一ノ関駅で集合して、たかたのゆめちゃんの生まれた、陸前高田市に行ってきました。
正直なところ、震災で知った場所です。
予備知識もなく、たかたのゆめちゃんのツイッターや、グッツで知ったことがすべてです。
このツアーを逃したら、自分にとっての陸前高田市への入口がなくなってしまうと思えて、
参加しました。
BRT、初めて本物を見ました。普通の色のバスもありますが、真っ赤で、岩手県のかわいい「ゆるキャラ」が描かれているバス
とくに、たかたのゆめちゃん号、すごく可愛くて大興奮!そのほどに、本人(たかたのゆめちゃん)登場でまたまた大興奮!
BRTのキャラクターおっぽくんや、気仙沼駅駅長さんも来てくれて、集合写真。
そして、なんと、岩手交通?さんの全面協力で、たかたのゆめちゃんが初、走行中のバスに同乗!
まだまだ切ない車窓からの景色をみやりながら、バスは一路、陸前高田市へ
JR陸前高田駅は、市役所前で、市役所を見ました。
まだまだ、プレハブで、そういえば、千羽鶴を、今回の旅行中至る所でみかけましたが、市役所にも、かかっていました。
そしてここでも、たかたのゆめちゃん登場!かわいい~!!
たかたのゆめちゃんは、お花を育てるのが好きだと、よくツイッターでお花の世話や開花情報を教えてくれます。
土だらけになった海を一望できる一帯は、本当に何もない感じですが、コスモスが咲き誇っていて、とても綺麗でした。
生活をするなかで、花っていうのが、どういう存在なのか、今一度考えさせられました。
市役所では戸羽市長さんが、ツアー客を応対してくださいました。
職員も多く犠牲になり、今も全国各地、福岡市や名古屋市などから応援の職員さんがともに働いているそうです。
また、まだまだ消防署も建設できていない状況で、この市役所が公民館と同じ位置に存在していて、
会議室は英会話教室になったりするそうです。なので、予約待ちの状態なのだそうです。
大勢でお越しの際は、前もって会議室の予約状況を確かめてくださればということをおっしゃっていました。
また、仮設住宅からはやく今まで通りではないにしろ、戸建てにという声が日増しにマスコミなどでもとりあげられているけれど、
工務店がつくる家一軒にかかる時間を考えるとなかなかにテンポよくいくことがなく、不自由をさせていることに、
ジレンマを覚えている次第だというお話もされていました。
とにかく宅地ができる環境は急いでということで、陸前高田市にできた大きな大きなベルトコンベアー「希望の架け橋」
高台移転の土台作りを、ゴトゴトガタガタ、今日も、音をさせていると思います。
戸羽市長は、お若い頃、アメリカにいっていた時、福祉についての感覚に関心を持ったそうです。
今回の震災で胸が痛かったのは、とにかく避難した施設によっては、高齢者に不向きなトイレ、妊婦さんに不向きな環境
車いすには向かない状況に対して、そのまま過ごすしかない時間が続いたことだったそうです。
今回、新しく施設をつくる際は、一時避難は同じ場所でも、段差がない方がいい、手話通訳者とコンタクトをとりたい方などを
翌日からでも別に集合できて避難できるものをつくる予定だそうです。
そして、耳や目が不自由になったとき、「陸前高田市なら生活しやすいから引っ越してきた」という街にしたいそうです。
そんな戸羽市長の背中です(左)
戸羽市長は、たかたのゆめちゃんのファンクラブ、キラりん隊第一号だそうで、会員証、撮らせてもらいました。
普通は市長さんと一緒に写真を撮らせてほしいと言われるそうですが、ゆめちゃんファンには、第一号会員の凄さの方に気持ちが集中でした。
今度、国連主催の世界防災会議が仙台で開かれるそうなのですが、陸前高田市は、福祉の分野の会議の場所に立候補しているそうです。
市役所をあとにして、続いて、たかたのゆめちゃんが生まれた奇跡の一本松を見に行きました。
これが一本松かと思う間もなく、奥にある崩れかかった建物に絶句してしまいました。
いままでを知らないからここに来ることができたのかもしれないとも思いました。
水は、岩手県の水、全般的にそうですが、透き通ってて、綺麗です。
海水でこの色がたもてるというのは、そうとう水温が低くて、環境がいいからだと思います。
陸前高田市は、コスモスが満開です。 つづく