黒鳥、見ました

前回、盛岡に行ったとき、よ市を見ていると、変な音が聴こえて、
それで、上空を見ると、プラネタリウムの白鳥のかたちそのままの姿が、飛行機雲とともに
頭の上を渡っていました。

それ以来、白鳥がみたくてみたくて仕方なくなりました。

そのあと行ってみた時、北上川に二羽、いました。

でも、飛んでくるのは朝、飛んでいくのは夕方のようで、撮れませんでした。

そんなことを呟いていたら、高松の池という場所があると教えてもらい、
また、ニュースによると、日本では珍しく今年は黒い、黒鳥が飛来していると！

もうすぐシベリアに帰ってしまうということもあり、タイミングをみはからって、再び盛岡へ。





バスで１０分もかからない場所に、こんな場所があるなんて、どれだけ素敵なことでしょう。



餌をあげるというのに、ちょっと「え」と思いましたが
（野生の鳥に餌あげるというのが、関東の方だとあほみたいにあげてしまい、結果殺すことになってしまうという流れができあがっている）



そんなことも手伝って、撮影に協力的、むこうから白鳥がやってきます。



朝日も夕陽も池に瞬いて、綺麗な場所です。



黒鳥も運よく見えました。

春には桜の名所になるという場所です。
前を歩くカップルが、「今度は桜の頃こようね」と言っていて、素敵でした。

そして、飛んでいる



ところも撮れました。

いいカメラを持っていけばよかったのにと言われましたが、
撮れたのが嬉しいです。

あんな光景を普段見られるのは、幸せだと思います。

ふるさとの記憶－いわて 失われた街 模型復元プロジェクト展 特別展

先日、また、岩手に行ってきました。

そして、見てきました。




正直なところ、久慈に行くときもそう思いましたが、
自分がそれを見てどうする、何ができる、何になると思う気持ちが先にありました。

津波の被害がなければ、陸前高田市も大槌町も、野田村も知らずに生きていました。
沢山の方々が、動物が、町が、なくなった場所です。

知り合いがいるでもない、親戚がいるでもない、
行ったことのない場所です。

それでも、見てみました。

いろんな苗字に交じって、「かくれんぼしたところ」という文字をみつけ、
よくよく見てみると、家の場所だけではないことがわかりました。

それからは、そういう文字をさがして見て回りました。

花見をしたところ、
イルカがきたところ、
女の人がよく泳ぐところ、


そういうのだけ、写真に撮ってきました。

失ったものがある以上に、得られるものが沢山あるといいです。