魚の「○○産」はどの漁港に入ったかで決まると聞いたことがあります。
仮に、日本海側で漁をした船が釧路港に水揚げされると釧路産になるということです。
豊後水道で獲れた鯖も大分県に水揚げされると「関鯖」、
愛媛県に水揚げされると「岬鯖」になるそうです。
酒好きの人でしたら、鵡川のししゃもが有名だけど、釧路の雄ししゃもの方が旨い!なんて方もいるのではないでしょうか。
ここでは、「鵡川で獲れたししゃも」「釧路で獲れたししゃも」と理解するのが一般的だと思います。
でも それ ホント?
極端なことを言えば、九州でも三陸でも、どっかで漁をして根室で水揚げをすれば根室産ってことです。
旨けりゃいいってもんですが、昨今旨けりゃなんでもいいと言う訳にはいきません。
2000年度に日本にいる人が食べたであろうお肉は559万トンで、そのうちの約半分が輸入肉だそうです。
(札幌では)スーパーに行けば鶏は「ブラジル冷凍」とか、羊は「オーストラリア」とか、その他にも色々見かけます。
国内産としか記されていないものもあります。
みなさんご存知の通り、加工品に産地は表示されません。
そのスーパーや市場で加工したものであれば、売られているものを見るとだいたい想定できますが、
加工品を輸入したものであれば、それがどこからやってきたのかは判ってもそれ自体がいずこのものかを知るのは困難を極めます。
味やそのものとしては私も嫌いではないのですが、
超安いハンバーガーや低価格の牛丼等々はどうしてそんなに安く出せるのでしょう。
安く出していながら企業の儲けが多大にあるということはタネもカラクリも秘密も。。。
安いことは有り難いのですが、安けりゃなんでもいいとは言えません。
なので、どちらも食べなくなりました。
巷では新たに国産食材の産地偽装が見受けられるようです。
偽装とは隠さないとならないワケがあるからするんですよすね。
出元を判らなくしてしまえば、後はどうでもいい。知ったことか。
もし、そう思っているのなら、
輸入業者でも、生産者でも、卸でも、仲介でも、小売りでも、同じ商いをしている者としては残念でなりません。
そう思っていないにしても、この人の心が起こした行動はあまりにも悲しいものです。
世界中が危ないと禁止しているワクチンの摂取義務を押し付けようとしている政府も同じです。
食材を選ぶのもひと苦労となってきましたが、
さもしい心を持たず、見ず知らずの人をも思える心をいつまでも持っていたいものです。
きっと、お釈迦様が残してくれたいい言葉があると思うのですが何ぶん疎いものでして。。。
法珠さん、もし見てたら一文頂けたら幸いです(^人^)合掌