小泉首相の靖国参拝に近隣諸国が抗議している。
NHKの番組中のアンケートでは、日本の若者層を中心に靖国参拝に賛成と出た。
15~20数年前だったろうか、終戦記念日が近づくと新聞の投書欄には元軍人の方の戦地体験が寄せられていて、それらを読んでいた私も大いに感化を受けた。
いまでも強く印象に残っているのが
『戦時中朝鮮で若い女性らを慰安婦として招集し、日本軍の陣へ向かうために山道を歩いていて崖にさしかかったとき、彼女らが慰安婦としての卑しめを悲観して崖から飛び降り自らの命を絶った。その時の叫び声が今でも忘れられない。』
という投書だった。
そのほかにもいくつも投書があったのだが日本が戦時中に多くの苦痛を近隣諸国に与えた事を知って、以来、個人ではあるが私も 日本はあなた方に対して大変申し訳ない事をした。と心に留め接するようになった。
すると、日本の戦争責任に対する意識の低さを感じるようになってしまった。
最近の北朝鮮問題のように、日本は外国、特にアジアの近隣諸国から攻撃を受けた事で始まった戦争ではない。
日本が攻め入った事で国際問題となり始まった戦争だった。
戦後も日本人はアジア諸国をさげすみ(差別し)傲った心を持つ日本文化が続いている。
逆に、1989年夏、天安門事件直後の北京を訪れた。
日本を発つ前、戦前中国で生まれ「戦争中は中国人に日本はひどい事をした」と話してくれた日本人と『中国に行ったら恨みを晴らされるかも』と心配していたが、中国では「日本から来た」と話しても皆が歓迎してくれた。
特に戦中を知るお年寄りの親切は格別だった。
戦後、長年にわたって米国を敵視していた元軍人が当然の日本の実情を目の当たりにしていた私だったから、中国の日本に対する態度は驚きだった。
中国人は心が広い。だから日本人の子供でも立派に育てあげてくれたのだ。
そんな国民文化の違いを知った中国旅行となった。
多くの命を奪う事を指揮した者がA級戦犯として裁かれ、多くの悲しみを拭ったはずなのに、今日のNHKに出演した 麻生外務大臣までが、
国際法ではA級戦犯だが(日本の)国内法では戦犯ではない。
戦犯として裁かれた者は悪いことをしたとは思ってはいないままで死んでいった。
などと話していた。
日本の政府ならびに、政府に寄生し地位や財を成す者達には 良心 は無いのだろう。
それら正義を否定する日本の政府の主張が 正しい事であると教えられ、また無知のまま判断する若者もやがて日本の中核を担う者となって行くのだろう。
小泉首相が参拝した靖国には 国内外の多くの命を亡ぼした者達が、軍人として犠牲となった人々と共に「神」として祀られているのだ。
日本はそのような事も若い国民には教えることが出来ない国なのだろう。
NHKの番組中のアンケートでは、日本の若者層を中心に靖国参拝に賛成と出た。
15~20数年前だったろうか、終戦記念日が近づくと新聞の投書欄には元軍人の方の戦地体験が寄せられていて、それらを読んでいた私も大いに感化を受けた。
いまでも強く印象に残っているのが
『戦時中朝鮮で若い女性らを慰安婦として招集し、日本軍の陣へ向かうために山道を歩いていて崖にさしかかったとき、彼女らが慰安婦としての卑しめを悲観して崖から飛び降り自らの命を絶った。その時の叫び声が今でも忘れられない。』
という投書だった。
そのほかにもいくつも投書があったのだが日本が戦時中に多くの苦痛を近隣諸国に与えた事を知って、以来、個人ではあるが私も 日本はあなた方に対して大変申し訳ない事をした。と心に留め接するようになった。
すると、日本の戦争責任に対する意識の低さを感じるようになってしまった。
最近の北朝鮮問題のように、日本は外国、特にアジアの近隣諸国から攻撃を受けた事で始まった戦争ではない。
日本が攻め入った事で国際問題となり始まった戦争だった。
戦後も日本人はアジア諸国をさげすみ(差別し)傲った心を持つ日本文化が続いている。
逆に、1989年夏、天安門事件直後の北京を訪れた。
日本を発つ前、戦前中国で生まれ「戦争中は中国人に日本はひどい事をした」と話してくれた日本人と『中国に行ったら恨みを晴らされるかも』と心配していたが、中国では「日本から来た」と話しても皆が歓迎してくれた。
特に戦中を知るお年寄りの親切は格別だった。
戦後、長年にわたって米国を敵視していた元軍人が当然の日本の実情を目の当たりにしていた私だったから、中国の日本に対する態度は驚きだった。
中国人は心が広い。だから日本人の子供でも立派に育てあげてくれたのだ。
そんな国民文化の違いを知った中国旅行となった。
多くの命を奪う事を指揮した者がA級戦犯として裁かれ、多くの悲しみを拭ったはずなのに、今日のNHKに出演した 麻生外務大臣までが、
国際法ではA級戦犯だが(日本の)国内法では戦犯ではない。
戦犯として裁かれた者は悪いことをしたとは思ってはいないままで死んでいった。
などと話していた。
日本の政府ならびに、政府に寄生し地位や財を成す者達には 良心 は無いのだろう。
それら正義を否定する日本の政府の主張が 正しい事であると教えられ、また無知のまま判断する若者もやがて日本の中核を担う者となって行くのだろう。
小泉首相が参拝した靖国には 国内外の多くの命を亡ぼした者達が、軍人として犠牲となった人々と共に「神」として祀られているのだ。
日本はそのような事も若い国民には教えることが出来ない国なのだろう。