耳の水は出ていった
我が家のユキノシタは、
鉢植えの中でかすかな命をつないでいた。
広い鉢植えに移植する。
耳のことも無事済んで、
休憩中、
山でオニギリを食べていたら、
通りすがりの人が
前に行き立ちどまったかと思うと
「あ、ほりゃほりゃ」
というような言葉を発して
海に着水した鳥のように身震いしたあと
豪快な放屁!
驚いていたら、
まわりの木の枝がザワザワいいだして
山風が吹き降りてきた。
あの人は山の神サマに違いない。
新鮮な山の風が自分に吹いてくるのに
息をとめていたのは初体験だった。
我が家のユキノシタは、
鉢植えの中でかすかな命をつないでいた。
広い鉢植えに移植する。
耳のことも無事済んで、
休憩中、
山でオニギリを食べていたら、
通りすがりの人が
前に行き立ちどまったかと思うと
「あ、ほりゃほりゃ」
というような言葉を発して
海に着水した鳥のように身震いしたあと
豪快な放屁!
驚いていたら、
まわりの木の枝がザワザワいいだして
山風が吹き降りてきた。
あの人は山の神サマに違いない。
新鮮な山の風が自分に吹いてくるのに
息をとめていたのは初体験だった。