誰も見向きもしなくなった頃、ブログ再開です
いいですね。この感じ。
わたしの心情はタイトルのままです。
ある映画のセリフからいただきました。
タイトルも内容も一新し、友人知人が誰も見ていないと想定して、本来の自分をさらけ出したいと思います。
もちろん見ていても構いません。
むしろそれは、とても嬉しいことです。
タイトルのように誰にも知られず、ひっそりとしていたい。
なのに、ブログを書きたい・・・。
この衝動は何なのでしょうか?
自分でも謎です。
さて、わたしはある大学で文芸を選択しています。
そして、いま「怪談」小説を書いています。
創作は毎度のことですが、これが本当に大変です。
「怪談」小説を書くにあたり、様々な「怖い」と思われるものを自分の中に取り込む努力をしました。
普段、怖いものを一人で見たり聞いたりすることは絶対にしません。
一人の夜が長いのです。
怖いのです。
廊下からバタンと音がしたり、暗闇から浮かび上がる何かを見てしまいそうで。
しかし今は、勇気を振り絞って、「怪談」を書くために全神経を総動員しています。
怖いだけではいけません。
そこには、人の内面に潜む「情念」や「哀しみ」がなければいけないと思っています。
わたしにとって、どんな創作活動でも「美」や「儚さ」は不可欠です。
「儚さ」に「美」を感じるのは、日本人の特質なのでしょうか。
桜の花びらが散りゆく様に惹かれたり、幕末の志士たちの死に様に儚さと美しさを見出すのは、何故でしょう?
日本人がもっとも「怖い」と思う物語は、「四谷怪談」なのだそうです。
あれは怖い。そして、とても哀しい物語です。
わたしの書く「怪談」小説は、6000字ほどの小説ですが、自分自身が納得のいく作品に仕上げたいと思っています。
現実の方が怖いかもしれませんね[E:flair]