山田太一さんとか向田邦子さんのドラマのような、家族とか不倫恋愛とかを、ちょっとコメディタッチな感じで描いた作品。
面白かったけれど、すごく何か残るとか、ガツンと来るという感じではないかな。3つ★
★以下ネタバレ 白文字で書いています★
お母さんがとある若手の劇団員にハマり、お金を貸していたこと、お父さんが実は会社を早期退職して、マンションの管理人さんとして働いていたことが後半ばれます。でも、予想に反して、主人公以外のメンバーは、それについて責めることもなく、なごやかに受け入れるというシーンが可笑しくて楽しかったです。主人公の不倫相手が、最後にひどく冷たい態度を取って、かつ家族からのけ者にされていたのが電話口から聞こえて来るシーンは、えーっ・・・でした。
以上
飛鳥井さんのお話は身近で、まさに現代に生きるさまざまな人たちが多数出てきますが、不思議と私は感情移入する登場人物が出て来ない^^
本作も主人公もちょっと・・・だし、だからと言って弟の彼女も・・・・。
次回作は、どんな小説を書かれるのか楽しみです。
UNTITLED/飛鳥井千砂(2013/8/6)
31歳の桃子は実家暮らしで未婚。自分の中で培ってきた“ルール”を厳格に守り、家族や勤めている会社の人間にも一切スキを見せることなく暮らしている。ある日、桃子の携帯に弟の健太から2年ぶりに連絡が入る。子供の頃から迷惑をかけられっぱなしで、「一家の癌」だと思っている弟からの連絡は意外な内容だった…。ベストセラー『タイニー・タイニー・ハッピー』の著者
アシンメトリー
「タイニー・タイニー・ハッピー」
飛鳥井さんの長編は初めて読みました。
主人公は読んでいて息苦しかったです。
雅美は最初の印象は最悪でしたけど、でも桃子は雅美を少しでも受け入れればまた変わったんだろうなと思います。
家族のことはとりあえず母親がしたことは許せないです。
私も、お母さんの行動は、ちょっとなあ・・・・。
お父さんのはしょうがないとして・・・。
でも、桃子の誕生日のプレゼントは、素敵な物を選んでくれる彼だったなーと思いました。
ラストのずっこけ具合?が、それまでの彼の印象と違い過ぎてびっくりでした・・・
今どき、こんな人のお話書かなくてもね~なんか共感できなくて苦しい感じ。
birthday-energy.co.jp/
ってサイトは飛鳥井千砂さんの本質にまで踏み込んでましたよ。今後さらなる栄誉が来るかは新しい時代を取り入れていけるかが鍵になる、とか。どうなるやら。
コメントありがとうございました。
返信が遅くなってしまって、すいませんでした。
跳び箱さんは、あまりこの小説、あわなかった様ですね・・・。
リンク先、この後行ってみますね。
情報、ありがとうございました。