シャロンの部屋 Around

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All That Jazz!

息子のピアノ

2010年11月19日 | 日記

2歳で入った幼稚園がピアノやバレエをさせるところだったので始めたピアノ、先生にピアノを買ったほうがいいと言われても、そんなすぐやめるかもしれないようなことに数十万も出せるかいなと、うちはデジタルピアノで妥協。

小学校の中ごろは先生と合わなくてまったく練習しない時期もあったけど、なぜか続いてきて、去年コンクールに出ると言い出し、それじゃデジピアノじゃかわいそうかなと思って、中古のピアノを友人から安く譲りうけました。運賃と調律代含めても11万程度で手に入れたわけです。グランドピアノも考えたけど、置くところが・・・。

技術的には下手だけど、コンクールに出ることで練習を重ねるから、なんか最近うまくなってきた。つっかかるけど、なんだろう、ヤツは胸に響く音をだす。弾き姿もかなりサマになって。

昨日ニューヨークに住んでいるピアノ演奏家と食事をしました。この間の音楽会で飛び入りで演奏してくれた人。彼女の演奏、なんか魂がこもってるっていうか、琴線に触れるものがあって、お友達になりたいと思って食事にさそったんです。

聞くと彼女は教会やクラブでゴスペルを弾いているのだそうな。20才くらいまではクラシックばりばり。でもドイツ寄りの、がちがちの、テクニック重視の日本の音楽界がいやで日本を飛び出し、自由で多様な表現を認めてくれるニューヨークで勉強し、今ゴスペルピアニストとしてあちこちで演奏している。

ピアノで生計をたてる人生、どこかうらやましい。好きなことを生業として、こうでなくちゃみたいな価値観にとらわれずに生きるっていうか。

世の中には2種類の人間がいる。冒険できるひととできないひと。不安定に耐えられる人とそうでないひと。自分は完全に後者。息子はどうなるかわからないけど、いろんな演奏に触れて幅を広げてほしいと思う。あんなに好きで毎日弾いているんだから。

明日、土曜日はピアノコンクール。日曜日は合唱団の定期演奏会でピアノ伴奏するらしい。学校の合唱コンクールでも伴奏をするんだとか。ホレ、好きで弾くのと、合唱の伴奏するのでは責任がちがうよ。つっかかってもうまくごまかすテクニックくらいつけないとね。