入院して2週間くらい「おいしいおいしい」といただいていた病院食。
薬の影響で味覚障害になったり吐いてしまったりと多事多難があり、すっかりトラウマになってしまいました。
トレーが運ばれてくるだけで吐き気がし、そのまま下げてもらうこともあります。
栄養はいざとなれば点滴でも取れますが、やはり口からの摂取が回復への近道。
何かは食べなければ
食べ物の問題は本当に切実なのです
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わたしはいま、副作用による内臓への負担を軽減するために『低脂肪制限』が医師から発令されています。
【 脂肪30g/1日(治療中のみ) 】
病棟には、20g制限(治療後もずっと)や絶食(かわいそう)など色々な人がいて、わたしの制限は緩い方と言えます。
しかし、
「病院食ですべてコントロールされているのでそれだけを食べてください」
と言われると、わたしはほとんど絶食状態になってしまうのです
これにはまいります。
泣きがはいります。
もう、頭の中は食べ物のことだらけです。
それも脂っこいものばかりです。
肉汁たっぷりのジューシーハンバーグ・・・からっと揚げた天ぷら・・・フライドポテト・・・エビフライ・・・・・・
うぅぅぅ~・・・・・・お腹減ってきちゃう
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わたしが小さな事でモンモンとしている間、世の中ではスゴイことが起こっていました。
京都大学・山中教授ノーベル賞受賞
素晴らしいです。
日本だけでなく世界中の人々の希望の光です。
偶然にも、わたしたち夫婦はセカンドオピニオンを京大で申請しています。
九州や大阪など色々迷いましたが、夫の調査と主治医の助言から、厚生労働省認可のもと先進医療を行っている病院をいくつか絞ることができました。
その中のひとつが京大でした。
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人間ってすごいなぁ~
自分のお腹が鳴り響くのを聞きながら、明るい未来を夢見ています
山中教授のノーベル賞受賞のニュースで、iPS細胞のすごさを改めて教えられますね。人の幸せにつながる研究、ぜひ実用化までこぎつけてほしいです。
そう遠い未来ではないと信じています[E:happy01]
10g制限はかなり厳しいですね。わたしの知人も10gで、タンパク質は鶏肉かイカくらいでしか取れないという感じでした。ケーキはわたしも無理です。甘党な方にとっては特に辛い制限ですよね[E:wobbly]
ips細胞の実用化楽しみです[E:happy01]