僕は名もない凡人でいたい

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親父

2014年03月13日 | 日記・エッセイ・コラム

親父(おやじ)って面白い響きですね!

おじやみたい(笑)

従姉妹がメールで、実父のことを「親父」と呼んでいたのがちょっとおかしかったです。

昨日、数か月ぶりにわたしの父から電話がありました。

わたしは移植の入院治療中に母に人格否定され、2人の弟たちは1度も見舞いに来ず、以来、実家とはほぼ絶縁状態です。

唯一、変わり者の父だけが、時々一人でひょこっとお見舞いに来て5分くらいで帰っていきました。

八王子から横浜まで片道約2時間かかるのですが、わたしが会話する体力すらなかったので本当に5分か、せいぜい10分くらいの面会でした。

今でも、父とはたまに電話で話をしています。

しかし、わたしの病状を詳しく知る気はないらしく、よくわからない自慢とも言えない自慢話をします。

そして、気が向くと果物を送ってくれました。

ケチで有名な父が果物を送ってくれるなんて、本当に驚きました。

自慢話はとてもウザいし、わたしの病気のことや治療で使っている薬のことや、これからの事をちゃんと聞いてくれようとしない感じはあります。

でも父は、母や弟たちのように白血病を患った家族の存在から目を背けているわけではないので、わたしは以前より、父を信頼できるようになってきました。

 ◇ ◆ ◇

わたしが10代の頃、父は毎晩のように酔っ払って帰って来て、寝ているわたしを起こし、言いがかりをつけては殴ってきました。

父は楽しそうに笑っていました。

母も弟も「libが悪い」「甘やかしすぎだ」と言い、殴ったり蹴ったりしました。

このままだとわたしは自殺するか、怒りで親を殺してしまいそうだと思いました。

音大をやめて家を出ました。

いま考えるとなんて無謀だったんだろうと信じられない気がしますが、本当に着の身着のままで家を出ました。

一人暮らしの友人の家を転々として、当時は免許もなかったので身分を証明するものもなく……。

友達とお財布の中身を全部合わせて200円という時があって、食べるものもなくて、その200円でan(アルバイト情報誌)を買って、なんとか仕事を見つけて暮らした時期がありました。

若いってすごいですね!

そんな状況でも、まったく絶望していなかったんですから。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ゴジさん (lib)
2014-03-16 10:07:01
ゴジさん
そうなんですよね。
あれもこれもと欲を出さず、何もなくても「足りる」ということも幸せの一つだと思います[E:happy01]
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ありゃ!間違えたのまで投稿していた?ごめんなさい。 (ゴジ)
2014-03-16 01:12:20
ありゃ!間違えたのまで投稿していた?ごめんなさい。
うん、こちらが言いたかったこと。
今が幸せって、素敵じゃない?
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ゴジさん (lib)
2014-03-16 01:03:28
ゴジさん
コメント2つありましたが、たぶんこちらがゴジさんが言いたかったことかなと思いました[E:happy01]
毎日楽しいです[E:happy01]
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では、今は最高に幸せですね! (ゴジ)
2014-03-15 13:51:15
では、今は最高に幸せですね!
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欄さん (lib)
2014-03-13 17:12:41
欄さん
そうですね。
それでも、家にいるよりは幸せでした。
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大変だったのですね ()
2014-03-13 14:05:50
大変だったのですね
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