僕は名もない凡人でいたい

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幸福感が足りない

2016年11月28日 | 音楽活動
第九(なぜ「第9」と書けないんだろう?)の4楽章の、合唱の『フロイデ ツェーネル……』で始まる有名な第1主題(サビ)や、『ザイツ ウム シュルンゲン……』で始まる第2主題の部分で、

「弦楽器! 幸福感が足りない!!」

と、指揮者の指摘。
まさにその通り、心を見透かされています。
なにせ、合唱が1フレーズ歌う間にヴァイオリンは6~12個の音符を追いかけているので、つい必死になってしまうんです。

初めて第九を弾いた時、中学生のわたしは、

(合唱は楽そうだし気持ちよさそうでいいなぁ……)

なんて思っていました(若気の至り)

その後、軽い気持ちで第九の合唱に参加したことがありますが、想像以上に難しく、出席率や集団行動的なルールもすごく厳しくて、色々な意味で大変でした。

でも、合唱をきっかけに仲良くなった人の知り合いのオペラに連れて行ってもらって、わたしの方がはまってしまい、そのままそのオペラを歌い始めることになったので、(楽そう)なんてマイナス動機からのスタートも捨てたものではないですね。

(幸福感、幸福感……ああ、幸せだぁ!)

なんて意識すると、それはそれで変だし嘘っぽい。
やはり、暗譜するくらいすらすら音が取れていないと、表現の域には及びません。
頑張らなくっちゃ!

 ※オーケストラのメンバーに「本番出ないの? そんなに練習してるのに」とよく言われます。

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