小雨降る中、八景島の花火を見ました。
今年は、東日本大震災があり、日本中が悲しみに暮れました。
友人のチャリティーコンサートでは、津波で親友を亡くしたテノール歌手が、涙を流して途中で歌えなくなり、客席から「がんばろう」と声をかけられる場面がありました。
その時、あの恐ろしい津波の映像が怒涛のように脳裏に蘇って、わたしも涙をこらえられませんでした。
しかし、泣いてばかりはいられません。
個人的には、変わらぬ日々の生活の中で、思うこと考えること感じることだけが変わったように思います。
そんな中の、ささやかな花火大会。
見える景色がいつもと違って、不思議と涙がこみ上げました。
大きな音が響き、美しく夜空を彩ります。
花火には慰霊の意味があるからと、東北で一斉に花火を打ち上げた方がいましたね。
テレビで拝見し、感動しました。
素晴らしい行動力。熱意。
情熱こそが、人の心を動かすのだと改めて思いました。
八景島の花火はわずか10分。
ドン!と大きく響く音と美しさは、魂に語りかけてくるようでした。