さわだ和代

写真付きで活動報告・日々のできごとやおもいを綴ります。

いのち繋いだ一枚のチラシ

2021-05-16 20:31:00 | 日々の活動
岸和田生活と健康を守る会の相談日。
あいにくの雨模様。
事務局長のKさんと2人、開け放した扉の向こうの景色を眺めながら、「雨やから誰も来られないかなー」と言いつつ、相談者の方を待っていました。

11時過ぎに小走りにこちらに向かってくる姿がチラッと見えました。
彼女は入り口に立って
「今日は、お礼が言いたくて来たんです。」と。
私たち2人は多分お互い「初対面やし誰に?なんのお礼やろ?」と頭の中で記憶を辿りながら、
まずは笑顔で
「こんな雨の中、来てもらってありがとうございます。どうされたんですか?」と挨拶し、席についてもらいました。

「実はこのチラシで私の命がつながったんです。
このチラシがなければ、今こうして生きてられなかったと思います。本当にありがとうございます。何回か入れてもらってますよね」と。

昨年から3回ほどコロナ支援策を明記して相談会のチラシを撒きました。彼女(Iさん)は相談会には来られず、そのチラシを持って自分で役所に行き、国保の減免申請や小口貸付、家賃補助、総合生活支援金貸付などの申請が出来たとのことでした。

Iさんは非正規雇用で、昨年からコロナが理由で仕事がなくなり、
緊急事態宣言が解除になってから、新しいアルバイトを探して、食いつないで来ています。
今は再々宣言中で仕事は休みになっているそうです。
昨年はどん底で、家賃や月末の支払いが出来ず、途方に暮れていたところへ、このチラシがポストに入っていて、とても助かったとのこと。

「テレビではコロナ禍の大変さは報道してるけど、大変さを解決するためにどうしたらいいのかを言ってくれないので、精神的にも追い詰められ、政治家は何もしてくれない、選挙の時だけ電話してくると思ってたんです。」と堰を切っように話してくれました。

「今は支援貸付や保険料減免などでなんとか生活していけてます。一枚のチラシは私の生命を繋いでくれました。ありがとうございます。」と何度もお礼を言って頂きました。

私と事務局長は生活と健康を守る会のリーフと守る会新聞を広げて説明し、また何か有れば連絡してくださいとお互いの連絡先を交換しました。

事務局長は「澤田さん、この事、早速ニュースに書いていいかな?すごく嬉しい。ビラまきもヒットしたら命を救い、こうやってお礼まで言いに来てくれるなんて40年やってるけど、はじめてや!」と感動ひとしお。
私も草の根の生健会活動に、より大きな確信が持てました。







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