歌野晶午さんの本はこれが初めて。デスノートを連想させられるタイトルだな~と何気なく読んだのですが・・・、これはヤラれました!!全く全然想像もしていなかった展開に呆然・・・。
前半、いじめられている描写がちょっと長過ぎた感じはありましたが、中盤どんどんイジメているヤツらが不幸な目に遭い、そしてラスト数ページで驚愕・・・。
★以下ネタバレです 白文字で書いています★
なんと・・本当はイジメの事実は無く、両親に向けてのノートだったとは・・。 確かにこっそり見たノート(文章に書かれているものはリアル感がありますよね・・・)
そして、あのカッコよくて人気のある副担任が、まさかまさかのショーンの兄(父はジョンで、母違いの兄弟)だったとは・・・。 大人になって改名したものの、ジュード→柔道の達人という噂→柔ちゃんというあだ名に・・・
是永は悪いヤツじゃなかったんだって解りましたが、それでも、隠し撮りのくだりはいくら照音をけしかける為だとしても異常な行為では??友達同志がこんなことするかな?と疑問でした。
あと、是永と、を殺したのは担任だった(ジョン父が担任を脅して、殺させた)っていうのにもびっくり。
ラストは、今まで是永と仲良くしていることで守られイジメられずにいたショーンが、是永無き後、大人しいクラスメートからホントにイジメを受ける様になり、ナイフをつきつけられている・・・というシーンで終わります・・・。ブラックだなぁ~以上
父豊彦のキャラクター、どうしてここまでジョンに傾倒してしまったのか? 音楽を諦めた後の変化なども、とても興味深かったです。
全く私はこういう展開になるとは予想がついていなかった分、衝撃が多かったせいもあり、すんごいやられた!そう来たのか?!という驚きが激しく、その分、とっても印象に残る本となったので、4つ☆半
絶望ノート (2009-05) (「BOOK」データベースより)
いじめに遭っている中学2年の太刀川照音は、その苦しみ、両親への不満を「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねていた。そんな彼はある日、校庭で人間の頭部大の石を見つけて持ち帰り、それを自分にとっての“神”だと信じた。神の名はオイネプギプト。エスカレートするいじめに耐えきれず、彼は自らの血をもって祈りを捧げ、いじめグループ中心人物の殺人を神に依頼した。「オイネプギプト様、是永雄一郎を殺してください」―はたして是永はあっけなく死んだ。しかし、いじめはなお収まらない。照音は次々に名前を日記帳に書きつけ神に祈り、そして級友は死んでいった。不審に思った警察は両親と照音本人を取り調べるが、さらに殺人は続く―。
そうだったの?っていう驚きと
そしてラストの後味の悪さ。
すごかったですね。
歌野さん、数冊読んでますが、どれも「え??」て驚きがあるような気がします。
台風が接近中とか。今週は雨続きだそうで洗濯物に悩みます(乾燥機持ってないので・・)
これ、ほんっとに驚きました。想像がついてなかったので・・・。
歌野さんって、こういう風に最後のうわっ!という驚きが凄い作品を書く作家さんなんですね。かなり気に入っちゃったので、他の作品もこれから読んでみます
本当に驚きの展開でしたね。
あの先生の秘密はまったくわからなかったし・・。
それにしてもあの父親、彼なりの理論で
生きているみたいだったけれど、家族がついていけないのはわかるわ・。現実、あんな容貌&生活ぶりだったら迷惑だもの。
いじめの描写はすごかったね・・。
私も↑あのネット公開&盗撮部分は
もはやいじめに違いないと思ったよ。あんなことする友達はだめジャン・・
>それにしてもあの父親、彼なりの理論で
生きているみたいだったけれど、家族がついていけないのはわかるわ・。現実、あんな容貌&生活ぶりだったら迷惑だもの。
くふふ☆ そうだよね~。家の旦那は、あそこまで変じゃないけれど、この本のお父さん像を話したら、すっごく興味があったみたい。そんな風に勝手気ままには暮らしていけないけれど、暮らしてみたらどうなんだろう?とか、若干共感する部分があったのかな?
>私も↑あのネット公開&盗撮部分は
もはやいじめに違いないと思ったよ。
だよね~。
ああいう事をして友達とは、ちょっと言えないかと思った~。
でも、とにかくびっくりして、私的にはとても面白く読んだの。
それで歌野さんの他の本も読んでみたくなって、昨日「葉桜の~」ってのを読んだら、そちらもラストでびっくりした。でも、あんまり好みの内容じゃなかったな・・・。
豊彦のような親がいたら、子供にとっては、迷惑でしょうね。
ブログは、人に読んでもらうために書くけれど、日記も同じようなものなのかな?
花さんも、びっくりされたんですね~。
私は歌野さんの本は、これがお初で、このびっくり感をまた味わいたくて、歌野さんの別の本「葉桜の季節に君を想うということ」と「世界の終わり、あるいは始まり」も読んでみたのですが、「葉桜~」もびっくりはしたにはしたんですが、これ以上ではなかったです。
もし、花さんが以前読んだ本で、「うわっ!びっくり!!」というやられた感のある本をお読みになられていたら、是非教えてください。
そういう本を最近読みたい気分なんです~。
latifaさんは、☆4つ半だったのね?
私はね・・最後の、あの絶望ノートが、「親の愛を確認するための嘘のノートだった」という下りから、「え~~!それはないだろう?~~!」ってちょっとしらけっちゃったんだ^^;そんなこと思いもしてなかったからさ。それまでは、めちゃくちゃ一気読みで、こんなこと子供がされてたの知ったら、そりゃ相手を殺したくなるよな?とかいろいろ考えてたからさ、一瞬「は?!」って感じだった(笑)それさえなければ、展開もすごくおもしろかったし、ミステリー性もすごく有って、私も☆4つ以上だったんだけどね・・私は、latifa さんとは逆で、」ちょっといじくりまわしすぎだよ^^;」って思っちゃいました。それでも☆3・8位かな?
今日はすっごく寒いよー。そちらはどうかな?
確かに、「親の愛を確認するための」というのは、私もえ~っ・・・??って思ったんだよね~。
とはいえ、嘘を書いてた!ってのは、全く想像がつかなかったので、やられた感が凄くあったんだ。嘘を書いた理由が、親の愛うんぬんじゃない別の理由があったらもっと良かったんだけどね。
それにしても、ららさんは、ちゃんと前半のイジメのシーンとか読んでいたんだね。私はもう読むに耐えないよ・・・と、結構すっとばしながら読んじゃったんだ。ひどいよね。あれを読んだら、いてもたってもいられず・・っていう気持ちになるよね。
読んでいる時、暫くは大迫は男だと思って読んでいました。「真菜」が出てきても、別人だと思っていました。
大迫はオタクっぽい男子で、真菜はちょっと美人なクール女子だと思ってから…同じ人だって分かった時、かなりショックでした(笑)
latifaさんはそう思いませんでしたか?
コメントありがとうございます!
うわ~~リアル中2生ですね
そ、それが・・・だいたいの内容は覚えているんですが、結構忘れてしまっていて・・・
>大迫はオタクっぽい男子で、真菜はちょっと美人なクール女子だと思ってから…
確か、私もそう思っていたんです。
読書感想文、無事に終わりましたか?
夏休みももうすぐお終いですね・・・