* はな わらふ *

すてきな人生のための、おぼえ書きみたいなひとりごと

Goddess

2010-12-12 16:02:36 | きょうのできごと

先日ご紹介した「ハーフ・ザ・スカイ」

読み終わりました。 → 12月9日のブログ

 

辛い話も、信じられない話も、ひどい話も

たくさんたくさんありました。

でも、とてもパワフルな話もたくさんありました。

 

女性って、すごい・・・

 

そう思いました。

 

Power  of  Goddess

女性が本来持つパワーが、思うぞんぶん花開きますように

 

〈ここからは私の見解を・・・読んでもいいよという方は、ぜひどうぞ

 

性差別の問題は、とても根が深く、

「当たり前」と思い込んでいる考え方や価値観そのものが

実は差別であることも少なくありません。

日本国内で、充分に教育を受けて、社会に出ていても

差別的な扱いを受けている場面はしばしば見られますし、

周囲も、差別を受けている当事者も「それが当然」と、

何の疑いも持っていないことも少なくありません。

 

ましてや、古い習慣や文化が根強く残っており、

また、その習慣や文化を継承する人(自分)たちにとって

(最低でも)不利益をもたらさないものかどうかが問い直されず、

教育(物事を知り、考えるという行為を習得する機会)も充分に行われない地域で

どのようなことが起こるか?

それは、悲惨なものです。

特に女の子と女性にとっては。

(実は、男性や、国にとっても不利益なのですけどね)

 

この本について、男性の友達に少し話した時に

「文化の違いを押しつけるのは、ちょっと違うのでは?」と言われました。

 

確かに文化や習慣、風習の違いはあります。

ある文化では「野蛮」と見なされる行為が、

別の文化では「民族の誇り」であったりします。

 

単なる「価値観の押しつけ」は「大きなお世話」、だと私も思います。

 

ですが、本書で取り上げられている問題は、このようなレベルではありません。

 

例えて言うなら・・・

「虐待を受けた子どもが、大人になって自分が親になった時、

自分の子どもを虐待する可能性が非常に高い。」と言われています。

この場合、「この親が虐待をするのは、自分が虐待されていたのだから仕方がない。

虐待を続けても当たり前だ。」

あるいは「その家の問題だから、よその人間が口をはさむことはない。」と

問題をそのまま放っておくということは、しないと思うのです。

子どもも親も、虐待から解放されるように手助けをするでしょう。

また日本では、それを助けるような公的な機関も設置されています。

 

世界の女性問題は、まだまだこのようなレベルの問題が

たくさんたくさん山積みになっていて、

多くの助けが必要とされています。

 

まずは、知ってください。

 

無知・無関心こそが、最も問題を困難にします。

 

この本を読むのが大変ならば、例えば、下記のホームページをご覧ください。

ポラリスプロジェクト

日本で、人身取引被害の救済のために活動をされている団体です。

日本でも人身取引があるのは知っていましたが、

先進国の中では、その対策が非常に遅れているというのは知りませんでした。

日本人として、恥ずかしい限りです

 

これから、支援とともに、もう少しお勉強します。

( 海外のサイトに興味のあるものが多いので、英語がんばらなきゃ~