「浜野与志男ピアノリサイタルコンサート」(東京オペラシティリサイタルホール)を聴きました。
1989年生まれの若手であり、モスクワ在住の異国的雰囲気を持つピアニストです。
彼がまだ学生だった頃、私たちのアンサンブルにソリストとして現れ、素晴らしいバッハを演奏してくれました。
ロシア人のお母様とアシュケナージ先生(世界的ピアニスト・ウラディーミル・アシュケナージの妹君)に付き添われ、物々しい雰囲気が漂っていたのを思い出します。
今回のプログラムは現代音楽がメインで、とくにソヴィエト時代の存命の作曲家の音楽に意欲的でした。
温もりのある音色に始まり、地響きのような力強さ、溶けない氷の永久性を表すような神秘の音色--。
ピアノという楽器が持つ力をどこまで引き出そうとするのか。
混沌とした音楽は拒絶したくなるけれど、音色の多彩さに圧倒されてどうしても入り込んでくるのでした。
バッハが秩序に満たされた自然調和の音楽だとしたら、現代音楽は人間を表しているのだと感じました。
終演後、ロビーに現れた浜野さん。
親しい人たちから「ヨシオくん」と呼ばれて顔を赤くし、はにかんで答えていました(*^^*)
1989年生まれの若手であり、モスクワ在住の異国的雰囲気を持つピアニストです。
彼がまだ学生だった頃、私たちのアンサンブルにソリストとして現れ、素晴らしいバッハを演奏してくれました。
ロシア人のお母様とアシュケナージ先生(世界的ピアニスト・ウラディーミル・アシュケナージの妹君)に付き添われ、物々しい雰囲気が漂っていたのを思い出します。
今回のプログラムは現代音楽がメインで、とくにソヴィエト時代の存命の作曲家の音楽に意欲的でした。
温もりのある音色に始まり、地響きのような力強さ、溶けない氷の永久性を表すような神秘の音色--。
ピアノという楽器が持つ力をどこまで引き出そうとするのか。
混沌とした音楽は拒絶したくなるけれど、音色の多彩さに圧倒されてどうしても入り込んでくるのでした。
バッハが秩序に満たされた自然調和の音楽だとしたら、現代音楽は人間を表しているのだと感じました。
終演後、ロビーに現れた浜野さん。
親しい人たちから「ヨシオくん」と呼ばれて顔を赤くし、はにかんで答えていました(*^^*)
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