* はな わらふ *

すてきな人生のための、おぼえ書きみたいなひとりごと

「子どもの発達障害」に薬はいらない

2018-06-14 11:56:08 | おすすめの本

(発達障害があるひとへの要約)

発達障害があっても 成長はできます。

あなたは特別ではありません。

周りのひとと同じように

毎日こつこつ 生きていってください。

生きていくためのマニュアルはありません。

困ったことがあれば

1人で悩まずに

周りのひとに 相談して

必要な援助を 受けてください。

ただし 全部を相手まかせにしては いけません。

 

* 一番下に 参考図書を紹介しています。

 

(以下 本文)

最近 なにかと

発達障害が

良くも悪くも

取り上げられています

 

才能を発揮して

苦労しつつも がんばっているひとがいます

 

一方で 障害に押しつぶされて

犯罪を犯してしまったひとも います

 

大きな成功や大きな失敗はなくとも

困りごとがありつつも

笑顔で生きているひともいれば

多くの挫折や失敗に見舞われ

どん底を這いずっているひとも

いるでしょう

 

病院で勤めていて

常々気になっていたことが あります

 

「発達障害」と診断されると

「自分は発達できない」

「もうダメだ」と落ち込んで

すべてをあきらめてしまったり

逆に

「自分は特別な才能があるはず!」

「自分は悪くない 周りが自分に合わせるべき」と

強く思い込んでしまったりと

極端な反応になることが

しばしば 見られました

(一番多いのは)

(「じゃあ どうしたらいいの?」でした)

(「できないのは 自分のせいじゃなかった」と)

(安心するひとも 多かったかな?)

 

作業療法士の立場から言うと

発達障害のひとは

極端に苦手なことがあるために

発達するのに 工夫や練習、時間が

必要であることが あります

時には 専門職の介入が必要だったり

時には 一時的に苦手なことを回避する必要がある

(「時には」です!「いつも」ではありません!)

と 考えています

 

でも 発達の過程は

基本的に 皆 同じです

(発達障害があっても なくても)

 

いろんなことを経験して

得意なことや不得意なことに

めぐり合って

楽しんだり 苦労したり

喜んだり 挫折したりして

試行錯誤して 徐々に成長していきます

(発達障害のないひとだって)

(得意不得意は あります!)

 

あらかじめ

そのひとの発達障害の特性がわかっていると

どんな困りごとが起こるかが 予測できるので

前もって準備しておくことが わかったり

どんな手伝いが必要になるかが わかったりは

します

 

ただ

日々 生きていく中で

起こることですので

「どうしたらいいの?」に対する

厳密なマニュアルは ありません

(1人1人違う人生を 生きているので)

 

いろいろ試行錯誤しつつも

結局は 毎日生きて 活動して

少しずつ成長していくしか

ないのです

 

そして 大切なのは

 

発達障害のひとも ちゃんと

成長できる

ということです

 

そして その中で

もしかしたら

「特別な才能」に

出会える かも!?

(あくまで「可能性」です)

 

要は(くり返しになりますが)

 

発達障害のひと達は

ちょっとした工夫が必要だし

ちょっと苦労は多いかもしれないけど

発達障害がない(と言われる)ひと達だって

基本的には

同じ過程を経て

成長しているのです

 

変に卑下する必要も

変に特別感を持つ必要も

ありません

 

毎日 苦労しつつ 楽しみつつ

周りの皆と 同じように

1歩ずつ 歩んでいっていただけたら と

思っています

(必要な援助は 受けてくださいね)

 

発達障害があるひとが

毎日を生きていくのに

必要なヒントが

たくさん書かれている本です

よかったら ご参考に

↓ ↓ ↓

「子どもの発達障害」に薬はいらない