主さんと同じに、小さい文字が嫌いだからなんです
でもね、コメント欄は、昔から小さい文字で出ていて・・・
ところがですね、つい最近知ったんですが、上の記事内で、本当は最後に入れなければならない記号（フォント閉じ という記号）を、ある日入れ忘れたら、何故かコメント欄の文字が大きくなっていたんです。それで、こりゃ～いいや！って思ったものの、一応本当はその記号で、閉じなくちゃいけないんじゃないか・・（何のことだか解らないですよね？(^^ゞ）と、焦ってはいるんですけど・・・
もし、こっちの方が良ければ、問題出るまでは、わざとその記号を入れない様にしちゃおうかな・・・。（以前にも、何度か、わざと外した事がある・・）
＞福山さんが負けてるわけじゃなくてね、福山さんの髪型でちょっとひいちゃったので
あ～～。そういう事ですか。
ん～～。こんな事言ったら、ホントに失礼なんですが・・・。福山さんって、私の中で、全然龍馬っぽさが無い人なんですよ・・・。龍馬って、ボロくなってささくれが一杯出てる畳、ってイメージで、福山さんって白い茹で卵ってイメージなんです。（なんだそりゃ・・）
それで、内野さんの龍馬が、あまりにぴったりだったので、、、
＞うん、あのね、ＢＬ同人誌をね、書く側っていうのが、マイノリティであってほしいんですよ、レジスタンスとして、発揮出来るものっていうか。
おおお～～、なるほどねー
＞そういう人全てに理解されなくていい、っていう市場でコレを書けばいのに、って思ったんです。
なるほど、なるほど。
でもね、なんだか私も良くそっち方面の事は詳しくないものの、BL系のファンって凄く増えてると聞きました。以前は２０～４０代が多かったみたいなんですが、高校生とかにも拡大してるとか・・・。BLの本も右上がりに売り上げが伸びてるそうで・・。もしかしたら、BLがメジャーな分野になる日も近かったりして・・・。
＞よしながさんが、まあ、一応普通の出版社から「西洋骨董洋菓子店」を書いて、それの同人誌を自分で書いても書店に並ばせないようなところで住み分けるっていう姿勢がね、いいと思うんですよ。
そうなんですか・・。よしながさんは、そういう風なんだ・・・。なんだか、よしながさんらしいな・・・。男気（漢字が違ってそう・・）を感じます。
＞二回も新型インフルエンザにかかった人がいて
えっ！！ホントですか？ ２回とも陽性反応が出たって事かな？ それじゃ、新型と、季節のと２種類違うのを引いてしまった・・・って事は無いんでしょうか・・・ もし耐性つかなかった・・２回もかかる・・となると怖すぎます！！
＞松本大洋さんのことが好きなら、読まないのはもったいないって思ったんですよ。
私の周りの松本ファンもいにおファンで、絶対重なるものがあると。
うわ～～～！！やっぱりそうなんだ～～？
とはいえ、ケチなんで、なかなか購入まで行かなくて・・・。でも絶対そのうち読みますね。
今年は足下の冷えはだいぶ慣れましたか？確か去年の今頃は、パンプスはくので、厚い靴下とかタイツとか履けないから寒い・・っておっしゃってましたよね。寒さと体調に気をつけてがんばりましょう！！