ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

海外:広がる格差と無視できない貧困層の実情

2006年08月30日 18時48分52秒 | Weblog
頼まれ事のメールを受けたので久々に電話をかけた。
五年ほど前、彼の勤務先(日本大手企業)のリストラが始まった時、私が「才能があるのだから早期退職を申し込んで、日本を離れ台湾をベースにしたほうが良い」と勧めた友人だ。

日頃から気になっていたらしく彼のほうから話題にしてきた。
『知っていると思うが米国が大好きな中国人資質の台湾では、何でもかんでも米国のマネをした結果大きな格差が広がり、台湾のメディアは毎日のように悲惨な貧困家庭の実態を報道している』。

その内容は、
お金が無くて子供を小学校に行かせられなかった家庭が、一年かけてようやく一万元(約三万五千円)の貯金を貯め、一学期分の学費を支払って子供を登校させ始めた。
「しかしこの家庭には、翌学期の学費が払える目処はないのだ。」との言葉で放送は終わった。

また、
子供を置いて母親が出て行った父子家庭。
父親が生活費を稼ぐためにトラックの運転手として毎日早朝から深夜まで仕事に出る時はいつも鍵をかけて子供が部屋の中から出られないようにして置いて行かざるを得ない。
父親が不在の間、五歳の男の子と二歳の女の子たちの泣き声が近隣に響く。
近所の人たちが「子供が腹を空かせているのかも知れない」と食べ物を渡したいのだが部屋には鍵がかかっているので渡すことができない。
一計を案じ、アパートの屋上から紐を付けたペットボトルの中に食べ物を入れ、(暑いので)わずかに開け放した窓から部屋の中に入れてあげているという。
それでも子供が、フタを開けることができたのか?食べることは出来たのか?も全く判らないので心配だ。
(貧困層の住宅で)子供達にとっては、ペットボトルの幅ほどに開いた窓と、近所の住人が差し入れるペットボトルが外界との唯一の接点なのである。
見かねたある日、警官が部屋に入り子供達を保護した。
すると毎日放っておかれた五歳の子供は全く会話も出来ない状態だった。


こんな貧困家庭の様子が毎日報道されているのだという。
それでも誰も「何とかしよう。と、考えないようだ」と友人は不満を漏らす。
『金儲けが下手だから貧乏なのだ』とか、「金儲けの才能がないのだから仕方がない」と諦めている様子。
究極には、
『自分よりもっと悲惨な家庭/人がいるとの理由で、自分を慰めているのではないか?』と分析している。

一生懸命働いているのに、金儲けに興味が薄かったと言うだけで貧困層に転落したという海外事情は、日本にとっても決して他人事ではない。

日本漁船銃撃・だ捕で漁船乗員の解放通知

2006年08月30日 00時00分36秒 | 格差社会と政治
29日、ロシア側が船長を除く2名の乗員開放を通知してきた。
遅れをとった日本側、麻生外務大臣は、
「日本としては3名の早期開放要求を引き続き行う」と強気の発表。

私の関心は、2名の乗員の方の帰国の際、
『乗員の日本帰国には金がかかっている!』と脅し、日本側に不利な発言をしないようにと釘を刺し、事実を隠ぺいしないかという点である。

たぶんまた、副大臣やら大臣政務官等を報道映像に出演させる可能性があるが、是非是非、報道各社も同行させ乗員引取り時の様子を報道して欲しいものだ。

ロシア国内のニュース発表と日本国内報道(政府発表)とを比較出来たらもっと良い。